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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第275話1540年 10歳 亡命王子は琉球王国で革命が出来るかな(4 亡命王子、首里でまさかの指名手配)


< 首里しゅり >


首里とは、琉球の第一都市であり、王城・政治・宗教の中心である。


一行は、襲われた場合の事も考え、五十人ほどで那覇から首里へと向かう。

約一時間半ほどで着く。


港町の那覇とは違い、首里は政治の中心なので雰囲気は異なる。

住民がよそ者を避けるのだ。


尚王子は周りを見渡し、自分の先祖が大きくした首里を、どう取り返すかと考えを巡らす。


山田「五十名は分散させると集団としての意味を持ちません。ですので少し目立ちますが、大きめの旅館に宿泊しましょう」


琉球出身の喜屋武が少し考える。


喜屋武「そしたら首里で一番大きな宿に案内しましょう」


王子「頼みます」


周りを警戒しているのは三姉妹だ。

長女は前方、三女は真ん中、次女は後方を警戒している。


ふと三女を見る。

三女はうっとりと尚王子だけをガン見して、全く警戒をしていない。


次女はあわてて三女の所に行って、頭を拳でゴツンした。


次女「あんた、何やってるの!! 全員を危険に晒してんのよ」(小声)


三女「だって恋しちゃったもん、しょうがないじゃん」(小声)


次女「忍者辞めちまえ、そんなもん(怒) あんたが警戒怠ると王子を危険に晒してんのよ、分かっているの?」(小声)


三女「わかったわよ、王子のためなら何だってするわ」(小声)


次女「頼むわ、本当」(ため息)


<首里の空気>


そうこうしているうちに、大きな通りの端にあり、馬を止める馬小屋も多く備え、建物が一際大きい宿が見えてきた。


喜屋武「着きました。ここです」


小島「でかいな。飲み屋が近いかな?」


山田「兄者、ダメですよ」


小島「うーむ、李超と飲みたいからなー。部屋で飲むか。おい李超、部屋で飲もうぜ」


李超「おう、なんかつまみでも買ってくるぞ」


大谷「小島隊長、追手がいつ来てもおかしくないんですよ」


李超「追手が怖くて酒は飲めないぞ。俺達倭寇は常に追われているんだぞ」


小島「そうだぞ大谷、俺達は酒が強いからそうそう酔わない。李超、お前もそうだろ」


李超「おーよ。お前とは気が合うな。俺はお前と一緒に戦うのが楽しみだ」


小島「教えてやろう李超、俺は強いぞ」


李超「俺もだ(笑)」


山田「兄者、もういい加減にして下さい、李超様も。二人とも中入りますよ」


この旅で苦労が多い山田が、王子と宿の中に入り、手続きをしている。


周りを警戒している大谷と黒子が慌ただしくなる。

大谷が小島に、緊張した面持ちで話す。


大谷「隊長、旅館の者が王子の顔を見て何やら慌ただしくなりました」


小島も李超と馬鹿騒ぎをしていた顔から、急に真剣モードになる。


小島「原因を探ってくれ」


しばらく立つと、黒子から大谷へ連絡があった。


大谷が小島に言う。


大谷「王子が指名手配になったようです」


<危機! 首里で露見>


小島が驚く。


小島「なぜだ? こんなに早く、我々の行動がわかるはずないだろう」


大谷「推測ですが、越後の旗と明国の旗を掲げた船が来航して、越後の人間と明国の人間が親しげに話しているのを見て、兄者と王子の会話に聞き耳を立てていたのでしょう。外国船は常に監視対象だったものと思われます」


王子が、しくじったなという顔をしている。


小島「山田、策を考えろ」


山田は、こういう時、自分を頼りにしてくれる小島が好きなのだ。

山田は困った顔をしながら、少しにやける。


山田「ここは土地勘のある酒弟(喜屋武)を頼りましょ」


山田は喜屋武を呼び、小島と李超の方を見て、しょうがねーなーという顔をする。


喜屋武「長兄(小島)、王子、裏通りの方からならず者しかいかないような道へ行けば、役人は入れません」


王子は覚悟を決めたような顔をする。


王子「役人から追われる事は、早いか遅いかだけの違いです。ここにいるのは一騎当千の皆々様です。少しの木っ端役人が来ても粉砕するだけです。堂々と裏通りに行きましょう」


小島も李超も、王子は話がわかるなと感心する。

凡人であれば皆を叱責する所だ。


しかしここで一人、小島や李超を小声で叱責する人間がいた。

三女菫である。


三女「本当にもー、小島隊長も李超も王子様を危険にさらすなんて(怒)」


その横で長女と次女が「お前も見張りサボってたろ!!」と突っ込んでいた。

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