↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
漂流者  作者: 熊さん
第三章:弥生集落の陰
PR
33/68

襲撃の知らせ

襲撃の知らせ



「お前の話し方が悪かったんじゃないのか?兵がいらないとはどういう事だ」


南の国の王は、直江津王国から帰ってきた兵の報告に怒っていた。


「まあまあ王よ、落ち着いて下さい。兵が居ない、大きな集落なのでしょ。それが分かれば、兵を二十名ぐらい出して脅せはイイんじゃないですか?」


宰相が王をなだめて、当たり前のように言った。

王は、そうだなと思い、返事を返した。


「うむ、その通りだな。兵よ、お主が隊長になって、二十名の兵を連れて、直江津王国とやらを攻め落とせ」


はい、よい返事で兵は隊長となって、進軍することになった。


南に移動するグループの男は出入りしている南の国の館から兵が出るのを見ていた。


兵とも顔見知りであったので、聞いてみた。


「兵さん、どちらに向かうの?」


顔見知りの移動するグループの男に気軽に答えてしまった。


「これから、直江津王国へ攻めに行くのだ。」


お気をつけて、南に移動するグループの男は、軽く挨拶をして、その場を離れた。彼が、春日山の海側で小屋を作っていたのも知っていた。

急いで、保倉川の小屋に向かった。


彼らは葉兵を連れてるから10日はかかる。南に移動するグループの男は、自分達なら4日で行ける。それから連絡しても間に合うなと計算した。


南の国の兵が柏崎に連れられて、何だか失敗したことは、族長は知っていた。

族長は、佐久平の巫女に話を入れて、浅間山の森に戻っていた。


南に移動するグループの男は、早めに歩いたが、四日目の朝方に保倉川の小屋に入った。


「あれ、珍しいね。夏ごろだと思ってたよ」


「叔母さん、南の国が動いたんだ。多分、春日山の海側に待機するはずだ。族長に伝えてくれ」


叔母さんは、族長が気にしていたことを理解していたので、小屋の若い奴に、浅間山の森の族長に知らせろと送り出した。


若い奴は、浅間山の森への道は、お手の物だった。二日後に小屋に着いた。


「族長、南の国の兵が動いた。二十名ぐらいで、春日山の海側に拠点を持つようです。」


族長は、佐久平の巫女に知らせた。

警備の息子である海彦と何人かを連れて、直江津王国に向かった。


連絡が来てから5日が経っていた。

直江津王国の屋敷の執務室に入った。

海彦が、王と宰相に伝えた。


「南の国の兵たちが二十名を連れて様てくるようです。」


王と宰相は、驚いて何をすべきか理解できなかった。

そこで、海彦が続けて答えた。


「我らが対処します。族長もいます。任せてください。春日山の奥にはいることをお許しください。」


王と宰相は、そうするしかなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。