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美食侵略  作者: 神田一二


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第7話 食堂占拠

さぁ、次のミッションよ

主な登場人物

【美食倶楽部】

ルー・エバン

フラン・オベール

ゲル・ナウマン


【その他】

メープル

ミリア

「今からこの食堂は我々、美食倶楽部のものだ!!」


ルーは食堂の机にのぼり高らかな声で宣言する。

まぁ、何があったのかというと少し前に戻る。


「ねぇ、あなた達結婚に興味あるんですか?」


フランは唐突に聞いてきた。


「えっ、急にどうしたんですか?」


「私には縁のない話ね。」


二人はどこどこと歩いていく


「ちょ、ちょっと待ってください!!二人とも」


フランは二人を追いかける。


「何?」


「何ですか?」


二人はそっけない態度をとる


「どうしたんですの?二人ともどうしてそんな・・・」


フランの話は止められた。

ルーはフランの口に手を置く


「愛にもいろんな形があるんだ。それを聞くのは野暮じゃないのか?」


ルーはそう言い切った。


「そうですわね。野暮でしたわ」


「まぁ、わかってくれれば良いんだよ。」


「でも、どうして急に結婚の話なんですか?」


ゲルはそう聞く


「あぁ、それは・・」


フランが口を開く


「なんかそれを教えたらお金をもらえる企画をしてるんですよ。美術科で」


ルーは立ち止まる


「ヘェ〜そうなんですね。面白そう。」


ゲルとフランがそんな話をしていると


「はい!はい!結婚とか興味ないけど現ナマがいっぱいある人がいれば結婚しても良いです!!」


ルーはそう言った。


あっ、こいつ金で動いたぞと二人は察した。


そんなこんなで歩いていると農耕クランの部室に着いた。


「ヤッホーーーメープルさん。」


ルーはそう言いメープルに挨拶をする。


「チィ、アンタかい。」


メープルは舌打ちをして不機嫌そうにする。


「もう、どうしたんですか?不機嫌になって」


ルーは不機嫌のメープルに聞く


「なんでもない。用件が無いのなら帰ろ!!」


メープルの怒号が部室内に響く


「いやいやありますよ。今日は野菜をもらいに来ました。」


ルーはそう言いメープルは一呼吸置きこう言い放つ


「そう、で、お前らはなにを求める?」


ルーはにやりと笑い


「そうですね。では、ジャガイモ24個、ニンジン、ほうれん草、トウモロコシなど諸々を77個ほどもらえますか?」


「はぁ!!!!!!やれるわけないだろう!!!!そんなにも!!」


メープルは驚嘆しルーを睨みつける


「えぇ、どうしてですか?」


ルーは聞き返す。


「そんなにもらわれたら私たちのくら・・・」


「だったら、横領のこと言っちゃいますよ」


メープルはまたルーを睨みつける。


「いま、持ってくる。待っとけ!!」


小さい怒りの声はルー以外のフラン、ゲルに恐怖を植え付けた。


数分後、ありったけの箱を持ってくる農耕クランの人たちとメープル


「これでいいんだよな!!」


メープルの怒りの声はよく響く


「うん、ありがとう。じゃあ、乙女にこんな思い物を持たせるのは野暮だから自動荷車装置持って来て…」


ルーはメープルに命令する


「そんなもん、自分でやれ!!!!」


メープルの怒号はやっぱりよく響く


「ふ~ん、じゃあ、言っちゃおう!!ゲル、風紀委員会にいって」


「はーい!!」


ゲルは農耕クランの部室を出ようとする。


「待て待て待て!!!」


メープルは勢いよく飛び出しゲルを止める。その顔はまるで猪の如く


「じゃあ、よろしくね。フランたち帰るよ」


ルーはメープルの肩を叩き部室を出た。


「ぐおおおおおおおおおお!!!!殺す!殺す!ルーを殺す!」


メープルは憤怒の顔をして、膝から崩れ落ち地面を叩く


「やはりあの方に助けを・・・」


メープルは正気を戻し立ち上がった。


「よし、フランたち食堂に行くぞ」


ルーはそう言いフランたちを連れる


「あの、ルーさん。どうして、農耕クランから野菜を大量にゲットしたんですか?」


ゲルはそう聞く


「なんか食堂のおばちゃんが野菜をたくさん持って来て言われて」


「そうなんですね。どうして?」


「私も知らない?」


「私、食堂に行くの入学式後の案内の時以来行きますわ」


フランはそう言う


