モンスター…って…!?
「は…?」
クマ…?クマァァァァあああ!???
そう、クマである…が、明らかに普通のクマとは違う。
毛は黒紫色で目が真っ赤に充血している。しかも体の大きさが明らかに大きい。体長何メートルあるんだ!?角が生えてるし…
「何だあれ明らかにモンスターじゃん、私、武器処かひのきのぼうすら装備してないんですけどー!!!!」
というかモンスター!?現実にあんな生き物いないじゃん!そうか…私は気づかないうちに夢を見ていたのか…
「って、そんなわけないか…!」
だって今まさにそのクマが襲いかかって来たからである…って、動き早くない!?
「うわぁっ…?!」
何とかクマの初撃を避ける。大降りで助かった…
しかし、クマは当然まだすこぶるヤル気である。
「ちょ、待てよ!」
キム○クじゃないけど言いたくなるわ!ちょっと待てクマ落ち着けぇぇぇ!!!
しかし、相手はクマ(モンスター)そんな言葉が通じるハズもなく…
「いっ……!!!」
強烈な一撃を体に感じ吹っ飛ばされてしまったのだった。
「が、っ…う、ぐぅ……」
体を木に強かに打ち付け、肺から強制的に空気が吐き出され共に吐血する。木に凭れ掛かるように倒れたは良いが一歩も動けない。立ち上がることすら不可能だ。
「げほっ…が…ぁ、ぅ…」
苦しい、痛い、動けない…
頭と体が破裂しそうに痛い、じんじんと熱を帯びて痛みがどんどん強くなる。口の中も吐血したせいかはたまた中を切ったのか血生臭い。
グガァァァァァァアアア!!!!
クマが目の前で大きく振りかぶる。今度の狙いは頭だろうか…?
避けなきゃ…ならないの、に…
意識が…落ちる…落ちてしまう…
「ああ、死ぬのか」
私が死んだら遥が泣いちゃう、遥が一人になる…
遥、はるかごめんね
意識が途切れる間際に思った事は、何故か両親の事ではなく泣き虫で優しい、親友への懺悔だった。
「…?こんなところ何故に子供が…?」
この出会いが、邂逅が、この世界に、その少女に大きな影響を与えることを、まだ誰も知らない。




