表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンマスターは神様です  作者: ひつじかい
番外編:アイリス大陸
55/191

【理想郷】

アイリス大陸編は、BL・女装・ロリコン・近親相姦などあります。

◇パラダイ王国・聖地◇


 俺の名前は、夢野(ゆめの)天国(あまくに)

 新米ダンジョンマスターだ。


「ヤバい」


 ダンジョンコアを本起動する為に造った地下の小部屋で、俺は呟いた。

 何がヤバいって、地上が、ユニ教と言う宗教の聖地なんだよ!


 ユニ教

  アイリス大陸で信仰されている一神教。

  『女は男の為に創られたので、女は男より劣る存在だ』と言う教えがある。

  それが受け、かつて信仰されていたローディー教に取って代わった。

  処女である『神の娘』を理想の女とし、(中略)、レイプされた女性を殺す。

  聖獣は、ユニコーン。

  ダンジョンは悪魔の産物と教え、討伐を推進している。(ヘルプより)


 討伐待った無し!

 何とか、見付からない様に……。いや! 見付かっても勝てる様に、何か……!

 落ち着け。『彼を知り、己を知れば、百戦危うからず』って言うじゃないか。

 先ず、自分の事から知ろう。

 俺の種族は、……『吸精鬼』?


 吸精鬼

  この世界では、インキュバスとサキュバスの種族は、吸精鬼となっている。

  異性の攻撃は無効であり、場合によっては吸収・パワーアップする。(ヘルプより)


 え? マジで? 異性の攻撃無効?

 って事は、サキュバスで固めれば、無敵じゃん!

 ちゃんと、召喚リストに有るか確認する。……うん。ある。良し!



 さて、次は、彼方さんの戦力の確認だな。


 アリコーン騎士団

  ユニ教の総本山ミソジン国が有する騎士団。

  アイリス大陸では、戦闘は男の役目である為、男のみで構成されている。(ヘルプより)


 良し! 勝ち確! 良かった、良かった。

 まあ、何か有効な魔道具が無いとは言い切れないから、油断は禁物だけどな。



 では、サキュバスを召喚するに当たって、理想の女だと言う『神の娘』の容姿を調べてみよう。


 神の娘

  外見年齢12歳の美少女。白い髪に紺色の目、白い肌をしている。

  ユニ教徒の理想の女であり、その為、女の結婚適齢期は10歳~14歳。(ヘルプより)


 ……これ、逆じゃないのか?

 10歳~14歳が好きだから、『神の娘』が理想の女と呼ばれるようになったんじゃないのか?

 まあ、どちらが先かなんて、どうでも良いか。

 俺は、先ずは一体、カスタムで『神の娘』と同じ特徴のサキュバスを召喚した。


「宜しくお願いします。マスター」

「ああ。天国だ。宜しく。お前の名前は……天女(あまめ)で良いかな?」

「はい」


 妖艶な雰囲気で答える天女に、早速命令する。


「無垢な少女のように振舞ってくれ」

「マスターの趣味ですか?」

「まさか。この国の男共の趣味だよ」


 俺は、ペドフィリアでも非処女嫌悪でも無い。

 ところで、男性嫌悪はミサンドリー・女性嫌悪はミソジニーと言うらしいが、非処女嫌悪は何と言うんだろうな?


「此処では、大人になる通過儀礼や結婚の条件として、女性器切除を行うらしい。その時のショックや後の難産等で死ぬ女性も多いとか」

「若い女性の死亡率を上げて、何のメリットが在るのでしょうか?」

「さあ?」


 女性器切除のメリットならまだしも、死亡率を上げるメリットなど想像も着かない。

 



 あ。そうだ!

 聖地って、ミソジン国のどの辺りだ? 其処も確認しておかないと!

