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美食侵略  作者: 神田一二


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35/41

第35話 過去のことだけど

ゲル中心のお話でグロ注意

主な登場人物

【美食倶楽部】

ルー・エバン

フラン・オベール

ゲル・ナウマン

【生徒部会、風紀委員会】

生徒部会長 花山風吹

風紀委員会 ランディ

【生物学部人間構造学科】

リリファ

尾山詩織

【マンドゥカーレ】

ファイラ

アレス

生徒部副会長 メル

メルの飼い犬 ベル

捜査本部から出た。外は戦場で

ゲルとルーは走りながらマンドゥカーレの信者と交戦していた。


「まて!!!ぎゃ・・」


「ころ・・ぎゃ・・・」


ゲルは睡眠銃を撃ち撃退していた。


「おい、ゲル!メチャクチャ射撃うまくない?」


ルーはゲルの銃技術に驚く


「まぁ、昔、お父さんが狼とかを狩っていましたからね」


ゲルは誇らしげに語る


「そうなんだ。ゲルそろそろ弾丸充填するか?」


「あっ、欲しいです!」


「ほれ!」


ルーはゲルに充填器を投げる


「ありがとうございます」


ゲルは銃弾を充填、装填する。

そして、ゲルは信者に向かい睡眠銃をお見舞いする。


「なぁ、ゲル。ファイラの所に行こう!!多分、あいつを何か倒せばこの計画は何か変わるかもしれない!!」


「はい!分かりました。」


そんな会話をしているとごつい中世ヨーロッパの鎧を着る男の姿が

ルーとゲルは止まり警戒していた。


「お前ら、ファイラ様に会いたいとかほざいていたな・・・」


「誰でしたっけ?」


「ルーさん、ボケないでください。このシリアスに・・・あの人はなんかファイラの所にいた幹部アレスいたでしょう」


「あっ、ごめん。そうだったわ。」


ルーとゲルがそんな痴話話をしていると


「おい、何を話している!!」


アレスは腰に携えている大剣を引き抜く


「で、どうする?」


ルーはゲルに聞く

すると、ゲルは声色を変えて


「行ってください。ここは、私が倒します。」


ルーは驚きながらもゲルの願いを受け入れた。


「分かった。じゃあ、頑張れよ!」


ルーは急いでその場を離れてファイラの所に向かって行った。


「おい、待て!!」


アレスはルーに向かって叫ぶ

がしかし、ゲルは声を荒げアレスに向かい叫ぶ


「ここは、私を倒して行ってください!!」


アレスは振り向き鎧越しでもわかる奇妙な笑顔をする。


「ほう、こんな小さい小娘にか・・・私を倒せるか・・」


アレスは大剣を振りだす。


「やっぱり、その大剣を振り回す癖は健全なんですね・・」


ゲルは心の内からくる怒りを押さえつける。


「はぁ、俺の事を知っているのか?」


アレスの目力は鎧越しにでも伝わってきた。


ゲルは怒りの声をくみ上げて答える。


「はい、知っています。私は歴史オタクなもので」


「ほ~う、私は今や教科書にも出ているのかすごくなったな」


「でも、あなたを知ったのは違います。」


「どういうことだ?」


「私はあなたに両親を殺された。」


ゲルの発言で辺りは静寂になる。


「ハハハハハ」


アレスの笑いで静寂さは消える


「お前、もしかしてゲルマンの生き残りか。笑える。まだ、死ねてないなんて」


アレスは笑っていた。


「そうですか。」


ゲルは怒りをあげ自分の心を奮い立たせる


「分かりました。あなたをここで倒します。」


ゲルはそう宣言する続けて


「かつての六芒星で英雄。アレス・ユクラン」


ゲルはアレスの前に銃を構えた。


「ゲルマンはもう絶滅していたと思ったのに・・・まだ、生きていたのかしかも、ここの精神、独裁者社不予備軍のイールド校に!!」


アレスは大剣を振り回しゲルに近づく

辺り一帯は黒い風が吹いていた。


「死ね!!」


アレスはそう言いゲルに向かって大剣を振る。

ゲルは軽やかに大剣の刃から避ける。


「なかなか、やるな!!おら!!」


大剣は地面に突き刺さる


今だと思ったゲルは睡眠銃を構えてアレスに当てる。

だがしかしアレスの頑丈な鎧のせいでまったく効果は持たない


「何やら、ハエが俺に当たったようだが何かしたか?」


アレスは鎧越しでもニヤニヤ笑う声がした。


「チッ」


