第9話 酒祭
酒は呑んでも呑まれるな!!
主な登場人物
【美食倶楽部】
ルー・エバン
フラン・オベール
ゲル・ナウマン
美食倶楽部の三人はお酒をもらいおつまみの買い出しに向かった。
「で、何を買うんだ。?二人とも?」
お酒を右手に持つルーは二人に聞く
「そんなもの決まってるじゃないんですか。美味しいおつまみの材料探しですよ。」
フランは言うがルーはこう言う
「一応、私、農耕クランからもらったじゃがいも持ってるけど・・・」
ルーは左手の袋を出そうとする。
「えぇ!何ですって!!」
「マジですか!!」
フラン、ゲルは一斉に振り向いた。
「おい、どうした。そんな一気に振り向いて」
「いや、ですね。私の祖国にはソーセージとポテトを合わせたおつまみがあるんですよ。」
「じゃがいもというのはいろんな汎用ができますの!!」
フラン達はそう言った。
「はぁはぁ、そうなんだな。」
ルーは苦笑いをする
「そうと決まれば。スーパーでじゃがいもに合うものを買いましょう!!」
「買いましょう!!」
フラン、ゲルは炎の様に盛り上がっていた。
そして、三人はイールド校内にあるスーパーに着いた
「えっと、卵、マヨネーズ・・」
「あっ、フランさん。マスタードも」
フラン達は楽しく調味料コーナーで買い物をしていたがルーはというと・・
「この魚いいな。」
鮮魚コーナーにいた。
なぜ、鮮魚コーナーにいるのかというとあのクソまずいイギリス料理の方でもマシなやつを作るからだ。
「さてと、新鮮なタラもゲットした事だし合流しようかな」
ルーはフラン達と合流するため鮮魚コーナーを出た。
「あっ、ルーさん!!」
ゲルは大きな手を挙げ振り回す。
「おう、お菓子コーナーにいたのか・・二人とも」
フラン達はお菓子コーナーでお菓子を見ていた。
「ねぇ、チップス買っていい?」とゲルが言うのでルーは許可した。
「そうですの!ルーは何を買ったんですの?」
フランはルーに聞く
「あぁ私はタラしか買ってないよ。」
ルーはタラを見せる。
すると、フラン、ゲルは少し遠ざかる。
「いや、どうした。二人とも」
「いや、イギリス料理ですよね。」
フランが聞くルーは即答し
「うん、そうだけど・・」
「ちょっと、嫌な予感が・・」
ゲルはもう一歩引き下がる。
ルーは直ぐに勘づいた。
そして直ちにこう返しす。
「おい、お前らまずいとは思ってないよな。これは、イギリス料理の中でもマシな方だぞ!!」
そう言うと
「あっ、そうなんですの」
「そうなんですか・・」
二人はルーの元に戻った。
そうして美食倶楽部の三人は買い物を終え部室に帰ってきた。
「さぁ、帰ってきましたわ。では、おつまみパーティーですわ。」
「よし、フラン。料理するぞ!!」
「では、私は、お酒の準備をしていますね。」
ルー達はそれぞれの役割に向かいおつまみパーティーの準備を始めた。
「で、ルーは何を作るんですの?」
フランはルーに聞く
「今日はフィッシュ&チップスを作ります!!」
ルーはそう言い魚を捌き始めた。
「では、私も・・」
フランはじゃがいもを剥き始めた。
魚の捌き終わったルーは次に魚をビールに漬けた。
「ちょ、ちょっと何をやってるんですの!?」
フランは驚くがしかしルーというと
「えっ、あぁこれは、なんか柔らかくする様にするらしい」
ルーはそう言った。
すると、ゲルが冷徹な目でルーを見る。
「どうした。ゲル?」
「いえ、私の国民的飲み物がこんな扱いされて怒ってるだけです。」
ルーは直ぐに理解し謝った。
「あっ、ごめん」
「そして、小麦粉を塗し卵黄に潜らせパン粉つけて揚げます!!」
ルーはそう言い油で満たされた鍋にタラを入れる。
’バチバチバチ’
「ぎゃーーー!!ですの!!」
突然、鍋の油が跳ねてフランは驚いて逃げた。
「あっ、フラン、ごめん。まだ、水分十分抜いてなかった!!アツ!!!」
ルーはフランに謝った。
「今度は水分抜いてますわよね。」
フランは用心深くルーに聞く
「大丈夫。じゃがいもは茹でた後、ちゃんとクッキングシートで拭いたから・・」
ルーはそう言ったがフラン少し離れたところにいた。
「大丈夫だってフラン多分・・・・」
ルーも心配になってきた。
「まぁ一応入れてみるから・・」
ルーは恐る恐るじゃがいもを油の中に入れる
今度は爆発的な飛び跳ねはなかった。
