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美食侵略  作者: 神田一二


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第16話 謝らないで…

ルーは友達思いなんだよ

主な登場人物

【美食倶楽部】

ルー・エバン

フラン・オベール

ゲル・ナウマン

【生徒部会、風紀委員会】

生徒部会長 花山風吹

風紀委員会 ランディ

【患者】

マルコ

【生物学部人間構造学科】

リリファ

???

「マルコさんですね。」


ゲルはベッドで寝込む男に言う


「あぁ、そうだが?君たちは誰だ?風紀委員会の人たちか?」


マルコはそんな事を言ってくる。


「いえ、私たちは美食倶楽部の者です。」


ゲルはそう言う


「あぁ、そうかい」


マルコは天井を見て目の焦点もあっていない様子だった。


「あの、大丈夫ですか?」


ゲルはマルコに聞く


「あぁ、大丈夫だ。」


マルコは天井を見てぼ~っと見る。


「ねぇ、大丈夫ですの?」


フランはゲルに聞く


「いや、挙動も結構おかしくてこれ絶対神経毒とかの部類です。」


ゲルはフランに耳元で囁くするとルーは‥


「マルコさん、いつから入院しているんですか?」


ルーはマルコに聞く


「えっといつだっけな・・・ごめんね。覚えてないんだ。」


マルコは天井を見てルーに謝る。


「いやいや、大丈夫ですよ。」


ルーはそう言い続けて


「では、何か原因で入院したと思いますか?」


ルーはマルコに聞く


「あぁ、あぁぁぁあ」


マルコは奇声を発して続けてこんな事を言った。


「これをあげる」


マルコはルーに中身があるジップロックを渡す。

その中身は髪の毛、綿棒、欠けた歯があった。


「えっ!?これなんですか?」


ルーは驚きながらも聞いてみる。

すると、マルコはこう言った。


「あぁ、それは、僕の」


「「!?」」


ゲル、フランは驚く


まぁ、そうだよな。

大体、予想出来ていたがそれでもルーはいったって冷静だ。


「そうなんですね。」


ルーはジップロックをポッケに突っ込む

そして、また話し始める


「では、今どんな症状がありますか?」


ルーはマルコに聞く


「倦怠感、気分の減退、食欲の減退、目がチカチカする。何かに触れるにも痛いと感じてしまう。そして、めまいがする。」


マルコは症状を淡々と言っていく

それをゲルは一言一句逃さずメモに書く。


「あぁぁぁぁあ」


マルコは疲れた様子で天井を見る。


「すいません。疲れましたよね。急に私たちが来てこんな話されて」


ルーはマルコに謝る

すると、マルコは首を振り


「いやいや、嬉しかったよ。風紀委員会の奴やここの医者はあんまりそんなこと聞いてこなくて自分勝手に症状を乱立しこっちの話を全く聞いてこないし君らは良心的でいいよ。」


マルコはそう言った。


「そんなんですね。ありがとうございます。」


ルーはお辞儀をした。


「では、私たちはこれで失礼します。」


マルコに挨拶をして美食倶楽部3人は病室を出た。


「いや~すごかったですわ。ルー、天才的な聞き方ですわ!!ビュティーフルですわ!」


「ほんとう、すごかったです。ルーさん」


ゲルとフランはルーを褒め称えるがルーはと言うと・・・


「うん」


やっぱり元気がない様子だった。

ゲルとフランはお互いの顔を見て一緒に頷いた。


「ねぇ、ルー、もうそろそろお昼なので食堂行きませんこと?」


「そうですね。ルーさん、行きましょう!」


ゲルとフランが言うもんだからルーは仕方なさそうに


「うん」


ルーはただそれしか言わなかった。

美食倶楽部の3人は食堂の海の見えるテーブル席に座っていた。


「う~ん美味ですわ!この、カルボナーラ」


「この、ソーセージの燻製もおいしいですよ」


ゲルとフランは楽しそうに話していたが

ルーはビーフシチューを食べながら外を見ていた。


「ねぇ、ルー、何があったんですの?」


フランはルーの目を見る


「えっ!?」


ルーは少し困惑していた。


「私、何か変?」


ルーは困惑そうに言うと・・


「はい、結構顔に写ってました。ルーさん何があったんですか?」


ゲルはルーの顔を見てそう言う


「う、うん。話さないとね。この事件を解決できなかった末路を・・・」


ルーは話し始めた。


「もし、この食中毒事件を解決できなかったら・・・」


ルーは涙声を含めて話し続ける


「私たちは除名処分になる・・・」


ゲル、フランは首をこくりと頷く


「だけどね。これを決めたのは私なのだからね。私が勝手にやったことでゲルやフランが除名処分になるのが嫌で自分の中で猛省してた。私が勝手な約束をしたせいで二人がこの学校を去ることが嫌なんだ。そして、2人は首席で合格したのにその光栄を私の手で汚すことが嫌なの!だ、だからね・・・」


