第19話 食人と独夢
原因究明!!
主な登場人物
【美食倶楽部】
ルー・エバン
フラン・オベール
ゲル・ナウマン
【生徒部会、風紀委員会】
生徒部会長 花山風吹
風紀委員会 ランディ
【患者】
マルコ
【生物学部人間構造学科】
リリファ
尾山詩織
【食堂】
ミリア
「この食中毒の原因が分かったぞ!!」
詩織はそう言い酒缶の空き缶をゴミ箱に捨てる。
「その原因はなんなんだ?」
ルーは詩織に聞く
「それは・・」
「それは・・・」
ルー達は息を呑む
「CMの後で!!」
ルー達三人はズッコける
「なんですか?それ初っ端から」
ゲルは詩織に文句を垂れる
「ごめんてば」
詩織はそう言いながらポッケから酒瓶を出し飲む
「もう、そんなに飲んでしまったら美しくなりませんわ」
フランは詩織に謎の心配をする。
「大丈夫!大丈夫!」
詩織は酒瓶を飲みながらピースをする。
「それより。食中毒の原因は何だ?」
ルーは本題に戻し詩織に聞く
「あぁ、そう言えばそうだったな。」
詩織は酒瓶をしまい話そうとする
「まず、結論から言うその方が分かりやすいからな。まぁ、でも別、どっt・・・」
「早く言え!」
ルーは詩織をそう諭す。
「はぁ、もうちょっとゆっくり言いたいんだけどな。そこまでルーが聞きたいんだったら言うよ」
詩織は咳払いをして
「結論、この食中毒は・・・・人間の肉を人間が食べ異常なたんぱく質が脳内を壊すのが原因だ」
詩織はそう言った。
「どういうことですの?」
フランは詩織に聞く
「なぁ、ゲル?君は歴史学科だったよな?」
詩織はゲルに指を指す。
「はっ、はい」
ゲルはすぐに返事をする。
「確か、今歴史学科はオセアニア州の歴史について必修科目で履修しているだろう?」
「・・・はい、私は今、オセアニアの慣習のれきs・・・あ!」
ゲルは何かに気づいたようだ。
詩織はゲルの顔を見て少し笑みを浮かべる。
「何ですの?ゲル?」
「何か関係があるのか?ゲル?」
ルーとフランはゲルに何なのか聞こうとする。
「言っていいんじゃないか?ゲル」
詩織は酒瓶を持ちまた、飲み始める。
「っはい!」
ゲルは頷き話しを始める。
「南太平洋にある島国。パプアニューギニア。そこの東部の高地の極めて限定的な地域では亡くなった人を食べる風習。食人習慣がありました。食人習慣は儀礼的なもので女性と男女の子供のみ課せられた慣習だったみたいです。だけど、第二次世界大戦後、オーストラリア政府が医療出張所を設立させました。その時、フォア族という民族の間で若い女性が震えて死ぬという病が流行っていました。オーストラリアから派遣された医師たちは原因をその食人葬だと分かり直ちに中断した途端、その病は収まったみたいです。」
ゲルは講義を思い出しながら話した。
「な、なるほどですわ。そんな恐ろしい事が・・」
フランはとても驚いていた。
一方、ルーは首を傾げながら頷くだけであった。
ルーはもしかしたら眠かったかもしれない。
詩織は酒瓶を机に置きこう言った。
「そして、それは現地の言葉で’震える’を意味する。’クールー病’と言われている。」
「そうなんですの。怖いですわ!!」
フランは体が全身震えていた。
「なるほど。」
ずっと喋っていなかったルーは口を開く
「だが、しかし人肉なんてどこにも売ってないぞ。あと、そんな珍品あったら生徒部会も気づきそうなものだが・・・」
ルーはそう言う。
「ルーが言ってることも確かだ。もし、人肉があったらこの私も気づく。だが、しかしそんな情報聞いたこともない」
詩織は酒瓶に入っている酒を一口飲みそう言う。
「う~ん、謎ですわ」
フランは首を傾げる
「・・・あっ?」
ゲルは何か思いついたような仕草をする。
「ゲル、あなた何か分かったですの?」
フランはゲルに聞く
「もしも、虚偽をしていたら・・・」
ゲルはそう言った。
「どういうことですの?」
フランはゲルにもう一回聞く
「もしもの話ですけど食品のラベルが豚肉とか鶏肉とかに変わっていたら・・・」
「「それだ!!!」」
ルーと詩織はゲルの方を見てそう言う
「えっ、どういうことですの?」
