どうやっても消し去ることができない苦くて黒いもの 中
お待たせしてしまって本当に申し訳ございませんでした。
ばしゃんと水しぶきが上がる。シィエ村長が拳で水面を叩いている。水面に映る自分の顔を殴りつけるように何度も……何度も。
「もっと早くに医者にみてもらえばよかった。他の薬や別の治療法を試せばよかった。もっとそばにいてやればよかった。私のせいだっ。私が不甲斐ないせいで、彼女にあんな言葉を言わせてしまった」
跳ね上がった水滴がエレネを庇うようにして立つ青年の軍服を濡らす。雨も弱まる気配はない。フードを被っているエレネですら、髪から雫が滴っているような状態だ。
やがてそうすることにも疲れ果てたのか、シィエ村長はだらんと肩の力を抜いて項垂れた。
「思い出せば苦しいだけなら思い出さなければいいんです。忘れていいと言ったのは彼女です。全部捨て去って楽になっていい。いくら後悔したって過去は変わらない。どれだけ懺悔したって罪そのものが消える訳ではない。だったら自分に都合が良いように書き換えればいいではありませんか。全部なかったことにして、またやり直せばいいんですよ」
優しい声で慰めているように見せかけて、息子はいつまでも過去の悲しみから抜け出せないでいる父親を嘲り笑っている。激しい雨がシャワーのように降り注いでいるのに、彼はまるで気にならないというように平然としていた。
エレネは水を吸って重くなったフードを少し持ち上げて、何度も見ているようでいて、あまりしっかり見たことがなかった『隣村の村長の息子』の顔を確認し、間違い探しでもするようなつもりで、注意深く親子を見比べてみる。
息子が同一人物だと言い張るだけあって、確かに二人は顔の細かな部分までそっくりだった。
「すべてはあなたが望んだことです。忘れることが得意な人間ほど、楽に生きられる。賢い人はちゃんとわかっています。人生は有限だ。一分一秒だって無駄にはできません。今が一番大切なんです。過去を振り返るのではなく未来に目を向けなくては!」
一方的に熱弁をふるい続けている息子は、エレネの視線に全く気付かない。それか、あえて気付かないフリをしている。
父親であるシィエ村長は、すべての気力を使い果たしたというように、虚ろな目をしてその場に座り込んでいた。その顔にはすでに何の感情も浮かんでいない。息子の声も全くその耳に届いていない様子だ。
ずきっと鋭い痛みを左手の甲に感じて、エレネは思わず顔をしかめた。
何だろうと目の前に翳した左手の甲に、炙り出しのようにじわっと黒い文字が浮かび上がる。そしてそれはもう役目を終えたのだというように、一瞬にして消えてしまった。
間違いなく、カタカナの『ヲ』に似た、雨の神様のしるしだった。
なぜ今このタイミングで消えてしまったのかはわからない。ただ、ひとつだけ確かなのは、しるしが消えてしまった今、エレネは祈りの道を歩いていた少女の顔も、花を胸に押し当てて頬を赤らめていた娘の顔もうまく思い出すことができなくなっているということだ。
つまり、神殿へ続く道の古い記憶も、祈りを捧げる彼女の声も、いつの間にかエレネの中に潜んでいた雨の神様のしるしが見せていたものだったのだ。
一番最初に彼女の姿を見たのは……祈りの道の端に立っている夢の中だった。幼い彼女が一輪の花を握りしめて白黒の風景の中を楽しそうに走っていた。あの夢を見たのは審問がはじまる前のことだったから、しるしがエレネの中に入り込んだのはさらにその前ということになる……
(時間切れで消滅したのではなかった……)
村長の息子の手の甲から剥がれたしるしは、そのままエレネの体の中に移動していたのだ。改めて思い返せば確かにあの時、エレネは自分のものではない寂しさを強く感じた。そして……その日からエレネは白昼夢を見るようになった。
「あの女のせいで『私』が失った時間。あの女のせいで『私』が手に入れられなかった栄光。あの女のせいで『私』が見失った輝かしい未来。それらすべてを今から取り戻すのです。この村にかつての賑わいを取り戻して、『私』を無気力で無能な人間だとバカにしてきた奴ら全員を見返して……」
「あ!」
エレネは思わず大きな声をあげてしまう。
途中でエレネに言葉を遮られる形になった息子が、興がそがれたような顔をしてエレネを見ていた。エレネが笑顔の奥にある感情まで見通そうとするように視線に力を込めて……確信する。父親と息子は本当によく似ている。髪の色も目の色も全く同じだ。眉の上にあるほくろの位置も、片目が反対の目より僅かに上にある所も同じ。しかし――
「何か、見つけられましたか?」
