第268話 1540年 10歳 虎千代の6千人移住者の移動だぞ(③虎千代、六千人移住の中で将来の部下を狙う)
虎千代(将来の上杉謙信)
<緊迫の初任務>
①虎千代と河合信房(軍師)
虎千代「やったぞ、初任務だ。移住だから、敵が来ないのは残念だけどな」
河合信房「虎千代、甘い見方は身を滅ぼす元だぞ。移住者は金や食料を多く持つのだぞ。越後に仇なす国人や盗賊が来るやも知れん。だから若様も五百の軽騎兵を付けたのだ」
虎千代「それは、良い事聞いた。楽しみだ。」
河合信房「楽しみというが、そもそも虎千代はどういう武将になりたいのか?
戦闘しか見えぬ武将は、食料と金を失って負けるぞ」
虎千代「俺は、武将である前に武士でありたい」
河合信房「虎千代は武将と武士の違いは何だと思うのだ?」
虎千代「武将とは金が目的で戦う人で、武士とは思いを叶える目的で戦う人だ。俺は金以上に大切な物のために戦いたい」
河合信房「虎千代にとり金以上に大切な物とは何だ?」
虎千代「今はまだ、わからない。でもいつか必ず見つかると思う。」
河合信房「虎千代は、理想家だな。戦ってたら満足だと思っていた(笑)」
虎千代「師匠は失礼だぞ(笑)」
<危機の道中、鍛えられる虎千代>
②虎千代と胤早、胤剛
六千人の移動が出発した。
前回参加者の環金鉄男、鬼瓦武蔵がいるので全てがスムーズだ。
一日の終了後、虎千代は胤早、胤剛から十字槍の稽古をつけてもらう。
胤早「虎千代は槍の引きがまだまだ遅い」
胤剛「虎千代は、足への攻撃が少ないぞ」
訓練終了後、流石の虎千代も大汗である。
虎千代は胤早、胤剛と汗を拭きつつ話す。
虎千代「師匠達は将来どうするんだ? このまま越後に残るのか? 宝蔵院に戻るのか?」
胤早「実は俺達も悩んでいるのだ。」
胤剛「最初は宝蔵院に戻るつもりだったが、ここでの暮らしと宝蔵院だと刺激が違う」
胤早「金もだろう(笑)」
虎千代「だったら将来、俺が軍団持ったら俺の部下になってくれよ」
胤早、胤剛は顔を見合わして笑う。
虎千代「そこは笑う所じゃないぞ」
胤早「そしたら俺達二人と槍、刀、弓全てで打ち負かしたら、俺達は虎千代の軍団に入るよ」
虎千代「やったー、本当だな。男の約束だ。二言は許さないぞ」
胤剛「その代わり、明日から一杯稽古してもらわないとな」
虎千代「望む所だ。お前達二人を部下に出来るなら俺は血を吐くまでやる!」
胤早、胤剛二人は出来る訳ないと笑う。
虎千代「だから、そこは笑う所じゃないぞ」
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