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ぐうたら三男は古代魔語で悠々自適生活を目指す  作者: シロネル
2章

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第四十九話 ぐうたら三男、七分以内にどうにかしろと言われる

『王城上層への到達予測、七分後』


「無理だろそんな短時間!」


 レイの悲鳴が地下広間へ響く。


 だが球体は無慈悲だった。


『侵食拡大型のため対応猶予は短時間です』


「説明がゲームの警告文なんだよ!」


 本当に嫌だった。


 しかも。


 広間には大量の侵食個体。


 中央には仮面の男。


 後ろには騎士団。


 完全にボス戦構図である。


「帰りたい……」


「現実逃避している場合ではありません!」


 セシリアの雷撃が大型侵食個体を吹き飛ばす。


 轟音。


 だが。


 再生。


「ほんとしつこいな!?」


 アルベルトも拘束術式を維持しながら顔をしかめた。


「侵食核がどこかにあるはずだ!」


「だろうな!」


 レイは仮面の男を見る。


 おそらく。


 あれが中核。


 だが単純撃破は危険。


 管理権限系統だ。


 何が起きるかわからない。


『継承者』


 仮面の男が静かに言う。


『時間がない』


「それこっちの台詞だからな?」


『選択しろ』


 黒い術式がさらに広がった。


『統合か』


『排除か』


「第三の選択肢で帰宅したい」


『却下』


「だろうと思ったよ!」


 その瞬間。


 黒穴からさらに巨大な影が現れる。


 四足。


 黒い外殻。


 巨大顎。


「うわ今度は犬!?」


『侵食獣型を確認』


『高脅威判定』


「高脅威多すぎ!」


 侵食獣が咆哮した。


 ズガァッ!!


 突進。


 騎士団防壁へ激突する。


「ぐあぁっ!?」


 防壁崩壊。


 騎士数名が吹き飛んだ。


「まずっ」


 レイの顔色が変わる。


 侵食獣はそのまま騎士へ襲いかかった。


「死ぬ!」


 レイは即座に術式展開。


『座標固定』


 侵食獣の動きが止まる。


 空中静止。


「よし!」


 だが。


 その瞬間。


 仮面の男が右手を振った。


『権限干渉』


「っ!?」


 固定術式が揺らぐ。


 侵食獣が無理やり動き始めた。


「うわ突破してきた!」


 完全に権限バトルである。


 セシリアが即座に援護。


『雷槍連撃』


 連続雷撃。


 侵食獣へ直撃。


 爆煙。


 しかし止まらない。


「硬すぎます!」


「侵食強化されてる!」


 アルベルトが叫ぶ。


「レイ君、核を探れ!」


「わかってる!」


 レイは目を細めた。


 管理権限。


 接続。


 侵食流。


 全部見える。


 嫌な方向に慣れてきた。


「……いた」


 侵食獣の胸部。


 黒い核。


 しかも。


 周囲空間へ接続されている。


「空間共有型かよ」


『正解』


 仮面の男が静かに言う。


『学習速度が高い』


「褒めんな」


 だが。


 構造は理解した。


「なら――」


 レイの右手へ青白い光が集まる。


『接続遮断』


 瞬間。


 侵食獣と周囲空間の繋がりが切れた。


「今!」


 セシリアが即座に反応する。


『収束雷砲』


 巨大魔法陣展開。


 青白い雷光が一直線に走った。


 轟ォォォッ!!


 侵食獣の胸部を貫く。


 核粉砕。


 侵食獣が崩れ落ちた。


「やったか!?」


 騎士が叫ぶ。


「その台詞やめろ!」


 レイが即座にツッコむ。


 案の定。


 黒穴の奥から。


 さらに巨大な魔力反応が現れ始めていた。


「ほらぁ!!」

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