表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
約500文字の毎日  作者: 端役 あるく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
114/143

鳴く目覚まし時計


 朝、起きる。目を開けて、体を起こして、スマホを持ち上げる。ブルーライトが私の目を襲う。それに立ち向かう私は歴戦の勇者だろうか、違うだろうな。


 刺激に戦いを挑んでいるどころか、その刺激は副産物で主要因の引力には完全に敗北している。堕落し切っているではないか。


 嫌になるけれど、そんな風が頭をよぎっても辞められないのがその作業である。スクロール、スクロール、少しみて、スクロール。


 腐っているというのは死んでいるということにはならない。発酵というのが腐敗とほとんど一緒だと言うけれど、人が腐ると人が発酵するのとは同じだろうか。私は間違いなく、今腐っているけれども、発酵とはどうすれば良いことなのだろう。少しの変化だと言うのなら教えて欲しい。


 改めて、人が腐るとは良い表現だとこれ以上ないほどに思う。実に的を得ている。もちろん、実際に腐敗するわけではないからウジが湧くわけではないが、私の場合、五月蝿い流行りのポップスがブンブンと飛び交う。


 五月病、私、死体。そっくり。


 ピピピピピピ。目覚まし時計が鳴り響く。スマホからポップスの音を上書きする鳴き声が聞こえる。鳥の音の様に甲高い。蝿を散らす。


 立ち上がる。大きくあくびをする。ビリビリビリビリ。カレンダーは五月の終わりを告げた。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