「よかった。」
ルーは一安心した。そしてフランは・・・
「ふふん、やっぱり。油は跳ねなかったですね。ふふん」
高らかに何か喋っていた。
「いや、お前、怖がっていただろう」
ルーはそう言うが今や無敵状態になったフランはルーの言葉は聞こえなかった。
「もう、できそうなので盛りつけ作業ですわ」
フランは高らかに言った。
まぁ、そんなもんで料理ができ、いよいよパーティーが始まろうとしていた。
「それじゃ、二人とも酒持ったか?」
「「おーーーー!!!!」」
「それじゃあ乾杯!!」
「乾杯」
「乾杯ですの!!」
こうして、楽しいパーティーが始まったが三人はまだ知らない。まさかこんな展開になることには・・
「フラン!何の酒を持ってるんだ!!」
ルーは大きな声でフランに聞く
「私はマスカットの赤ワインですわ!!!」
「そうか!!!ゲルは何を飲んでいるんだ!!」
ルーは大きな声でゲルに聞く
「私は!!ビールでええええす!!」
大きな声で言うゲル
「そういう、ルーさんは!!何を飲んでいるんですか?」
「私は!!!ウォッカの原液!!」
「そうですか!!!!わわわっわわわ!!」
この会話だけでもわかるだろう。
もう三人は酔っている全員下戸であった。
「バウぱい!!」
ルーは奇声をあげる
「もう、ルーさんやめてくださいよ。そんな下品な言葉!!」
「ハハハハハハ、ワッカかかかですの!!」
フランは笑い上戸であった。
「バウパイ。ぺリス。ぼっぱ。まんk!!」
ルーは奇声上戸であった。
「もう、ルーさん。そんな下品な言葉言わないでください!!」
ゲルは幻聴上戸であった。
「どうですの?私たちのおつまみは・・・」
「おいしいです。クラッカーとカマンベール合いますね!!」
フランとゲルはそんな会話をしていると
「わわっ私のフィッシュ&チップスは、ど、ど、ど、ど、どう?」
ルーはゲルにフィッシュ&チップスを渡す
「あっ、食べてみます!!アム」
ゲルはサワークリームにつけて頂いた。
「ん!!美味しいです!!」
「どれどれですわ。アム」
フランも食べてみる
「美味ですわ!!」
「で、しょう!!やっぱりおいしいのよ。イギリス料理は!!」
ルーは誇り高そうに上を向いた。
「あっ、そうだ!!私、スーパーでチップス買ったんだ!!食べましょう!!二人とも!」
ゲルはチップスを出して袋を開けようとする。
チップスは豪快に開きゲルはテーブルに乱雑に置く。
「美味しそうですわ!!私のクラッカーと合いそうですわ!!」
フランはチップスを取りクラッカーを出し合体させた。
「チップアンドロイドクラッカー!!」
「もう、ルーさんやめてくださいよ。下品ですよ」
ゲルはヨロヨロになりながら言う
「何が?どこが下品ですの?」
フランは少し正気に戻った。
「そうだ。私、チップスで美味しい食べ物作れるよ。」
ルーはそんな事を言う
「どんなものか作ってくださいですわ!ワハハ」
フランがそう言うとゲルも続けて
「ぜひ、作ってください!あんな美味しいものと同等でしょう」
「それでは、ルーのすぐできるクッキングタイム始まりだ!!」
ルーはそう宣言しキッチンに入る。
「えぇ、まずはクリスプを棍棒で粉々にします!!」
ルーはそう言い棍棒でチップスを割り始める。
ちなみに、クリスプはイギリス英語でチップスって意味だよ。間違えたら紅茶を飲めないほど叩かれるけどルーは優しいから何もしてこないよ。でも、一人の時はクリスプって言うよ。
「次にえっと、パンにバターを塗ります!!」
ルーは適当にバターを塗る
「そして、クリスプをパンにぶち込み挟む!そして、完成!!イギリス名物クリスプサンドだ!!」
ルーは意気揚々とフランたちに出した。
そして、フランたちはクリスプサンドを食べ始めた。
「うえええええぇぇ!!」
「グウェェェェェですの!!」
2人は大大ダメージを負った。
「どしたの!?二人とも!!こんなおいしいのに・・」
ルーはクリスプサンドを黙々と食べていた。
「砂を食ってるみたいですの!!」
「塩辛ぇぇぇ!!」
2人は三十分お酒しか飲めなくなった。
「美味しいのに」
ルーはそんな事も知らずにおつまみを食べていた。
さすがイギリスの三枚舌!
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