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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第314話 1541年 11歳 小島達の帰還、若様の大盤振る舞い

<緊張!帰ってきた功臣たち>


安田「何やら久しぶりの登場で緊張しますね、若様。忘れられてませんでしょうか?」


俺「安田は何を言っているのだ。長い間、小島兄弟や黒子や三姉妹は苦労して琉球革命を成功させてきたのだから、論功行賞だよ。


早速と始めよう。まずは小島兄弟だ」


小島兄弟が前に出てくる。


俺「小島、本当に良くやったぞ。


今度、軍団編成を変えて、第一軍団長 柿崎、第二軍団長 馬場、そして第三軍団長 小島として正式に発足した。


それぞれ五千から始めて、二万人位までは状況に応じて増やしても良いものとする。


軍団長として、これからも精進するように。千貫だ」


小島が軍団長になったと聞き、興奮する小島兄弟。


小島は「万を率いる侍大将になりたい」と言い、武芸大会に参加していたときの夢が叶ったのだ。(第48話参照)


小島は、弟達の前で泣くのを必死に堪えていた。


それを見て小島の気持ちを知る弟達も涙ぐんだ。


安田「兄貴、良かったですね」


おいっ、安田はいつから小島の弟になったんだ?


大助にも千貫を渡す。


俺「大助、お前、小島兄弟になって良かったな。もう少しで蝦夷地のクマと結婚する所だったんだぞ。千貫だ」


大助も照れる。


ちなみに財布は三上姉妹が預かっているそうだ。


論功行賞は次々と進む。


俺「山田、お前の活躍は聞いている。礼儀も身についてきたし、どこに出しても恥ずかしくないな。千貫だ」


山田「若様、ありがとうございます。兄者のおかげです。


それと若様、河合だけではなく、私も戦略論のお話を聞かせて下さい」


うーーむ。


この前の夜、河合にクラウゼヴィッツの戦争論の要約を話してやったのだが、あいつの質問がしつこくて朝までかかってしまったのだ。


二人となるとかなり面倒だなーーー。


俺「……どこかで本にしておくから、それを読むように」


せっかくだから、西洋の古典から最新までの戦略本の要約を俺が覚えている限り出版しておけば、長尾家の皆が勉強してくれるだろう。


俺「淀橋、お前、三日間寝ないで仕事していたって聞いたぞ。やれば出来るんだな。


千貫だ」


山田「若様、淀橋は帰りの舟での十四日間は、生存確認が必要な位寝てました」


まぁしょうがないな。


<波乱!褒美が止まらない>


続いて黒子に移る。


俺「大谷、山田の救出が見事だったと聞いた。これからの黒子が楽しみだ。千貫」


大谷「若様、ありがとうございます。これからも黒子の出番を増やして下さい」


俺「そしたら、早速と案件が控えているんだよ。後で、作戦会議室に来るように」


えっ、という顔をする大谷。


木杉が小声で言う。


木杉「バカ」


俺「木杉、津村との結婚おめでとう。家とか家具とか、これで良いのを買え。千貫と結婚祝いの三百貫だ」


俺「津村、聞いたぞ。琉球王国の親衛隊長を断って、木杉との結婚を選んだんだろ。


その親衛隊長を部下の早瀬に押し付けてきたんだろ? 千貫だ」


津村が、いや~と頭を掻く。


次に赤目の三姉妹だ。


俺「すみれの事は聞いたぞ。がんばれ。まぁ良いのは見つかるよ。それぞれ千貫だ」


長女、次女「ありがとうございます」


三女すみれ「若様、それと……」


尚世真王から貰った腕輪と首飾りを出してくる。


俺は苦笑いした。


俺「赤目滝から聞いたぞ。普通は献上で終わりだぞ。


そしたら、菊姫が出している最新の着物とか、最近は金の加工品を作成している。金の腕輪とかに交換してやろう。


但し、戦闘中に付けるなよ。腕ごと持っていかれるぞ」


三女すみれが、してやったりの表情をする。


長女と次女が、いいなーーーという顔だ。


俺「葵と楓にも着物をやるよ。菊姫に言っておく。好きなのを選べ」


長女、次女もこの大盤振る舞いにキャーキャー喜ぶ。


三女すみれ「私のおかげよ」


エッヘン顔だ。


うるさいので三姉妹を壇上から下げる。


<静寂!五百の命に捧げる>


俺「成功の影には、それを成功に導くため犠牲になった者が五百名いる。


琉球に眠る戦士のために黙祷」


大広間に、波の音のような静けさが落ちた。


遺族には五百貫ずつ送る。


最後に参加した馬場達には三百貫ずつ。


一般の兵士には、百貫が配られた。


あまりの大盤振る舞いに、菊姫と鶴姫が呆れる。


他の大名家ではあり得ない金額だ。


しかし、今の長尾家は蝦夷地収入、蝦夷地商品、鴻之舞金山、越後の工芸品である鉄製品、農機具、大工道具、紙、薬、醤油、酒、明国産の蚕と織物機械で製造した着物、佐渡ヶ島金山、亀山社中の高利貸しに加えて、西洋帆船が今は300隻となり、日本全国で取引をしているのだ。


そして、これに琉球での取引が始まり、海外取引が莫大な収入となるだろう。


これだけの収入なので、命がけで頑張る武将に分配しているのだ。


金は減る。


だが、信は増える。


その信が、いずれ天下を買う。

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