第203話 1539年 9歳 蘆名家を攻略出来るかな(戦国なのに報酬が高すぎる長尾軍)
論功行賞を行う。
場所は黒川城だ。
会場には従来からの家来に加え、
新たにテストで合格した旧蘆名家家臣も含まれている。
<緊迫の論功行賞>
俺
「まず重装騎兵で活躍した空曹に300貫だ」
蘆名修理亮盛綱は雷蔵の隣にいて、
雷蔵に小声で話しかける。
蘆名修理亮盛綱
「長尾家はどうなっているんだ? 300貫なんて。俺達にすれば嬉しいけれど。無茶だろ」
雷蔵
「静かに。長尾家ではこれが普通だ」
空曹が登場。
300貫を受け取る。
俺
「重装騎兵の動き見事だったぞ」
空曹
「ありがとうございます。いずれは遊撃としても活躍をお見せしたいです。
それと若様、蘆名にも我が空教(国が認めた極悪人を殺せば極楽に行ける教え)を布教してもよろしいでしょうか?」
俺
「良いけど、強制は駄目だぞ」
空曹
「承知いたしております」
俺
「次、小島弥太郎300貫だ」
大助
「兄者カッコいい」(大声)
小島が登場。
300貫を受け取る。
俺
「黒山城奪取見事だったぞ。お前達兄弟は良い組み合わせだな」
小島
「ありがとうございます。いつ新しい弟が来ても受け入れますので、若様よろしくお願いします」
(やめろ~ 俺はお前のお母さんじゃないぞ)
俺
「次、(ヤンキー)井口剣一 500貫だ」
軽装歩兵部隊全員
「隊長 カッコいいーー」(大声)
井口が登場。
500貫を受け取る。
俺
「軽装歩兵で敵部隊を引き出し、翌日には右高地を奪取。見事な働きだ」
井口
「若様、ありがとうございます。若様 お願いがあります。
俺にも嫁さんを紹介して下さい」
(えーーーー、お前そんなキャラじゃないだろ。自分で見つけろよーー)
俺
「井口、忘れているぞ。そういうお願いは千貫を取ってからだぞ」
井口
「次は絶対大将首取って千貫取りますよーー」
井口は後ろの軽装歩兵に向かい叫ぶ。
井口
「お前らこれで(500貫)派手に遊ぶぞー」
後ろの軽装歩兵は大騒ぎである。
蘆名修理亮盛綱
「おい、雷蔵千貫ってなんだよ。無茶過ぎるぞ。」
<ざわめく旧蘆名家>
俺
「次は雷蔵だ。500貫」
雷蔵が登場。
500貫を受け取る。
俺
「一騎討ちで長尾家の武勇を広く知らしめた。見事。
蘆名修理亮盛綱よ、お前も雷蔵に続けよ」
蘆名修理亮盛綱
「はい、大将首をとり、千貫を若様から頂く所存です」
これを聞き旧蘆名家家臣が大興奮だ。
地鳴りのように騒ぐ。
俺
「雷蔵、好敵手が増えたな」
雷蔵
「負けませんよ」
雷蔵が席に戻って来る。
蘆名修理亮盛綱
「若様、スゴイな、俺の名前を覚えていてくれて声までかけてくれたぞ」
雷蔵
「若様に忠誠を誓え」
蘆名修理亮盛綱
「当たり前だ。忠誠心でお前に負けん」
雷蔵
「俺に比べればまだまだだぞ」
蘆名修理亮盛綱
「雷蔵は500貫をどうするんだ?」
雷蔵
「部下に配る。残りは貯金だ。
盛綱、よく聞け。この長尾家は天下統一を狙う家なのだ。
若様は天下統一後の兵士の暮らしまで考えて、世間では多額のお金をくれるのだぞ。」
蘆名修理亮盛綱は
天下統一という言葉に全身の血が騒ぐ。
魂から叫ぶ。
蘆名修理亮盛綱
「雷蔵、俺はやるぞ、やらしてくれ!」
雷蔵
「騒ぐな。この家にとって、戦は日常だ。
慌てる事なく、日々己を鍛えれば良い。それだけだ。」
雷蔵の予言通り、
また戦いが始まる。
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