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Code.G.H.  作者: Shingeki
10/13

feel

お待たせしました

懐かしい夢を見た


もう遥か昔の子供のころの夢、美しくも醜くもある記憶


壁の外のどこかに俺はいた


「起きて、もうすぐ朝の点呼の時間が始まっちゃう」


「うそ?!もうそんな時間?!」


ベッドから飛び起き急いで着替え広間へ向かう


広間に向かうと子供が集まっていて、中年ぐらいの男がその近くに立っていた


小走りに集団に向かうと集団の子供の数人に話しかけられた。しかしその言葉は聞こえない


口を開き、返答をした。その言葉も聞こえない


すると中年ほどの男が「静粛に!」と大きな声を上げた


その瞬間に周りの子供たちの声が消えた


そして静かになったのを確認した中年の男が口を開き話を始めた


その時、体を揺すられ目が覚める


数秒意識が朦朧としたのち揺すられた方向に目を向けるとルーカスがいた


「起きて、あの連れてきた子の話があるんだけど」


「わかった……すぐ向かう」


椅子から立ち上がり、背筋を大きく伸ばし大きくあくびをして扉を開ける


「で、結局あいつから何か情報は手に入ったのか?」


「なにも」少々呆れた口調で肩をすくめた


「なんにも喋らないし、色々試しても無反応だから怒鳴ろうかと考えたけど、


その時何を感じ取ったのか怯えた表情になって口をパクパクして、


子供ってストレス与えすぎてパニック起こすと何も喋らないじゃん?だから一旦尋問は中止」


「そうか」


「今は女性の隊員に面倒を見てもらってるよ。監視付きでね」


「そいつは今どこにいるんだ?」


「談話室だよ。食べ物とかおもちゃとか使って色々試すのに便利だからね」


「向かうか?」


「向かうもなにも、今向かってるじゃないか」


そう言われ廊下を見渡すと確かに談話室に向かっていた


それから歩きながら他愛もない会話をしていると談話室についた


扉を開けると少女がカウンターに座り、


何もかかっていないプレーンのホットケーキをちまちま食べていた


周りでは明らかに疲れている数人の女性隊員がいた


そこにはアルファ3、もといナディア・アルベールもいた


彼女に近づくとこちらに気づいた


「リーダーじゃないですか。どうしたのですか」


口を開ける前にルーカスが話し始めた


「あの子との対話の再チャレンジですよ。リーダーも含めてね」


ちらっとこちらを見たがすぐに視線を戻した


「わかりました。ただあの子の口は岩より重いですよ」


「やるだけやってみますよ。ね?」


いつの間にか自分が少女の尋問役になっていたことにため息をつきながらも了承した


少女が座っているカウンターの隣の席に着き、話しかける


「どうもお嬢さん。さっきぶりだね、調子は?」


こちらに見向きもせずただ黙々とホットケーキを食べている


食器の扱いはある程度出来ているように見える


ちらりとルーカスの方を見るが助け船は出してくれそうもなかった


「あ~……そのホットケーキ何もかかってないが、美味いのか?」


(コクッ)


小さくだが反応を見せた。だがどうやってここから話を膨らませればいい?!


「……そのフォークとナイフの使い方はどこで教わったんだ?」


「先生…から…」


小さい声だが返事をした。ただ車の中で聞いた声色と違った


「その先生ってのは頭に白い髪と黒い髪があるおじさんか?」


「違う…頭の上がつるつるだった」


「そうか。ありがとう」


そう言って席から立とうとしたら「ん」と袖を掴まれて止められた


少女を再び見ると小さく切ったホットケーキが刺さったホットケーキをこちらに向けてきた


「食べて」


そう言われ、フォークをそっと手で持ち口に運んだ


なにもかかっていないはずなのに不思議と甘いような気がする


「ありがとう」今度こそ席を立ち、やり取りを観察していたルーカスの方に向かった


小さな声でルーカスが話した


「すごいじゃん兄貴!あの子の声を初めて聞いたよ!」


「なんとか上手くいったが……この後の尋問も俺がやるのか?」


ルーカスは少し考える素振りを見せると答えた


「やってほしいのはあるけど、報告とか間に合いそう?」


「そうだな……正直な事を言うとさっき居眠りしたせいでギリギリになりそうだが…」


「そしたらこっちでもう一度こっちで聞いてみるよ」


「わかった。頼んだぞ」


「了ぅ解」

まだまだ続きます

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