顔だけで振り向いた青年が、穏やかな声でエレネに尋ねる。
「はい」
エレネはその横顔を見つめてしっかりと頷いた。青年はいつものように優しく微笑んで顔を前に戻す。それだけなのに、ふわりとあたたかいものに体を包まれたような気がした。彼が守ってくれているから大丈夫。何も怖いことは起こらない。エレネはそう自らに言い聞かせると、冷え切って感覚を失いつつあった両足にぐっと力を入れた。
「あなたは、だれですか? ご自分では過去のシィエ村長だと言っていらっしゃいますが、それは嘘ですよね?」
エレネが尋ねると、シィエ村長の息子は露骨に面倒くさそうに顔を顰め、すぐさま取り繕うような笑顔を浮かべた。
「な……エレネさん、な……にを、いって……いるのか……わた……に……よくわ…………」
口のなかでもごもごとよく聞き取れない言葉を呟いてから、すっと目を逸らし、はははとわざとらしく声を出して笑いはじめた。雑な誤魔化し方だなとエレネは思う。今彼は必死に頭のなかでどう言い逃れようかと考えているに違いなかった。
「あなたは、シィエ村長本人ではないし、村長の息子でもないのでしょう?」
エレネが先程より強い口調で問い質すと。シィエ村長の息子は別人のように表情を一変させ、ちっと舌打ちをした。どうやらそれは無意識の行動だったようで、すぐさま、しまった! という表情になる。
「エレネさん、アレスであるあなたなら理解してくれますよね? 私は、あの女と生きる道を選ばなかったシィエ村長なんです。だから声も顔も全く同じでしょう? ねえエレネさん、私があなたとこの村で幸せに暮らすことで、シィエ村長は自分の人生をもう一度やり直すことが出来るんです。……あまり乱暴なことはしたくないので素直に従ってもらえませんか?」
一段低い声で付け加えられた最後の一言が本音か、とエレネは思わず苦笑する。
「声は同じかもしれません。でも姿は同じではありませんよ? 鏡像のように左右が反転しています。例えば、ほら、ほくろの位置が逆なんです」
エレネはにっこりと笑って、自らの右眉の上を人差し指でつついてみせる。
村長の息子の顔が強張り、突然二重写しになる。まるで映像を重ねたかのように別の男の顔が浮かび上がったのだ。エレネは思わず声にならない悲鳴をあげて目を背けた。
ちらっと見えただけだが、顔中に石杭に刻まれていたのと同じ模様が赤紫の線で描かれ、瞼を下ろせないように糸で縫い留められていた。真っ白な瞳は真珠でできた義眼だったのだろうか。
きつく抱きしめられ、濡れて冷えた軍服がエレネの頬に押し付けられた。青年の左腕がエレネの背中に回ってフードの上から頭を動かせないように押さえている。体温であたためられた生地からいつも使っているリネンウォーターが微かに香った。馴染みあるハーブの香りが恐怖を遠ざけエレネの気持ちを少しずつ落ち着かせてゆく。
「おまえ……その目の色……」
驚いたようにそう言ったのは、聞いたことのないしゃがれ声だ。それが誰の目の色の事を言っているのかエレネにはわからない。水を蹴り上げたような音が聞こえ、青年が大きく右手を振った気配があった。
「くそっ。もう少しだった。もう少しで神殺しの大罪をきせることができたのに! ああもう本当に鬱陶しいなこの雨っ!」
悔しそうな声が聞こえなくなってしばらくしてから、青年はエレネの肩に両手を置いて体を離す。エレネは慌てて軍服の袖口をつまむと、恐る恐る周囲を見回した。怖いならば探さなければいいと自分でも思うのに、臆病なエレネは確認せずにはいられない。
大きなあたたかい手がエレネの頬に触れる。彼はエレネの色違いの瞳を覗き込むと「もう大丈夫ですよ」と優しく言い聞かせた。彼が大丈夫というのなら、そうなのだ。エレネは幼い子供のように素直に頷いて正面に向き直る。
袖口を掴んだままのエレネに気付いた青年が、「手を繋いでいましょうか」と提案する。エレネが小さく頷いて袖口から手を離すと、青年は右手を差し出した。
彼が利き手をエレネに預けたのだから、もう本当に何も怖いことは起こらない。エレネは今度こそ本当に安心して彼の手をぎゅっと握った。
手を繋いで寄り添って立つ二人から少し離れた場所で、シィエ村長の息子が、生気を失った顔でぼんやりと座り込んでいる父親を見下ろしていた。そこにはもう蔑みの表情は浮かんでいない。彼はすべてを諦めたような悲し気な目をしていた。
その顔を見た途端に、ある可能性に気付いてエレネは目を伏せて唇を震わせる。
そうであってほしくない。でも……きっとそうなのだ。
シィエ村長の右眉の上にある目立つホクロは、息子の左眉の上の同じ位置にある。シィエ村長は左目の目尻が右目より高い位置にあるのだが、息子の方は左目ではなく右目の目尻の位置が高い。