「私もです。昼とかはフランさんのお弁当ですから。」


ゲルもそう言いルーは驚いていた。


「お前ら一回、食堂に来いよ。楽しいから」


「どんなところがですの?」


フランが聞いてくる


「例えば、人の恋沙汰を聞いてにやけたり笑ったり」


「気持ち悪いですね。」


「気持ち悪いですわ」


2人に速攻即答大否定されたルーであった。

そんなもんで食堂に着いた美食倶楽部の三人


「本当に久しぶりに着ましたね」


ゲルは食堂の外装を見て静観する。


「ホントですわね。」


こっちもこっちでフランも静観していた。


「ほら、二人とも何見ている。早く行くぞ!」


ルーはそう言いフラン、ゲルはルーについて行った。


「おばちゃん、野菜を持ってきたよ!」


食堂の裏口のドアを叩く


「は~い、ルーちゃんどうしたの?」


扉から出てくるおばさん

フラン、ゲルは驚いた。

なぜならその顔立ちは二十代にしか見えないからだ。


「ルーさん…」


「ルー!失礼極まりないですわ。この人におばさんと使うのは!」


フランはルーに叱責をする。


「何を言ってるんだ。フラン?」


ルーはフランの言っている意味が分からなかった。


「だから、どうなんですよ。この人に会ってない言葉を!!」


ようやく、フランの言葉の意図にルーは気づきた。


「あぁ!!そうだね。最初ビックリするよね。紹介する。」


ルーは食堂のおばちゃんの方に手を向け


「この人はミリアさん。よく若いと言われてるけど48歳だ。」


ミリアは軽くお辞儀をして喋り始める。


「ごめんね。私、よく年齢間違えられるのよ。イエーイ!不老って最高よね」


「ということだ。分かったかい。二人とも」


ルーはそう言った。

すると、二人は目の色を変えて


「すごいです。クレオパトラでもそんな不老技術見つけてないのに」


「どうしたら、その美しさになるのですか?秘訣は何なのですか。教えてくれませんか!!」

神々しく輝いていた。


「まぁ、まぁただ私は健康に良いご飯を食べてたらこうなってたんだよな。」


「そうなんですの!!メモメモ。美しさには健康によい食事と」


フランは紙にメモをした。


「なるほどフムフム」


ゲルも同じくメモをしていた。

何メモをしてるのだろうとルーは気にしなかった。



「そうだ。おばちゃん。野菜持ってきたよ」


ルーはそう言い荷車を見せる


「おぉ、ありがとう。ルーちゃん。本当にいっぱい持ってきたね」


ミリアは静かに喜んだ。


「そういえばさ、どうしてこんなに野菜が必要なの?」


ルーはミリアに聞く


「あぁ、それはね。あなたたちが農耕クランを奴隷化したから私も利用しただけよ。あなたたち美食倶楽

部から無料で頂いただけよ」


ルーたちは思った。この人は絶対、敵に回したくない人だ。

※ちなみにミリアはイールドの経営学部出身だよ。


「じゃあ、この野菜たちを運びましょうか。」


ミリアはそう言い段ボールを持とうとする。


「大丈夫ですか?」


「私たちにも手伝う事はありますでしょうか?」


「いやいや、大丈夫だよ。これくらいの事をしないと申し訳ないよ」


ミリアの言葉に二人はボーっとしているルーを見た。

まるで、農耕クランに段ボールを運ばせる往生際の悪い女王を見る目で・・


「何見とんねん!!」とツッコむ。

だが、二人はフッと笑った。


「さぁぁてと、よこっいしょ!」


ミリアは段ボールを持とうとする。

その時、ミリアの腰に激痛が走る。


「ギャーーーーーー!!!」


ミリアはその場に倒れ込む


「大丈夫ですの?ミリアさん!!」


「だ、大丈夫ですか?」


2人の後目を横にルーは話す。


「ったく、不老と言っても身体はそのまんまなんだから気を付けてくれよ」


ルーはそう言った。


「あぁぁ!!痛い。」


ミリアは腰を押さえ叫ぶだけであった。


「今日は臨時休業した方が良いんじゃない。おばちゃん」


ルーはそう告げるがミリアは否定した。


「今日だけは開けないといけないんだ」


すると、急に雨が降ってきた。


「ルーさん、ミリアさん。とにかく中に入りましょう」


ゲルがそう言いルーはミリアの肩を持ち中に入り

そして、野菜はフランが急いで中に搬入して中に入った。


「急に降りましたわね。」


「そうだね」


腰を押さえるミリアを見てルーはまた話す。


「なぁ、今日は休業しない」


「ごめん、だめ。今日だけは開かないと・・・」


ルーは一呼吸を置き苦い顔をする。

すると、フランがこう言った。