 慌てて地図を開くと、表示された文字は、『パラダイ王国中部 元【ユニコーンの森】』だった。


 パラダイ王国

  アイリス大陸北部に位置する王国。

  比較的豊か。

  聖地【ユニコーンの森】を悪魔から奪還した。(ヘルプより)


 ユニコーンの森

  ダンジョン。

  ユニ教の聖地。

  ダンマスが討伐された為、湖は涸れ、森も枯れた。ユニコーンも姿を消した。

  人々はそれを、悪魔の呪いと考えている。(ヘルプより)


 見付かったら、呪いをかけた悪魔は俺と言う事にされるかもな。

 悪魔呼ばわりだけでも業腹なのに、そんな事になったら、俺、何するか分からないよ? 暗黒微笑ダークネススマイリング


 


 冗談はさておき、さっさとダンジョンを造るか。


 先ず、涸れた湖の底に、メインダンジョンへの入り口を造る。

 メインダンジョンへ、コアを移動。

 湖を水で満たす。

 これで、初期DPの殆どを使用してしまった。

 まあ、コアを守る為だから仕方ない。


 次に、湖、及びその周辺をダンジョン化。

 後は明日だな。




『湖が復活している!』

『呪いが解けたんだ!』

『おお! 神よ! 感謝致します!』


 翌日。

 湖に水が湛えられている事に気付いた街の住民達が、大喜びして神を讃えていた。

 良かったな。俺も、滞在DPが手に入って嬉しいよ。




 数日経って、大分DPが貯まったので、今度は森を設置した。

 街はお祭り騒ぎだ。いや、実際祭りを開こうとしている。

 お陰で、滞在DPも右肩上がりだ。

 メインダンジョン・サブダンジョン共に、段々と形が整ってきている。


『大変です! 近くにダンジョン反応が!』

『何だと?! またもや、悪魔が聖地に巣くったと言うのか!』


 おや。もう、気付かれた。

 俺は、ダンジョン内を映す『モニター』で、彼等の話を聞いていた。


『急ぎ、ミソジン国に報告を! それと、斥候を偵察に出せ!』

『はっ!』


 さて、どうするか? 生かして帰すか、それとも……。

 生かして帰した場合は、討伐隊が来るな。

 帰さなかった場合も、討伐隊が来るな。

 うん。どちらにしろ討伐隊が来るんだから、斥候には経験値になって貰おう。




◇聖地・ダンジョン【理想郷】◇


『見付けたぞ! ダンジョンの入り口だ!』


 街の出入り口近くの岩の割れ目に、サブダンジョンの入り口が在る。

 まんまとそれを見付け出した彼等三人は、他にもダンジョンが在るとは露とも思っていない様子で、階段を下りた。


 地下一階には、(かぐわ)しい香りを放つ花が咲いている木・美味そうな実がたわわに実った木が植えられており、涎が出るような美味そうな匂いを漂わせる料理が、テーブルの上に所狭しと並べられている。


『此処は……』


 男共は呆然と辺りを見渡し、フラフラと木の実や料理に近寄って行った。

 本来ならば、彼等は警戒しただろう。何せ、此処はダンジョン(悪魔の巣)なのだから。

 しかし、天女を筆頭としたサキュバス達が【誘惑】を発動させた為、警戒心よりも食欲が勝ったのだ。


『おお! 何と言う美味さだ!』

『こちらも、甘いぞ!』


 食べ始めた彼等の前に、酒を手にした美少女達が姿を現す。


『お酒は如何ですか?』

『……貰おう』


 見惚れていたのか少しの間を置き、男共が答えた。

 飲みながらもチラチラと……いや、ジロジロと、清楚で飾り気の無い服に包まれた肢体を眺めている。



 暫くして、食欲を満たし・酒で気持ち良くなった彼等は、違う意味で気持ち良くなろうと幼い少女達に襲いかかった。

 泣き叫んで嫌がる演技をするサキュバス達。


「腹上死は、男子の本懐だろうな」


 俺はそうは思わないが、性欲が強い彼等にとってはそうなのだろうと思う。

 え? インキュバスなら、お前も性欲強いだろうって?

 いやいや、俺達は別に其処まで生殖本能は強くない。

 吸精鬼が人間と性交するのは、食欲を満たす為の一手段に過ぎないのだ。




 俺は、精を絞り尽くされ干乾びた死体を三つ、ダンジョンに吸収した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