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第2章 ホーリズム
生まれ変わったら彼女みたいになりたい。
勝山藤愛は、そんな女の子だった。
可愛くて、運動神経が良くて、誰とでもきさくに話せて、友達もいっぱいいる。
根暗で勉強くらいしか取り柄がない私にとってはとてつもなく眩しい存在だった。
だからこそ、席替えをして班が一緒になって、彼女から話しかけられた時は、奇跡だと思った。
密かに想っていた人が自分のことも想ってくれていたという奇跡。
こんな奇跡が果たしてあっていいのかと、神様を疑った。
……でも、今思えば、やっぱりそれは奇跡なんかじゃなかった。
あれはきっと悪戯だ。
神様が仕掛けた罠だったんだ。
私達はその甘い罠にまんまと嵌られ、ついでに友情という枷も嵌められてしまった。
そして、その重たくどす黒い枷は、今も私達二人を苦しめている。
ご一読ありがとうございました。




