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異世界から帰って来たよ!  作者: ミニスカの高校を夢見る男子
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23/28

23話



「いよいよか…!」


朝起きて、朝食を食べて歯を磨き、準備はできた。


「緊張するなぁ」


もしかしたら邪神討伐の時よりも緊張してるかもしれない。


「行ってきまーす」


そうして僕はドアを開けて学校へと向かった。



☆☆☆☆☆☆☆☆



あっという間に学校につき、時間は過ぎてこの時が来た!


「えー今日はみんなに新しい友達が加わりまーす」


先生のやる気のない声が響く。さっきから心臓がうるさいシー、変な汗も出てくるし!


『え!だれだれ!?』『女の子か!?』『今更この季節に来るなんてな』


教室の中がざわめく。怖い怖い怖い!男でごめんなさい!こんな時に来てごめんなさい!


「はいれー」


「し、失礼します!」


『…………』


教室の中がシン…と静まり返る。

な、なんだ!どうしろと!?


「ほら、自己紹介だろ」


「え、あ、はい!」


そうだ!この時のために色々と考えただろ!今こそいう時だ!………忘れたー!頭が真っ白だよ!どうしよう!なんて言おう!?落ち着け!そうだ!


【思考速度上昇】【並列思考】【冷徹】発動!


「僕の名前は天野タツキです。趣味は読書です。特技は運動全般です。こんな時期での編入ですが、みんなと仲良くできたら嬉しいです。これからよろしくお願いします」


『………』


ふむ、完璧のはずだが?

いや、運動全般と言ったのが不味かったんじゃないのか?生意気だぞ!的な?

嘘は言ってないだろ!僕のステータスがあれば運動なんて楽勝だろ!

い、いや。も、もしかしたらだけど…でも信じないんじゃないのかな?そんな人いるかな…?

ははははは!趣味が読書がいけなかったんだよ!暗い奴って思われちゃったんじゃない!

馬鹿野郎!言い方が悪かったんだよ!もっとでけえ声で喋ればよかったんだよ!


うるせえええええええ!一斉に喋りすぎだ!それよりこれからどうするか考えろ!【冷徹】が解けただろ!

ふざけんな!


わかったわかった。

はいはい。

うるせえな。

りょーかーい!

ご、ごめん…。

だが、これーーー【並列思考】解除!


ふう、静かになった。しかし、反応が無いのは辛いぜ…!僕の…心はガラスでできている…!


『キャアアアアア!』


びっくりしたああああああああ!


み、耳が!耳ガァ!僕の強化された耳ガァ!

無詠唱で耳にヒールをかける。幾らかはマシになった。しかしいきなりなんだ?


『イケメンよイケメン!』『アイドルの人かな!?』『でも見たことないよ!』『ちっ!爆破しろ!』


…なんとなく理由はわかった。漫画とかである美少女が転校して来た時の男バージョンだろ?


ちなみに、僕は自分がイケメンだと思ってなかったけど、ここまではっきりと言われたら納得する。魅力値という数値に表されているしね。僕は鈍感系主人公とかの部類では無いからね。


「うるさいぞーお前ら。あータツキ。お前は適当な空いてる席についとけ」


「はい」


助かったー。これでひとまず落ち着け…ないな。みんなが僕を見ている。ん?あ、あれ?こいつは…いや、そんなバカな話あるわけがないな!


「…おはよう」


「……おはよう」


僕が座った隣の席には僕に惚れ薬を飲ませたりした、茜さんが座っていた。



☆☆☆☆☆☆☆☆



「これで朝のホームルームを終わる」


「起立、礼」


号令をし、みんなが散らばり始める。


「(バッ!)」


「(ガシッ!)」


ちぃ!

逃げようとしたら茜さんに肩を掴まれた。


「なんであなたがここにいるんですか!?」


「…な、なんのことですか?」


し、知らない!僕はこんな人知らない!


「しらばっくれないでください!あの時『もう二度と会うことはないだろう』とか言ってたじゃないですか!」


「うぐごおおおおおおおお!」


恥ずかしい!はずかしいよぉう!何が『二度と会うことはないだろう(キリッ)』だ!?死にたい!死にたいよおおおおお!


「だ、だって君が学校にいるなんて思わないだろう!?」


「私だって学校くらい通いますよ!?あなたこそ学校に来るなんて思いませんよ!というか同年代だなんて!それに同じ学校って!?」


「僕だって知らないよ!やめてよね!あんなにカッコつけちゃってさ!僕!恥ずかしいよ!」


「それこそ知れませんよ!あなたが勝手にカッコつけただけでしょう!」


「そもそも君があんなもの飲ませなければ良かったじゃないか!」


「…っ!そ、そのことはもう忘れてください!そんなことよりあなたのことを教えて下さい!なんなんですかあなたは!?」


「そ、そんなことより!?そんな事よりって言ったか!?ぼ、僕あんなに激しくされたのは初めてだったのに…」


「ご、誤解を招くような言い方をしないでください!それでは卑猥に聞こえます!」


「は?……!?別に嘘じゃないじゃないか!それにそんな思考回路してる方が卑猥だよ!」


「!?何ですって!?」


「なにおう!?」


『『『…何これ?』』』


次のチャイムが鳴るまでこのくだらない言い争いは続いた。

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