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美食侵略  作者: 神田一二


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第6話 野菜条約

ふ、ふ、これがイギリスのやり方

主な登場人物

【美食倶楽部】

ルー・エバン

フラン・オベール

ゲル・ナウマン


【農耕クラン】

メープル

美食倶楽部の三人は農耕クランの作業場に着いた。

隣には人間がギリギリ跳べそうなため池があった。


ルーは農耕クランの部室のドアを叩く


「はい、どちら様ですか・・・」


男の人が来た。


「あの、うちのバカがここのクランから野菜を盗んだらしくて・・」


ルーは男にことの事情を話す。


「あぁ、そうなんですか。」


男は戸惑っていた。


「どうしたんですか?」


ルーはそう聞く


「すいません、私仮入部の者で今、部長を呼んできます」


男はそう言い部屋の奥に入る。

数分後

男と共に出てきたのは女の人が出てきた。


「やぁ、どうしたのですか?」と女の人が出る。


ルーたちはこの人が部長だと思った。


「あの、本当にすいません。こちらの農場から野菜を盗んだものの関係者なんですけど」


ルーは部長に謝る。


「あら〜じゃぁ、まぁ、中に入って」と部長は言いルーたちは農耕クランの部室内に入る。


そして、ルー達美食倶楽部は応接室に案内された。


「まずは、すいません。私たちクラブのや・・」


「まぁまぁ、落ち着いてください」


部長はルーを諭す。


「座ってください」


ルーはそう言われソファに座る。


「私の名前はメープル。二年有機化学科で農耕クランの部長をしています。」


立ち上がりメープルはそう言い麗かに座る。


「あの、本当にすいません。弁償とか・・・」


「もちろん、弁償はしてもらいますよ。私たちだって折角野菜を流通できると思ったのにその利益を奪われたんですから。」


メープルはそう言う。


「ですよね。で、気になる弁償額は・・・?」


ルーはメープルに聞く


「100・・・」


ルーは100万ぐらい覚悟していたので良かったのだが・・・


「100億でどうでしょう?」


「!?」


ルーは驚きを隠せなかった。

そして、フランやゲルも驚いていた。


「う、嘘ですよね・・」


ルーは動揺しながら聞く


「いや、妥当ですよ。これくらい払っておかないと・・・私たちのクランの危機なんですから・・」


メープルはそう言い切った。

ルー達には今、絶望の2文字しかなかった。


「まぁ、それを今日までに払ってください」


メープルはまたそう言い切った。

三人はさらに絶望した。


「不味いですわ。ルー。」

「どうしましょう!!ルーさん」


盗んだ二人はルーに助けを求める。

ルーは苦しい顔をしていた。


どうしよう、このままじゃ、非常にまずい。ずっと奴隷か・・・


ルーはそんな事を考えていると・・


「それでは、よろしくお願いします。」


メープルは帰ろうとする。


「待ってください!!」


ルーはメープルを止めた。


「なんですか?」


メープルは立ち止まり振り返る。


「おかしいですよ。賠償金やら返済日時やらおかしすぎます。」


ルーはメープルの案に反旗を出す。


「おかしくないでしょう。あなた達は私たちの野菜を盗んだんだから妥当でしょう。」


メープルはそう言うがルーは反論し続ける。


「賠償金は私たちも納得ですが返済日時がおかしいです。何かやましいことが?」


メープルは歯を食いしばり


「いえ、何もやましい事はないですよ。」


「そうですか。そういえば、今日、食堂のおばちゃんと話しましてね。こんな話をいてたんですよ・・」


ルーは今朝の記憶を思い出し話す。


「戦争終わってこの島も荒廃地だったからすごいわよね・・・でもね・・」


食堂のおばちゃんの顔が曇っていく


「どうしたんですか?」


ルーは食堂のおばちゃんに聞く


「いやね。普通、十数年掛かることをこんな尋常なスピードでやるなんて怪しいなって」


「それは?どう言うこと?」


「ん〜、私もここの職員だからわかるの、農耕クランのやることは、この学校の5割の財産使えばできる

ことだけどクラブ資金は毎年全財産の3割しか使えないかつそれを全クラブに均等に配分する決まりなのよ。だからね、おかしいなって・・・」


「って言っていたぞ。もしかして、学校の資金を横領・・・」


ルーはメープルを問い詰める。


