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美食侵略  作者: 神田一二


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第31話 一つの個性に溺れる

これが世界の審理

主な登場人物

【美食倶楽部】

ルー・エバン

フラン・オベール

ゲル・ナウマン

【生徒部会、風紀委員会】

生徒部会長 花山風吹

風紀委員会 ランディ

【生物学部人間構造学科】

リリファ

尾山詩織

【マンドゥカーレ】

ファイラ

アレス

生徒部副会長 メル

メルの飼い犬 ベル

放送が終わり

ファイラは放送室の椅子に座った。


「お疲れ様です。ファイラ様」


アレスはファイラにお茶を渡す。


「ありがとう。頂く」


ファイラはアレスからお茶をもらい

一口を飲む。


「それにしても、よく日本のマンドゥカーレの本部は許可しましたね。この計画を」


アレスはそう口にする。


「まぁなぁ、やはり教祖様もこの学校の異常性に気づいていたんだろ。」


ファイラはそう言う


「なるほど、すいません。私は無知なものでもう少し詳しく説明をお願いします」


アレスはファイラにお願いをする。


「ん~?まぁ、話そうか」


ファイラはそう言い話を始める


「ここの学校は三次大戦の前に開校された学校でな。最初は小さい大学だったのにだんだん大きくなり始めて世界中に分校を作った。それはも~う破竹の勢いで」


ファイラは笑いながらも話を続ける


「そして、アレス、君は想像できるか?一つの個性がある生徒がたくさんいる学校を」


ファイラはアレスに問いかける


「すいません。私は学校に行ったことない身でして・・・・」


アレスは申し訳なさそうに答える。


「そう言えば、そうだったな。」


ファイラは謝り話を続ける


「まぁ、結構すごかった。だけど、一つの才能に溺れる子供は一つ大きな欠点がある。何だと思う?」


ファイラはまたアレスに問いかける。


「えっと、その個性のものしかしないとか」


アレスは答える。


「だいたいは合っているが少し違う。」


ファイラは少し拍手を混ぜそう言うそして、話を続ける


「まぁ、自我が強いということだ。」


ファイラは強く言った。


「どういう?」


アレスはファイラに聞く


「アイツらはな、自分の才能に溺れている。自分にはこれしかないと高ぶって思っている。何て愚かだ。そして、協調性もなく自分の道に進んでいく。日本の有名な小説家の夏目漱石の小説’こころ’のKという男は自分の道を進むために養家を騙して医学部とは違う学部に通い養家から勘当されそして、恋に悩み最終的には自決するという何という自分勝手な奴か・・・」


ファイラは笑ながら話を続ける。


「まぁ、そんな事がある。そして、この学校には障害のある子どもたくさん入り才能のある障害の子供がたくさん入っていた。」


ファイラはそう言うと急に喋るトーンが低くなる。


「だが、しかし三度目の世界大戦でそれははっきりされた。この戦争を犯した独裁者が精神障害を幼い頃から持っていたと戦争犯罪裁判で分かった。なぁ、アレス。そう分かったら世の中はどうすると思う?」


ファイラはそう言いアレスに聞く

アレスは戸惑いながらも答える


「えっと、そうですね。私だったら自分の子供が障害を持っているなら少し戸惑いながら川に流しますね。」


「そうだ!!さすが私の教育を受けた騎士だ!!」


ファイラはアレスを褒めまくる


「ありがたきお言葉」


アレスはそう言いお辞儀をする。


「そう、障害者の子供を殺そうという風潮になった。世界中では、知能検査が流行り知能が低ければ川に流す。親に歯向かったら保護施設に連行されて焼却処分される。何も話さなかったら口に石を詰め込む。そんな事が起きていた。」


ファイラはトーンを保ったまま話を続ける


「だがその時飢饉が襲っていた。誰もかも腹が減っていた。物乞いそんなもんしてもホコリしかもらえなかった。それを危機だと思った我らの教祖様は円卓に贖罪のある人達を食材として食べる事を考えた。それは世界中に広がり今や世界中に信者を増やし世界三大宗教のキリスト、イスラムにも劣らない世界宗教になっている。」


ファイラは咳払いをする


「すまない。少々、話をそれてしまって」


ファイラはまた話し始める


「とにかく、この学校は危険すぎる。独裁者や精神障害者が大量にいてこの世界にはいられない。だから、この学校の生徒は全員いなくならなければならない。危険因子は我々の代で殲滅しないといけない」