――雨は少しずつ弱まってきている。
今、ここで答え合わせをしなければならない。間違っていてくれるといい。勘違いであってほしい。そんな僅かな可能性に期待しながらエレネはゆっくりと口を開く。
「私たちは、鏡を見る時以外は自分の顔を見ることはできません。自分の姿より自分以外の姿を映している時間の方がきっとずっと長い。だから、自分の姿は思い出せなくても、大好きな人の姿は覚えていた。声も仕草も全部全部覚えていた。……きっと、そういうことなのですね」
エレネは一度そこで言葉を切って、小さく息をつく。
「小さな女の子だったあなたは、片手に花を握りしめて転びそうになりながら走っていた。私と同じくらいの年になったあなたは、大好きな人とずっとずっと一緒にいられますようにと、雨の神様に願っていた。そして……大人になったあなたは天気雨が降る中で、夫婦の誓いを立てていました」
ゆっくりと顔を上げたその人は、手を繋いでいるエレネと青い瞳の青年を眩しそうに見つめた。口元に穏やかな笑みを浮かべて。
「そう、私たちはこの場所で、一生幸せにすると誓い合ったの」
男性の声に女性の声が重なっている。そして、そう言い終わった瞬間に、その人の姿は一瞬にして人の形をした灰色の影の塊に変わってしまった。石杭が抜き取られた時にも感じた、湿った古い土のにおいが周囲に振り撒かれる。そのにおいはエレネに『死』や『墓地』いったものを連想させた。
灰色の影の塊のかたまりに姿を変えたその人は、現実を見る事をやめてしまったシィエ村長に向き直る。そして、物語を語り聞かせるようなゆったりとした口調で語りかけた。かつて彼の妻であった頃の声で。
「あなたの幸せを祈らなければいけないってわかっている。私はもうあなたのそばにいられないし、二度とあなたに触れられない。だから全部諦めなければいけない。……でも本当はいやなの。どうしてもいやなの」
シィエ村長がぴくっと肩が震わせる。ゆっくりと二回まばたきをした後、のろのろと何の感情も浮かんでいない顔を上げた。
「あなたの悲しみに寄り添って一緒に生きてくれる人に出会って、幸せになってほしい。そう伝えるのが正しいっことだって、頭ではわかっているの。でも、どうしてもそれはいや。私だけを好きでいてほしい。私だけをずっと愛していてほしい。……お願い、私を忘れて幸せになんてならないで」
灰色の影を中心にして波紋が生まれる。それは雨粒が作る小さな波紋を押し流しながら大きく広がってゆき、エレネの足元まで到達した。
波紋に触れた瞬間に流れ込んできたのは、生前の彼女の記憶だった。
綺麗な思い出だけを残したいと、彼女は思っていた。最後まで気丈に笑っていようと心に決めていた。でも、実際の闘病生活はそんな生易しいものではなかった。
今まで当たり前にできていたことができなくなってゆく。先が見えない漠然とした不安をどうしても打ち払うことができない上に、何をしても消えない痛みはどんどん彼女の精神を疲弊させていった。徐々に自制心が失われてゆく。
神様に祈っても祈っても、病状は悪化する一方だった。
気持ちが沈みがちになり、まず眼つきが変わった。神様を恨んで、笑っている人を憎んで、この世界のすべてを呪った。
どうしても不安や苛立ちを抑えられず、献身的に看病してくれている夫に対して暴言を吐き続けてしまうこともあった。そういう時彼は、彼女が落ち着きを取り戻すまで黙って言葉の刃を受け止め続けていた。
「大丈夫だよ。平気だよ。辛くないよって平気な顔で笑っていたかった。綺麗な思い出だけ残したかった。でもできなかった。……あんな私は醜くて、きらい。だから、あなたの心から全部、消し去ってしまいたかった」
灰色の影の塊に変えられてしまったその人のからだは、雨粒に触れる度に薄くなってゆく。エレネとほとんど同じタイミングで波紋に触れたシィエ村長は、きょろきょろと何かを探すように周囲を見回し影に気付くと、感情のない目でじいっと顔にあたる部分を見つめ始めた。
「私があなたを不幸にしたの。私があなたの時間を奪った。あなたの笑顔を奪った。あなたの未来を奪った。それでも足りなくて、最後にあんな言葉を言ってしまった。あの言葉のせいで、あなたはずっと後悔に苛まれ続ける事になった。生きる気力を失って抜け殻のようになってしまった。でも……それが、それこそが、私の望みだったの」
水や雨に触れている部分から、影はどんどん薄くなってゆく。声も小さくなって、今にも雨音にかき消されてしまいそうになっている。