フランは、イマイチ分かっていなかった。
「だから、違う食品に偽装して人肉を売っていた。そういう事だな。ゲル!!」
ルーはゲルにそうなのか聞く
「はい、だいたいそうです!」
ゲルはそう言った。
「じゃあ、明日くらいスーパーでお肉を買いに行こうぜ!!」
詩織はそう言い酒瓶を飲み干し机に豪快に置く
「いや、待ってくださいですわ。」
フランは詩織に向けて言う
「どうした、フランって人?」
詩織はフランの言葉に首を傾げる
「お肉ならここにありますわ。それもたくさん」
フランはそう言い冷凍庫を開け昨日の夜(前話)でミリアからもらった3㎏の肉の塊を持ち上げる。
「おおう!!」
詩織は大興奮する
「これは、どこで買ったものなんだ?」
詩織は聞く
すると、ルーはこう答える
「確か、食堂のおばちゃんが言うにはいつものスーパーで買った物って言っていたぞ!」
ルーは詩織に言った。
「なるほど、このイールド校の島にはスーパーは一軒しかない。だったら・・・」
詩織は目が輝きだし
「急いでこの肉を私のラボに持っていくぞ!」
詩織はそう言い美食倶楽部の部室を開け走り出す。
「待ってくださいませ!!」
フランは3キロの肉の塊を持ち上げながら詩織を追いかける
一方、ルーとゲルはというと・・・
「おい、お前らバケモンか!!速すぎるわ!!」
「待ってください!あっ、さんs・・・」
ゲルはぶっ倒れた。
「ゲルルルルルルルr!!!!!」
ルーはゲルを背中に乗せてあの酒カス女(詩織)と筋肉ムキムキ女を追いかけた。
ルーはようやく詩織のラボに着きラボ内に入る
「お前ら速いんだよ!!人間じゃねぇ!!」
ルーは怒りを含んだ大声を出しながら入る。
すると、シーとジェスチャーをするフランがいた。
ルーは静かにフランの所に行く
ぶっ倒れて寝ているゲルを隣の椅子に座らせフランの近くに座る。
「どうしたんだ?フラン、そんなジェスチャーをして?」
ルーはフランの耳元で小さく言う
「今ですね。詩織はゾーンに入ってますの?だから静かにしないとゾーンが切れてやる気とかが無くなったらどう責任取りますの?」
フランはそう言い
ルーは詩織の方を見る。
確かに、詩織は肉の塊を切り調査キッド?というもので何かを検査しているようだった。
「それなら、仕方ない。静かにしてあげるか・・・」
ルーはそう言った。
▲
ゲルは夢を見ていた。
それは、幼少期か青年期の思い出だった・・・
「お母さん!お父さん!見て綺麗な赤い色のポピーの花!!」
ゲルは笑顔で喋る
「そうだね。綺麗・・・」
「本当、綺麗だ・・・」
ゲルの両親はゲルが話す光景に嬉しそうだがどこか哀愁漂っている。
「知っている!?この花は第一次世界大戦後に荒廃したヨーロッパで咲き乱れたんだって!」
ゲルは笑顔で知っている知識を両親に話す。
「そうなんだね。お母さん知らなかった」
「本当にゲルは凄いな。いっぱい歴史の事を知っていて」
ゲルの両親は笑顔を取り作っているような感じを出していたがまだ、純真無垢のゲルにはその事がまだ、理解できなかった。
「だから、この戦争が終わったらもっときれいな花たちが生まれるんだろうな!!」
ゲルは丘を走り回っていた。
光景や年齢も変わり夜の描写になっていた。
空襲警報が街に鳴り響きゲルは両親と一緒逃げていた。
ゲルにはいつもの光景だった。
すると、裏通りから敵兵が現れた。
そこからはゲルにとっては残酷でしかなかった。
「やめてください!!」
ゲルのお母さんが叫ぶ
「お前らみたいな!!ゲルマン人は我々、東欧の者にとって害悪しかない」
敵兵は他の敵兵から「よっ、東欧の英雄」と称賛されている。
ゲルには理解できなかった。
そして敵兵はゲルの母親を剣で一突きしようとしたが・・・
「やめろ!!」
庇ったゲルの父親が剣で一突きになった。
「あぁぁぁあ、あなた!!」
ゲルの母親は泣きながら叫ぶ
「チッ、バカな奴」
東欧の英雄は死体に唾をつけ恐怖で動けないゲルの母親を剣で一突きにした・・・
これは、ゲルの過去の現実である
面白いと思ったら★やリアクション!