「私たちが今日だけ食堂を仕切ったらどうですか!?」


「なるほど、いいね!」


ミリアはこう言い続けて


「私は厨房で料理とか指示すればいいし。それで、決定!!」


「では、私が調理をやりますわ。料理の研究を怠りない私に任せれば天下一級品ですわ」


「よし決定!!」


フランは調理担当になった。


「では、私は接客できないので皿洗いしますね。」


「よし、決定!!」


ゲルは皿洗い担当になった。

そして、ルーはウエイトレス担当になった。

と言う事があり・・


「じゃ、任せた!」


ミリアはそうルーに託す。

そして、ルーはにこやかに笑い


「今からこの食堂は我々、美食倶楽部のものだ!!」


食堂の机にのぼり高らかな声で宣言したのだった。


「ルーちゃん?あんな子だっけ?」


「いつも通りですね」


「そうですわね」


こうして、食堂は美食倶楽部が同意のもと乗っ取った。


「いやぁ、どれくらい大変なんですか?ルーさん」


ゲルはそんなこと聞いてきた。


「まぁ、食堂利用する人は少し入るけどせいぜい、100人くらいじゃない」


ルーはそう答える


「そんなに少ないんですね。」


「うん、なんでだろう?」


2人がそんな話で盛り上がっていると


「あっ、そろそろ時間だ!」


ルーは時計を見てそう言い厨房を出た。


「じゃあ、二人ともよろしくな」


「任せてください。」


「任せてですわ。なんだって・・」


フランが長話の始まりそうなので割愛


「さぁ、てと、頑張らないとな。」


ルーは食堂のドアを開けた。

すると、外にいた学生が一気になだれ込んできた。


「!?」


ルーは疑問に思い急いで厨房にいるミリアの所に向かう


「で、ここで少量のはちみつを入れるの」


ミリアはフランにそう指導する。


「なるほど、これで甘みを増やすのですのね」


「そうなんだよ。分かってるね。」


そんな話をしているとルーが来た


「おい、ちょっとおばちゃん。今日、人多くないかい?」


ルーはミリアに聞く


「あぁ、宣伝しておいたからね。」


「宣伝?」


「今日はスペシャルな集団が料理接客をするって・・」


「フえぇ!!!」


フランは今まで聞いたことのない声を出した。


「あの!!すいません。注文いいですか?」


客席から聞こえる学生の声


「ほら、お客さんが来たから接客行って来なさい!!」


ミリアはルーにそう言いルーは急いで厨房を出る


「じゃあ、フランちゃん。急いで料理作っちゃおう」


「フエェエ!」


緊張の面を構えまた変な声を出した。


「あのすいません!!注文!」


「こっちもお願いします」


「こっちも」


「私の所にも」


「は~い!!少々お待ちください!」


ルーは注文を取るので大変だった。


「はい、注文は?」


「Bランチ二つください」


「はい分かりました。」


ルーは急いで厨房に戻る。



「フラン、BランチとCランチがそれぞれ2つ。それとZランチが4個ずつ」


「分かりましたわ。ルー」


フランは急いで料理を作り


ルーはまた注文を取りに行った。


「大変ですね。二人とも」


ゲルは暇だった。

なぜなら皿がまだ来ていないから


「まぁ、ゲルちゃんも大変になるからね。」


ミリアはそう言った。


「というか、いつもどうやってたんですか?」


「ん?昔から要領が良かったから」


「それだけで百人をさばいてたんですか」


「うん!」


ミリアは元気な声で答えた。

そんなことを話していると

「ゲル、皿を持ってきたよ」


ルーは両手いっぱい皿を持ってきた。


それを洗場に入れる。


「じゃ、よろしく」


ルーはまた客席に戻る


「おやおや、皿が多いね。頑張って!!」


ミリアさんは笑っていたがゲルは皿の量に絶望していたが歯を食いしばり、皿を洗い始めた。


「うおおおおおおお!!!!」


そんなこんでルーたちは昼ごはん帯の繁忙期を頑張った。


「美味しかったです!」


最後のお客さんの声が退店して

ルーたちは休憩に入った。


「きつかった」


「はぁはぁ疲れましたわ」


「もう、皿洗いたくないです」


美食倶楽部の三人は倒れ込んだ。


「お疲れ様!みんな」


ミリアはジュースを持って来てルーたちにあげる。

ルーたちが飲んでいると食堂のドアが開く

アァーワンオペはあり得ない

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