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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第271話 ドジ忍者蛍の細腕繁盛記(その4 蛍対甲賀の里の女忍者)



蛍があまりにも居眠りをするため、今度はお蝶課長から店の前の掃除をする仕事を言いつけられていた。


蛍(これは、部長の仕事なのかしら?)


蛍が箒で店の前を掃いていると、血だらけで取立課の平社員(男)が帰ってきた。

蛍が驚く。


蛍「どうしたの? とりあえずお医者さん呼ぶわ。中に入りなさい」


血だらけの平社員が泣きながら


平社員「部長、すいません、すいません。取り立てようとしたら、奴ら野武士を雇って来たんですよ」


蛍「何人?」


平社員「2人です。」


騒ぎに気づき、店からも人が応援に出てくる。

甲賀の里から抜け忍となった赤も出て来た。


赤「今度は野武士だって、貸金業も楽じゃねーな」


赤の顔と声を聞いて、反応した者が2人いた。

白と黒という女忍者だ。


白「あー、見つけたぞ、赤。甲賀の里に戻れ」


白が赤の手を捕まえる。

黒が赤の後ろに回り、首の周りを手で締める。


蛍「止めなさいよ。黒白」


白「そういうお前は、蛍」


黒「蛍、お前はいらん。長老達もお前がいなくなってホッとしてるぞ」


赤「そうだろうなーーー」


蛍「うるさいわねー。とにかく赤の手を離しなさい。100文ずつ白と黒にあげるから」


白「嘘つけ、貧乏蛍がそんな金を持っているわけないだろ」


黒「蛍は任務をこなせないから一番貧乏じゃねーかー」


赤は白と黒に拘束されながら


赤「イヤ、今の蛍はそうでもないぞー」


蛍は懐から200文出し


蛍「ほれほれ、黒に100文、白に100文。赤の手を離したらあげよーーかなーー」


黒「何で貧乏蛍がそんな大金持っているんだ?」


赤「私も驚いた。蛍のクセに一山当てたぞ」


白「蛍のクセに生意気な」


蛍「そんな事言うならあげない。私は店に戻る」


赤「わかった。わかった。白と黒、お前たち100文受け取れよ。お前達も生活苦しいんだろ。甲賀だもん」


黒と白は二人で顔を見合わせる。

蛍は黒と白に100文ずつ握らせる。


蛍「そしたら黒と白、ついでに赤もご飯食べに行こう」


三人「へっ(驚く)」


蛍「いいじゃん。久しぶりに一緒に食べよう」


赤「私は行くぞ。これは蛍のおごりだぞ」


蛍「もちろん、私が出すよ」


黒白が驚く。


黒「甲賀の里一番ドジで」


白「一番貧乏な蛍が」


黒白「金持ちになっている!!!」


どうであれ、どうやって金持ちになったか聞きたいのは古今東西変わらない人情である。


<ざわつく再会>


黒「赤はいつでも捕まえられるけど、蛍がどうやって金持ちになったか知りたい」


白「蛍なんだから金持ちの男を捕まえる事は絶対出来ない。どうやったんだ?」


蛍「うるさい。行こう」


そう言って、いつものカズが教えてくれた少しお高めの店に行く。

もう蛍は常連客として、店もVIP待遇にしている。


蛍「ここのはどれ食べても美味しいよ」


黒「だから、蛍どうやってそんなお金を持っているんだ?」


白「蛍のクセに稼げるなんて、そんな馬鹿な事があってたまるか」


蛍「何、さっきから蛍のクセに蛍のクセにって。私はやる時はやる女なのよ。今までそういう機会がなかっただけよ」


ぷりぷりと怒る蛍。


赤「かいつまんで言うと、黒と白は越後の長尾家知っているだろう」


黒白が頷く。


赤「蛍はそこの若様とつながったんだ。デカい仕事して信用作った」


黒白が驚く。

蛍はエヘン顔だ。


赤「それでこの長尾家がやっている金貸し業の蛍は二番手だ。忍者の里で言うと忍者副頭だ」


黒「信じられない」


白「それでそんなに金を持っているのか・・・・」


黒白ためはーーーー


赤「それで、私もこーーーんな蛍でも稼げるのならって事で甲賀の里を辞めた」


黒「あんた達は、里に親いないから抜けられるんだよ」


白「そうだよ。私達、里に親いるから抜けられないよ」


蛍「そしたら、あんた達、時々こっちの仕事手伝いなよ。出来高で給料だすよ」


黒「いいのか?」


蛍「だって仮にこの赤を甲賀の里に連れ帰っても50文も貰えないでしょ」


白「確かに」


蛍「そしたら300文あげるから、ダメでしたって上忍頭に言えばいいじゃん。ちょっと叱られるだけだよ」


黒「叱られ慣れてる蛍と違って、私等には堪えるんだぞ」


蛍「いいじゃん。明日回収手伝ってよ」


<危機!回収現場>


次の日の朝。

蛍は白黒赤とお天係長と取立課の社員を連れて、例の野武士2人を雇っている店に行く。


蛍「お天、ここの契約内容はどうなっているの?」


お天「野島の時と同じで、期限まで払えなかったら店ごと頂きです」


蛍「お天、作戦考えて」


お天「そしたら、私が正面で囮でおびき寄せますので、三人で両側面からの同時攻撃でやっつけちゃって下さい」


黒白赤「おっしゃーーー」


蛍「そしたら私もお天と一緒に行くよ」


蛍とお天が正面から店に入ろうとすると、ガラの悪そうな野武士が出てきた。


野武士A「今度はお嬢ちゃん二人かい」


野武士B「一人はともかく、一人は可愛いな」


蛍(可愛いのは私ね、お天も可愛いけどね)


(野武士が言ったのは無論逆である)


手筈通り、野武士の両側面から手裏剣で野武士に傷を負わせていく黒白赤。


蛍とお天は距離を取り、見守る。

蛍の目に店の主人が映った。

蛍の目がキラリ。


これだ


蛍が店の主人に近づき、クナイを店の主人につける。


蛍「あんた達、武器を捨てなさい。店の主人の命はないよ」


しかし、店の主人があっさりと蛍のクナイを取り上げ、蛍にクナイを突きつける。


店の主人「おい、お前たち武器を捨てろ。そうじゃないと、この間抜けな女の命はないぞ」


野武士2人相手に優勢に進んでいた黒白赤は


黒「蛍のアホー」


白「蛍の足手まとい」


赤「蛍のボケー」


赤「すまねー、武器捨ててくれよ。黒白。多分命まで取られねーよ」


黒「しょうがねー」


白「蛍に関わったのが間違いだったぞ」


黒白赤が武器を捨てた。


店の主人の後ろから平社員が店の主人を棒で殴る。

店の主人がクナイを落とす。

クナイを拾う平社員。


平社員が店の主人にクナイを突きつけ


平社員「野武士に武器を捨てて、退散するように言え」


店の主人「お前達、帰ってくれ」


野武士二人は黒白赤からの攻撃を防ぎながら退散していった。


蛍「計算通りね」


黒白赤「嘘つけーーーーーーーーーー」


<蛍部長>


そんなこんなで店の主人を叩き出し、またもや店ごと回収した蛍。


黒「蛍、お前さーー、この仕事向いているんだよ」


白「そうそう、忍者は決定的に向いてない」


赤「そうだよ、人を殺せないってワンワン泣いてた奴に忍者なんて無理無理」


蛍「うるさーーーい。そしたら黒と白、暇な時に顔を出して、仕事回すよ」


黒白「ありがとよ、蛍」


そして、またもや回収額がブッチ切りでトップになった蛍部長であった。

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