第267話 1540年 10歳 虎千代の6千人移住者の移動だぞ(②安東家の領地より、1万人の若者が欲しい)
<緊迫の大移動>
今回、『安東家』と『南部家』の領地で募集をかけた所、35歳以下の男女が1万人集まった。
本人達に確認を取り、6千人が『越後』、4千人が『蝦夷地』に行く事となった。
志村が隊長である。
前回、『幾内』から『越後』への移住を成功させた馬場から、アドバイスと人員の補助を受けた。
前回参加者の『環金鉄男』、『鬼瓦武蔵』。
ついでに鍛えて欲しいとのことで、
『虎千代』(将来の『上杉謙信』)、『河合信房』(軍師)、『胤早』と『胤剛』(十字槍使い)、『数丸』(軽騎兵兼軍師)が参加する事になった。
志村「馬場殿、若様はなぜに安東家の領地をもらわないのですか?」
馬場「それは当初に南部家から蝦夷地を譲ってもらうとき、安東家を倒すことを約束していたそうだぞ」
志村「それにしても、領地全てを渡すとは気前が良すぎますね」
<危機! 土地か人か>
馬場「いや、若様にとって35歳以下の1万人の移住者というのは、とても大きいらしい。
領地を取るのと同じ効果があるそうだ。
というのは、『越後』は既に農業より鉄、紙、その他の製造業が全人口の4割を超えるそうで、まだまだ人材不足だそうだ。
例えば、農業だと人口を土地の広さに応じて散らしていかないといけないが、製造業だとその工場に人を集中的に集めれば良いので効率的になるそうだ」
志村「効率的とは?」
馬場「一つの田に農家は一人か二人いれば十分だろ。
でも例えば刀の製造だとすると、田の広さに刀鍛冶が一人か二人は少なすぎだ。
一つの田の広さなら30ー50名は入ることができる。
それが土地の有効活用ということで、効率的になるのだ。
『越後』では農家は農家で大切なのだが、製造業に力を入れている国だということだ」
志村「つまり、土地より人を集めた方が国が強くなる、という事ですね」
馬場「そういうことだ。
俺もよくはわからんが、結果だけ見れば強くなっている(笑)」
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