「私がいない世界であなたは不幸になった。それが私の望みだった。私は今心から満足している。――だから、ね、こんな性悪な女のことなんて、もう忘れていいの」
膝まで水につかった村長は、今にも消えようとしている影を見つめたまま小さく首を横に振る。「……っ。……っ」唇が小さく微かに動いている。でも、それはどうしても声にならない。何かが邪魔をしている。
「リュシア、或いは、ルーシア、です。あなたの唇はずっとその形に動いている」
それまで黙っていた青年がシィエ村長に向かってそう告げる。少し表情を動かした村長は、耳に届いたその音の響きを噛みしめるように目を閉じる。そして、雨空を見上げて「ルーシア」と、舌の上で転がすように恐る恐る呟いた。
「いつも見ていたから、自分の姿よりも覚えている。いつも呼んでいたから、自分の名前よりも馴染んでいる。だから、エレネさんの隣に立った幻が誰であるのか一目でわかった。『ルーシア』が誰の名前であったのか、今もすぐに気付いた。……忘れられるはずない。その目に焼き付けた人の姿を、呼び続けた名前を」
その言葉を聞いたシィエ村長の瞳に光が戻る。
「ルーシア!」
シィエ村長は気力を振り絞るようにして立ち上がり力強く呼びかけた。その瞬間に、霧のような影は、泣き笑いの表情を浮かべた女性の姿に変わる。透き通った彼女の体の中に柔らかい雨が降り注いでいた。
「あなたはあの日の誓いをちゃんと守ってくれた。さいごのさいごまで私は幸せだった。あなたが永遠の眠りにつく時に側にいられなくて、ごめんなさい。……これでどうかな? 今度はちゃんと伝わった?」
目に涙を浮かべたルーシアが一生懸命笑顔を浮かべようとしている。その姿が雨に溶けるように消えてゆく。瞬きもせずに妻の顔をまっすぐに見つめながらシィエ村長は歯を食いしばって何度も何度も頷いていた。
「……よかったぁ」
胸のつかえが取れたような晴れやかな顔で、ルーシアは笑う。そこには、一輪の花を握りしめて踊るように走っていた幼い頃の女の子の面影が残っていた。
ルーシアが消え去った瞬間に水面に落ちたのは、とても小さな白い欠片だった。
シィエ村長は必死に手を伸ばして、水底に沈んでゆく欠片を拾い上げると、震える両手でそっと包み込んで額に押し当てた。
雨が止んで、雲の切れ間から光が差す。同時に水が引き始めて、大きな石がゴロゴロと転がる地面が見え始めた。
まるで空へと続く梯子のように、幾筋もの光が天から水面へと降りてくる。その光が落ちた場所から、緑色の芽が顔を出した。時間が早送りされているようにすぐに双葉が開いて本葉が顔を覗かせる。葉の形も草丈も異なる様々な植物たちが、スポットライトのような光を浴びながら天に向かってぐんぐん茎を伸ばしてゆく。やがて茎の先に蕾がついて、色とりどりの花を咲かせ始めた。
それは、とても美しいけれど……奇抜な風景だった。
子供が飛び越えられるくらいの細い流れの両端に、色鮮やかな春の花に夏の花、落ち着いた雰囲気の秋の花や冬にひっそりと咲く花までが、季節感などまるで無視して一斉に咲き誇っているのだ。
……ああでも、とエレネは小さく微笑む。大好きな花が一度に見られて、きっとちいさな女の子は喜ぶだろうなと。
もしかしたら、幼い頃のルーシアは雨の神様に「どうしたら大好きなお花を全部一度に咲かせることができますか?」と尋ねたことがあったのかもしれない。
それは……なんて可愛らしい願い事だろう。
そう思った途端に込み上げてくるものがあった。何度も瞬きをしてエレネは目の端に浮かんだ涙を散らす。
何かに呼ばれたようにふと顔を上げたシィエ村長は、季節と無視して咲き誇る花々を見て、一瞬呆けたような顔になり……思わずといった感じで小さく笑う。両端が上がったまま唇が大きく震えて、瞳から大粒の涙が溢れ出した。
「ルーシア!」
最初ひきつった悲鳴のようだったか細い声は、どんどん大きくなっていった。
「ルーシア! ルーシア! ルーシア!」
両手を胸に押し当てて、誰に憚ることなく号泣しながら名前を呼び続ける。
今咲き誇っている花たちは、ルーシアが雨の神様に捧げ続けていたものに違いない。花の数だけ彼女はここで祈りを捧げていた。だからこれは、彼女の生きていた証なのだ。
風が吹いて色とりどりの花たちが大きく揺れる。
本来なら出会うはずのない花同士が、はじめまして! と挨拶を交わし合っているみたいだとエレネは思った。揺れる花々の中に、いたずらっぽい目をした小さな女の子が隠れているような気がして、大きく辺りを見渡しその姿を探す。
でも、涙のせいで何もかもがぼやけてしまって――
もう……何も、何も見えない。




