第266話 1540年 10歳 虎千代の6千人移住者の移動だぞ(① 南部晴政、上機嫌で全部許可する)
1 南部家対応
俺達は戦勝記念式典に参加するため、南部家の居城『三戸城』に来ていた。
南部晴政は浮かれていた。
何しろ、自分の代で南部家の長年の宿敵『安東家』を討つことが出来たのである。
しかも、安東家の全てを長尾家が討っていたら外聞が悪い。
だが今回は、南部家が安東の分家を討っている。
南部晴政「目出度い、目出度い、まぁ一杯と行きたい所であるが、残念。」
俺「私の代わりに飲む人間ならいくらでもいる。安田、頼む」
安田は喜んで酒を飲む。
安田「これは良い酒ですなー」
俺「これで当初の『安東家』を討つという約束は履行致しました。こちらもホッとしました」
南部晴政「何の何の。こちらも『蝦夷地』と『越後』の中継の一大拠点として『十三湊』が稼働していますからな。蝦夷地は長尾家で持ってもらって正解ですよ」
調子に乗って、安田がぐびぐび酒を飲む。
俺「それで、旧安東家領地から『越後』と『蝦夷地』への住民の移動許可が欲しいのです」
<緊迫の許可取り>
南部晴政「どうぞどうぞ。本来なら長尾家の領地となる所を南部家に譲って頂けるのですから、何だって持って行って下さい。
こちら、南部家名物の『氷頭なます』です。鮭の頭の軟骨ですぞ」
安田「長尾家の酒のつまみといえば決まっておる。ヒック」
南部晴政「ほう、興味深い。
何ですか?」
安田「酒のつまみといえば――
蜂蜜団子だーーーーー」
安田、それは酒のつまみじゃないぞーー
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