ルーは涙を流しこう言った


「この事件は私だけで解決する」


「「え・・・」」


2人は言葉が出なくなった。


「これは、私が作り出したこと私がやらないと!!」


ルーは泣きながらそんなこと言った。

すると、フランは立ち上がりルーの所に向かいルーの顔を叩いた。


「痛」


「ルー・エバン!何を言ってるんですの?あなたはこの事件を解決したいのでしょう。だったら・・・私たちを頼ってください!!確かにこの事件解決できるかは不安ですがあなた一人じゃもっと無理です。私たちを頼ってください!!」


ルーはそう言った。

そして、ゲルも反応を示した。


「そうですよ。私たちを頼ってください。ただでさえ風紀委員会の精鋭部隊でも手を焼いている事件なのにそれを一人なんて無茶です!私たちを頼ってください!!私たちなら絶対解決できると信じて受けたんでしょうから!!」


ゲルの言葉でルーはハッとさせられた。


そうだ。何を一人で背負ってんだ。私、風紀委員のバカな言葉を妙に怖がって一人で解決しようとしてんだ。私たち3人が入れば最強なのに・・・


ルーは何か心からこみ上げた気持ちが出て来た。


「そ、そうだよな。私たち3人が入れば最強だよね・・・」


ルーはまた泣き出した。

フランはルーをぎゅっと優しく抱いた。


そんな事があり・・・ルーの涙は消え本格的な作戦会議に戻った。


「で、どうするですの?」


フランはルーに聞く


「まだ、そんな考えてないんだよ。」


ルーはそう言った。


「まぁ、そうですよね。急に言われたことだから」


ゲルはそう言い

何も進展のない会話が続いていた。

そんな事があり数十分後

作戦会議は行き詰まり状態だった。


すると・・・


「あれ、ゲルさんと美食倶楽部のお二人さん」と女の子が言ってきた。


「あの~誰ですか?」


ゲルは女の子に聞く


「私ですよ。先日の下着泥棒の時に廊下で叫んだ人ですよ。」


女の子はそう言った。


「あぁ~」


ゲルは首を上下する。


「君だったんだね。へぇ~」


「はい、生物学部人間構造学科のリリファと言います。」


リリファは自己紹介をする。


「ねぇ、フラン。普通叫んだ人って言わないよな」


ルーはフランに耳元で囁く


「それを耳元で囁かないでもらえます。」


「へぇ~リリファさんって言うんだね。可愛いね。」


キュン!!

リリファはゲルの笑顔で尊死寸前だ。


「で、どうしたんですか?お三人方?」


リリファはそう聞く

そして、ゲルは事の経緯を話した。


「なるほど。そうなんですね。」


「そうなんだよ。リリファさん。原因さえ分かればいいんだけど・・」


ゲルはそう言うとリリファが


「もしかしたら分かるかもしれないです。」と言い出した。


「「「!?」」」


三人は驚いた。


「そ、それは本当か!?」


ルーは食い気味にリリファを見る


「ちょ、ちょお、顔が近いです」


「す、すまん」


リリファの言葉にルーは顔を遠ざける。


「えっと、ですね。私たちの人間構造学科には今年から日本の交換留学生の子がいるんです。その子は天才で検査・研究に関してはピカイチなんです。」


リリファはそう言った。


「では、早速ですが行きましょう!」


フランがそう言うとリリファは顔を強張らせる。


「どうしたんですの?」


フランが聞くとリリファは

「その子ちょっとおかしいんですけどそれでも会いますか?」


「「「会う!!!」」」

三人は一斉にそう言いリリファは頷き案内した。


そして、ラボに着きドアを開ける。

そこにいたのは・・・


「ギャっハーーー!!飲むぞ!!研究するぞ!!」


酒を飲み、酒缶を乱雑に置き椅子を回しながら楽しく遊ぶ女の姿が・・・

次回ヤバい女との邂逅

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