初めての沖縄
龍二は母親の言うがままに沖縄に転校することになる。そしてこれからが、沖縄今帰仁での不思議な物語の始まりです。
― ここから沖縄 ―
沖縄に転校して四ヶ月がすぎ、島(今帰仁)の生活になれた頃待望の夏休みがやってきた。
終了式が終わり、いつもの五人で帰路に向かっていると急に雨が降りだした。空はサンサンと日が照っている。
沖縄の夏はティーダアミ(太陽雨)がよく降る。
島では、ティーダーアミに打たれると、はぎちぶるー(はげ頭)になるといわれている。
龍二たち5人は素早く移動しがじゅまるの木の下で雨宿りをしていた。
まわりを見渡すと赤花が咲乱れている。ティーダアミにうたれた赤花は青い空に映えて、実に美しく心地よく風に揺れている。
空を見上げるとよりいっそう青く、むやみに眩しいくらいだ。
その頃になると、龍二はほどよく日に焼けていた。なんとか沖縄の子供に近づいたような気がした。
しかし、大阪で生まれ育ったせいか、大阪の言葉はぬけることなく、まわりの人達も龍二の言葉は気にならなかった。
ウチナーンチュ(沖縄の人)には物事にこだわらないおおらかさがある。
いわゆる、てーげー主義なのだ。
てーげーとは、日本語にあてはめると{たいがい}となる。おおまか、アバウト。いわゆる物事をそんなに気にしない。つまり、ゆとりから結びついているのだ。
龍二はその今帰仁の環境にあっていたのだろう。
☆主な登場人物
龍ちゃん ・・・ おおしろ龍二
あきらくん ・・・ かねしろあきら
ぶんじー ・・・ とくやまぶんじ
エーミー ・・・ たまきエミ
ガッパイ ・・・ きんじょうたけし
きじむなー ・・・ カイト




