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190 一緒に!?

どうぞよろしくお願いします。

 風呂の焚きつけを始めると、リオルが来て湯加減を見てくれ、最初にギム爺さんが入る。

 その後、工房を片付けたリオルが出てきて「一緒に入らないか?」とレンに言った。


 一瞬、理解できずに固まったレンだったが、自分は男の子だったことを思い出し、でも無理だ! となった。

 

「あ……、ごめん」


 その微妙なにリオルがとたんにしゅんとなる。

 慌ててレンは言い直す。


「ごめん、その、一緒には入れない」


「だよなー。いや……」


 リオルは赤くなってから、風呂に慌てたように入って行った。

 リオルが出るのを火の番をしながら待って、火を落とした。


「ちょこっとだけ、風呂使わせて?」


「え、レンも入るの!?」


「うん、さっと汗を流すくらい、させてもらっても?」


「えっと……。

 爺さんと俺が入った後で……」


「いや、本当にお湯を少し使わせてもらうだけでっ!」


「おーい!! リオル! 早く飯を作れっ!」


 ギム爺さんの声が家の方から飛んできて、リオルが「じゃあ、最後の湯でごめん!」と言いながら、家に向かったので、言い合いが終了して助かったと思うレンだった。

 ざっとお湯で身体と髪を流し、新しい服は収納魔法から出して着る。

 汚れた服はシャツで包むようにまとめて収納する。


 家に「お邪魔します」と声を掛けながら入る。

 平屋ながら使い勝手が良さそうだ。台所は土間だが、一段上に広い部屋があり、奥の方にも部屋があるようだ。


「わしは自分の寝室が奥にあるが、リオルはここで寝る。レンも一緒でいいか?」


 ギム爺さんが台所から上がった広い居間のようなところに座っていて、レンに話し掛けた。


「はい! 毛布も持っているし、大丈夫です!」


 リオルがスープの入った皿を持って来てくれて、それを頂く。


「いただきます! ん! おいしい!!」


 レンがそう言うとギム爺さんが「ボアの骨から取った出汁を使っているからな」と教えてくれる。


「へー! 栄養ありそう。

 あ、だから、ギム爺さんもリオルも肌がきれいなのか!?」


「きれい!?」


 びっくり顔のリオル。


「うん、ふたりとも肌……、歳のわりにはきれいじゃない?」


 ギム爺さんが大笑いする。


「歳のわりにか!」


「え、あっ、失礼な意味じゃないくてっ!」


 赤くなって言い訳するレンを見て、さらに笑うギム爺さん。

 リオルは少しぽーっとした様子で「きれい?」と自分の頬を触っている。


 その時、扉がどんどんと叩かれ「こんばんはー!」とライナスが入ってきた。その後ろからジョバンニとバートが……。


読んで下さり、ありがとうございます。

ライナスは村の取りまとめ役だけど、まだ30代半ばくらいです。

ケイト、ジョバンニとバートのお父さんとは少し年下の幼馴染という感じ。

まだ、本人は結婚していない。

前に村の取りまとめ役をしていた父親と母親、そして弟がいます。

弟はカラコムの街に鍛冶屋修行に出ています。

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