そう言いファイラは立ち上がる。


「なるほど!!そう言う事だったのですね。」


アレスは鎧を身に纏っているので拍手の音が鉄交じりに聞こえる。


「ありがとう。アレス、君は剣の使い方や戦争のことしか教えてられなかったからまぁ、この間にいろんなことを知りたまえ」


ファイラはそう言い放送室を後にしようとする。


「んんんん!!!!んんんんん!!!!!!んんんんんんん!!!!!!」


口、手や足を縛られて動きまくる放送部員、その目には助けてと言わんばかり涙が貯まっている。


「あの!!ファイラさんこの放送室にいた女はどうしますか?」


アレスはファイラに聞く


「えっと、そうだな・・・」


ファイラは数分考える。

その間は放送部員の女にとっては地獄だった。

そして、放送部員の女は涙を少しずつ出している。

何も動けないので目で訴えかける


「んんんん!!!!んんんんん!!!!!!」

そして、放送部員の女は暴れ回り足を擦る。


「こら!!静かにしろ!!」

アレスはそう言い自分の腰に携えている大剣を放送部員の女の、喉仏に刺そうとする。


「んんんん!!!!んんんんん!!!!!!」


放送部員の女は首を横に振り涙をこれでもかと出す。

数分の静寂の後ファイラは口を開く


「まぁ、この女は精神異常者ではないからな・・・」


ファイラはそう言うと放送部員の女は落ち着きを取り戻す

アレスは放送部員の女を刺すギリギリの大剣をまた腰に備え直す。


「まぁ、でも後でアイツらに殺させておけ」


「ん!!!」


放送部員の女は泣きながら倒れ込んだ。

その顔には絶望の2文字しか思い浮かばなかった。


放送室を出たファイラとアレス・・・


廊下を歩いていると悲鳴が聞こえてくる


「ファイラ様、耳障りな音大丈夫ですか?耳当てならありますが・・」


アレスはそう言う


「いい、大丈夫だ。私はこの悲鳴を聞きたい。この精神異常者しかいない学園が普通の人しかいなくなる音を聞いていたい。それに、私達がどれだけいい事をやっているか。この目に焼き付けておきたい」


ファイラはそう言うと廊下の窓を見る


「見たまえよ。アレス」


ファイラはそう言いアレスに窓を見るように命ずる。


「はい!!」


アレスはそう言い窓を見る


そこにはマンドゥカーレの信者たちが武装してイールド校の生徒を銃で追い詰めて殺し、生け捕りにして捕まえて服を脱がせてどこかに連れて行かれている情景が流れていた。


「すごいですね。本当に・・・」


アレスは呆気に取られている。


「だろう。本当に海を越えて来た信者たちも来たから教祖様にはもう感謝の言葉しかないよ」


ファイラはそう言い天井に頭を向けて教祖様ありがとうと言わんばかりに手を合わせる。

そして、アレスもファイラの真似をして天高くに手を合わせた。


ファイラとアレスは外に出る


「きゃ!!!!」


「助け!!!!・・・・」


「俺はお前らに何か・・・・」


イールド校の生徒は大きな声を出しながら天にかえっていく


「本当にファイラさんは良心的ですね。この世界では生きるのが難しい人を天に返してなんていい人なんですか!!!」


アレスはファイラを褒める


「そんな褒めないでくれよ。アレス。早く帰ってお茶とスイートポテトでも出してくれ」


ファイラは嬉しそうに言い帰ろうとする。


すると、


「助けてくれ!!助けてくれ!!」


イールド校の生徒がファイラに縋りついた。


「た、助けてくれ!!俺らはなぜ殺され・・・・」


アレスは腰に携える大剣を抜きイールド校の生徒の首を一突き。

大剣はイールド校の生徒の首を貫通した。


ファイラは冷徹な目をしていた。

それは、まるで魑魅魍魎を見ているようだった。



「す、すいません」


マンドゥカーレの信者が青ざめた顔でファイラの所に近づいてくる


「すいませんでした。まさか、ファイラ様とは・・・」


信者はオドオドしながら土下座をする。


「まぁ、いい。顔をあげろ」


ファイラは信者にそう命ずる。

信者は顔をあげるとファイラはこう答える。


「私がいたから良い者のもし、いなければこいつはこの世界で大暴れて世界の終焉を招きかねかった。反省しろ!!」


ファイラはそう言い支部に戻ろうとする。

信者は土下座をしたまま反省の言葉を口にする。


「すいません。私はこの作業をなめていました。反省をしておきます。大きな罰でもいいです。何かこのバカな私に罰を・・」


「あの~ファイラさん、アイツどうするんですか?」


アレスはファイラに聞いてみる

すると、ファイラは怒った顔をしこう答える。


「アイツは、この計画が成功したらこのマンドゥカーレを除名処分する。」


「はっ!!」


アレスは威勢の良い返事をする。


「アレス、やはりお前は、私の弟子でよかった」


「ありがたき幸せ」


「よし、後で私のために茶を出せ!!」


ファイラはまた同じ命令をアレスに言う


「分かっております」


そんなことを言いながらファイラとアレスは支部に戻った。

まだまだ続くマンドゥカーレの全て

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