ゲルは舌打ちをしてまた、アレスの大剣の攻撃を避けるしかなかった。


「このままじゃ・・・」


ゲルがそう言っていると大剣の一部が銃に当たった。


ゲルが手に持っていた銃はゲルから離れていく


「あっ!!」


ゲルは空中に浮かぶ銃を取ろうとするが届かず

ゲルは重力に従い地面に落ちた。


「痛い!」


ゲルは尻もちをつきお尻をさする。

その時、アレスが大剣をゲルの首元にやる。


「ゲルマンの娘よ。最期の言葉はあるか?」


アレスはそう言う

ゲルはもう終わりだと思った。

死を覚悟して目を瞑る。


するとそこには昔の情景が・・・・


「・・・ル・・・ゲル起きなさい!!お父さんが薪を割ってだって」


ゲルは母親の言葉で起きた。


「は~い、お母さん」


ゲルはベッドを降りてキッチンに行く


「ほら、早く食べて。薪を割ってね。」


キッチンには朝食が用意されておりゲルは右端の椅子に座り朝食を食べ始める。


「ほら、早く食べて」


【えぇ~おはようございます。朝のニュースです。今日、我がドイツは東欧諸国と30日間の停戦合意書に調印しました・・・】


「もう、停戦じゃなくて終戦が良いわ」


ゲルの母親はそう言いながら洗濯を干しに行く

記憶があるころからゲルの日常は戦争一色だった。

戦争の日常は狂騒みたいな日常と思うだろうでも、慣れたらこんな日常の一コマさえも平和だと思ってしまう。

なので、ゲルは戦争をあまり分からないしこれが平和と思っていた。


空襲警報が来ても避難するだけどうせ帰ってきたら家が一軒程度燃やされるだけ・・・

それが普通で平和とゲルはこの時は思っていた。

がしかし裏通りに行くと倒れている人たちがいた。

ゲルは可哀想だなと思いこの戦争を終わらせたいと誓っていた。



「じゃあ、薪を割って来るわ」


ゲルはそう言い外に出た

ゲルは薪をどんどん割っていた。


「ふ~このぐらいでいいだろう。昨日、お父さんからもらった本でも読もう」


ゲルは薪を割るのをやめてルンルンで家に戻ろうとした。


すると、父親が


「お~い!ゲル。こっち手伝ってくれ!!」


ゲルは少し嫌な顔をしながら父親の方に向かう


「ゲル、この罠を少し手伝ってくれ」


父親はゲルに設計図を渡す。


「はい、これ」


「あぁ~ね。オオカミ用の電気ショックの罠?お父さん、そんな事しなくても銃の腕前はあるんだから、こんなもの作っていいの?」


ゲルは父親に問う


「まぁ、そうだけどもオオカミは最近出るし、あとそれと・・・」


父親はゲルに耳元で囁く


「実は、最近ここに敵軍が来ているらしい。それも精鋭の」


「えっ、でも今日のラジオで停戦って・・」


「いつ、停戦合意が破られるか分からないし・・・まぁ、一応だ」


「は~い」


ゲルは納得してオオカミ用の電気罠を作る。


数時間の説明書との格闘の末、罠が出来た。


「おお~お疲れ様。やっぱり、お前速いな。工作とか」


「まぁねぇ。でもこれ結構難しいかったよ」


「お昼いるかい?」


父親はゲルにサンドウィッチを渡す。


「ありがとう」


「なぁ、ゲル。お前、科学の学校に行けよ。お前の頭だったら軍事に生かせるぞ。」


「嫌だね。」


ゲルは否定した。


「どうして?」


「昔、ポピーの生える丘でも言ったけど私はこの戦争を終わらせてもう、一生戦争のない世の中っていうのが私の目標だから」


ゲルはそう答える


「そうか・・・お前はずっと変わらないな。」


父親は少し笑っていた。


「じゃあ、お父さん早く罠を置こうか。私、早く本を読みたい」


「あぁ、分かった」


ゲルと父親は山に登りオオカミ用の罠を設置した。


「これが、反応したら罠が作動したっていうリモコンか・・・・」


父親はリモコンを見ていた。



「そうだな。じゃあ、私は部屋に戻る」


ゲルはそう言い部屋に帰って行った。


そして、数日が経ったある日の夜・・・

東欧諸国が停戦合意を破ってゲルの街に侵攻した。


「お父さん、なんで罠が起動してないの・・・」


「多分、空襲の爆弾で罠が壊れたんだと思う」


「急いで逃げるわよ!!」


街は火の嵐になり敵兵も進行する。

ゲルたち家族は逃げていたが・・・ゲルの両親は敵兵だった英雄アレスに殺された。

※第19話 食人と独夢 参照

地獄地獄地獄ギャハハハ

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