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異世界から帰って来たよ!  作者: ミニスカの高校を夢見る男子
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21/28

21話



彼女についてき、やって来たのは山奥にある大きな館だった。


「母さまー!今帰りましたー!」


「お帰…あらあらあら!誰なのその子は!?」


どうやら僕のことみたいだ。


「それは後で話します。婆さまも共に」


「わかったわ。じゃあ先に着替えてらっしゃい」


「はい」


…僕は?ねえ僕は?


「着替えは置いてあるからね。居間で婆さまと待ってるわ」


「なるべく早くします」


ねえ僕!僕はどうすればいい!?一応魅了された状態だから下手に動けないんだけど!?

あっ、二人とも行っちゃった…。もう帰ろうかな。場所も覚えた…というかマップにのったし。


しばらくするとドタドタと音がしてきて、


「ごめんなさーい。すっかり忘れていたわ」


ふざけんな。



☆★☆★☆★☆★☆★☆



「ーーーということがありまして」


「ふむ、成る程のお」


しばらくおばさんとお母さんは考える素振りを見せてーーー


「「惚れ薬使った?」」


「っ!…はい、使いました」


顔を真っ赤して答える茜。やめろよマジで、こっちまで赤くなるだろう!


「じゃあ彼に話を聞いてみましょうか」


来た。どうしようかな。適当に嘘をつくか、それとももう演技をやめるか。…うん。演技をやめよう。もうめんどくさい。


スッと僕は立ち上がり、


「話すことは何もない。もともと僕は惚れ薬は聞いてないようだしね。僕はこれにて失礼する」


「「「なっ!?」」」


驚く声が三人揃って聞こえる。


「ちょっ!ちょっと待ってください!何で平気なんですか!ありえない!あなたは何者ですか!?」


「話すことは何もないと行ったはずだ。ただ、僕は聞きたいことがたくさんあるので勝手に盗み聞きするか何かするつもりだけどね。君らとは二度と会うことはないだろう」


【隠密】【縮地】【身体強化】発動。


「消えた!?」


「全員警戒態勢!侵入者を逃すな!」


残念。もう屋敷からは脱出した。ついめんどくさくなって出て来ちゃったぜい。まあいいや、一人二人捕まえて話を聞こう。それが一番手っ取り早い。



☆★☆★☆★☆☆★☆



「ただいまー」


「「「おかえりー」」」


僕が帰って来た時には三人はもうくつろいでいた。丁度いい。


「三人にお土産あるからちょっと集まって」


「なになにー?」


「あら、嬉しいわね」


「子供の小遣いで買えるものなんて限られてるだろうが、気持ちは嬉しいぞ」


三者三様の反応。…父さん、今の言葉…僕を舐めているな?


「アイテムボックス。先ずは母さんからね」


そう言って取り出したのは装飾のされたブレスレット。


「ありがとうタツキ。とても嬉しいわ…」


ブレスレットを受け取りながら微笑む母さん。


「そう言ってくれるのは作った甲斐があるけど、それの凄いところはこれからだよ」


僕はニヤリと笑う。


「それね、異世界で取れたオリハルコン…まあ珍しい金属をふんだんに使って作った合金で、錆びないし酸化しないし壊れないよ。後ね、それつけてると魔法が使えるから」


「「「ええ!?」」」


その顔が見たかったんだよ僕は!その驚いた表情を見るために僕は邪神討伐の合間に試行錯誤して作り出した至高のアクセサリー!


今回エンチャントしたのは【身体能力上昇】【自然治癒力・回復速度上昇】のものに加え【料理術】【洗濯術】などのものをつけた。


「その腕輪の中心に宝石があるでしょ。そこの光沢が完全に無くなったら使えなくなるから」


二度と使えなくなるわけではないけど。


ブレスレットの中心には高純度の魔石が埋め込まれており、そこに魔力を貯めておき魔法を使うというもの。ちなみに付与した魔法は氷属性。護身用に使ってくれ。








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