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漂流者  作者: 熊さん
第二章:移動するグループ
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佐久平へ

佐久平へ



その日は、雪の残る。ある日。

王が広場に出てきた。


「今日は、新たな領地を得るために、移動するグループによって、佐久平へ向かう。」


俺は、王たるものの覚悟を知った気がした。国を治める気概を感じた。


俺も気合を入れて移動することになった。


馬を引き連れて、歩く。

総勢、100名くらいが列になって進んだ。


先頭を歩いていると、後ろから若者から声をかけられた。


「道を迷わないのですか?」


「いつも歩いてるから大丈夫だ。」


好奇心がある事は良いことだ。


妙高を抜けて、塩尻湖に着いた。


ここで簡易テントを作り、各自で休んでもらった。

翌日は、身体を休ませることをしながら、小動物を獲ったりした。


二泊したあと、千曲川が大きく蛇行している場所を目指した。

昼過ぎに着いたが、慌てずに渡ることを心がけた。

100人で渡る事は、思ったよりも大変だった。

丘に上がり、櫓を作り、大きく周りを囲み、皆で休むことにした。


少し山に入り、右手に川の流れを見ながら上田盆地に到着した。

また、簡易テントで休み、次の日は昼前に出発した。


その後は、暫く川を右手に感じながら、歩いていった。


そして、正面に浅間山が見え始めると、広い少し坂になっている平地に着いた。

到着は、湯川が見える小高い丘だった。


神殿を建てるのは丘に決定して、田んぼの耕作や小屋を建てる事が始まった。

俺は早速、浅間山の婆様の所へ向かった。


「婆様、佐久平へ皆を運びました。これから、よろしくお願いします」


「うむ、お前は海彦の子孫だろう」


俺は、祖先が海彦と呼ばれていた事を理解していたが、それが何だと思った。


「お前は海彦と名乗れ、それで拠点を浅間山に移すことが出来るか?」


俺は、呼び名なんてと思ったが、婆様が真剣な顔で告げるのであった。


しかし、保倉川の小屋は、移動するグループのたまり場であり、そこも残すことを婆様にことわり、拠点を移すことも了解した。

すると、婆様の後ろから、弓を抱えた男が見えた。婆様が続けた。


「この男は、弓使いじゃ。森のことはこいつがよく知っている。動きを伴い、仲良くやってくれ」


俺は、弓使いの男に頭を下げ、これから、よろしく頼むと言った。


婆様は、いよいよ弥生集落がここまで来たなと言い。面倒をみてやれと言って、弓使いの男と外に出た。


俺と二人は森を移動し、途中で休み、狩りをすることになった。


弓使いが木に隠れると、キツネがやってきた。

俺はキッと睨むと、キツネが逃げた。すると木の陰から弓使いがシュっと弓を使いキツネを仕留めた。

直ぐに降りてきて、キツネを足からぶら下げると、石斧で血抜きをして、木にぶら下げた。

肉を捌いて、焼いて塩をかけて食べた。

塩が珍しかったのか美味いと言って仲良く食べた。

長野盆地の縄文集落を目指して、森を抜けて集落の長にあった。


「浅間の婆様からこれから一緒にやれと言われた」


と、弓男を紹介すると、弓は、長を知っていた。

なるほど、山の主だなと感じた。


保倉川の小屋に着くと、拠点を移すことを話、残るものと山に入るものを分けた。


その日は小屋で過ごし、翌日、また森に戻った。

我らは、5人ぐらいを連れて浅間山の森に小屋を作り、新たな住まいとすることになった。


浅間山の噴煙が登っていた。


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