「してるわけないじゃない!!!!」


メープルは大きな声で張り上げる。


「私たちがそんなゲスイことをするわけないじゃない!!」


「そうか、メープルさん。フラン、ゲルちょっと・・」


ルーは二人を呼ぶ。

ルー達は一回部室を出た。


「ちょっと待ってください。どういうことですか!?」


「そうですわよ。どういうことなんですの」


二人は驚くが無理もない今聞いたのだから・・


ルーは二人に言う


「これからある作戦を実行する。」


「なにいってるんですの!?」


フランは驚き


「なんですか。ルーさん」


ゲルは意外にも冷静な姿勢をとる。


「ゲル、風紀委員会の所に行け。で、行ったら待機しとけ」


「言わなくて良いんですか?」


ゲルはそう聞くがルーはこう言う


「まぁ、それは最終手段として残しておきたい」


「は〜い。じゃあ、もう行きますね。」


ゲルは風紀委員会のところに向かった。


「よろしくな」


「で、私は何をすればいいですの?」


フランはそう聞く


「フランは私の横にいろ。そして、あいつらが武器を出してきたら私を守れ」


「ん?私は用心棒ですの?」


「うん、何だと思った?」


ルーはフランに聞く


「いや、ん・・」


フランは思いつかなかったので黙ることにした。


「じゃあ、よろしくな。ゴリラさん!!」


「あぁ!!やっぱり!!私の体を見て言いましたわね!!」


フランは美しい体を目指して筋トレをしてるよ。

でも、筋肉がつき過ぎてガッツリのシックスパックになってるよ。


ルー、フランの二人はもう一回農耕クランの部室に戻った。


「やぁや、メープルさん。話の続きをやろうか」


ルーはそう言いソファに座る。


「何の話ですか・・」


メープルはイライラしている様だった。


「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ。」


ルーはメープルを宥める。


「うるさいです!!というか証拠はあるんですか!!」


メープルはルーに問う


「ないですよ。でも、可能性があるんじゃないですか?だって、その言葉は推理小説で犯人が言う時使う言葉ですよ。」


「そんなしょうもない机上の空論を出さないでと言うか可能性でしょ。そんなんで・・・」


メープルはそんなことを言う


「でも、うちの学校には物好きがいますからね。気になったらすぐにわかるんじゃないんですか。あなた

もご存知でしょう。」


「そうですね。でも疑いだけで証拠が出て来なかったら立証はできませんよね。ふん、所詮は一年の小僧達これくらいわからないの・・・」


メープルは強気の発言をする。

その言葉を口にした瞬間ルーはニヤリと笑った。


「何、にやけてるの気持ち悪い」


メープルは言うがルーは尽かさずこう言う


「そういえば、食堂での話はまだ続いてます。」


ルーは思い出し話す。


「だから、ルーちゃんには言おうと思うけどこの取引は中止しようと思ってるの」


それを聞いた瞬間メープルは目をギョッとさせた。

そして、味方のフランも驚く


「う、嘘でしょう。」


「いえ、本当です」


メープルは膝から崩れ落ちる。


「あらら、あなた達の取引先が消えましたね。これで、一文無し。そして、教職員に横領がバレ、退学だ」


ルーは煽りまくる。


「う、嘘だ」


「本当でーす!!」


崩れ落ちてるメープルにルーが諭す。


「でも、私たちの約束に従って貰えばどうにかしますよ。」


「そ、それはほ、本当ですか!!!」


縋る様な思いでメープルはルーに聞く


「はい、では、最初に賠償金の話はなしで」


ルーが言うと犬の様にメープルが吠える


「ワン」


「では、次ここの農耕クランの野菜は私たち美食倶楽部に無料で渡す。」


また、メープルは犬の様に吠える


「ワン」


「そして、最後農耕クランは私たち美食倶楽部の奴隷」


メープルは犬の遠吠えを鳴らした。


「わぉ〜ん」


こうして、美食倶楽部は永続的に野菜を無料でゲットできる所ができた。


「ありがとうございます。ルーさん」


「ありがとうですわ。ルー。」


二人は感謝を伝える。


「もう、こんな事やるなよ。二人とも」


ルーはもう一回二人を叱責した。


「は〜い」


二人は果たして反省しているのだろうかとルーは思いながらフランとゲルと一緒に部室に帰って行った。

まったく、これが我々美食のやり方

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