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ダンジョンマスターは神様です  作者: ひつじかい
番外編:クリサンセマム皇国(17人) VS 聖剣使い(34人)
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【植物園】

◇クリサンセマム皇国・ダンジョン【植物園】◇


 ダンジョンマスターに転生して、私の名は、草木(くさき)実花(みか)になった。

 イージーモードのクリサンセマム皇国にダンジョンエリアを与えられ、レッド侯爵領にダンジョンを構えている。


 私のダンジョン【植物園】は、多種多様な植物の展示・販売を行っている。

 勿論、地球の物だけではなく、この世界の物も扱っている。

 切り花・鉢植え・リース・果物・ジャム等の他に、園芸用品・栽培方法が書かれた本等も売っている。

 そして、旬のものは安く、そうでないものは高く売っている。



『ドロボー!』


 なのに、盗む人が居るんだよな~。

 私は、警報を聞いて溜息を吐いた。

 そんなに、盗むのが好きか。


「放せ! 『花盗人は罪にならない』んだぞ!」

「盗んだ奴が言うな。厚かましい」


 眷族に捕まり図々しい事を言う男を、私は白い目で見る。


「何だ! 子供のクセに!」

「大人のクセに、泥棒した揚句、勘違いした態度取って恥ずかしくないの?」

「んだとぉ?! 恥ずかしいのはこのダンジョンだろう!? ダンジョンのクセに金を取りやがる! 普通はなあ! 自分で取りに行けばタダで手に入るものなんだよ!」


 う~ん。至極ごもっとも。

 でも、さっきの態度から考えると、此処がダンジョンじゃなくても盗ったんだろうな~。


「でも、ダンジョンに入る前に説明あったよね? 窃盗等の犯罪行為を行った場合、皇国の法の裁きを受けて貰うって」

「だから! それがおかしい」

「おかしいなら、無罪になるんでしょう? なら、良いよね?」


 ダンジョンがおかしいからって、態々(わざわざ)罪を犯さなくても良いだろうにね~。


「放せ~!」


 男は喚きながら、役人に連行されて行った。



 私のメインダンジョンは、最初、幼児ぐらいの身体の大きさでないと通れないようにしていた。

 そして、火属性の魔法を当てないと開かない扉・水属性の魔法を当てないと開かない扉……と言う風に全属性に対応する扉を設置しておいたのだ。

 更に、入り口は、百kg以上ある像を退かさないと開かない扉付きの台座で塞いでおいた。

 台座は、例えるならコップを逆さまに置いた様な造りで、扉が開くと地面に開いたダンジョン入口(幼児大)が見えるのだ。

 因みに、ダンジョン入口は普通塞げないんだけれど、扉が付いていて開けるのが簡単ならOKらしい。

 百kgの像を動かすのが簡単に分類されるとは、どうなっているんだろう?


 でも、ダンジョンキラーで壊されるから意味無いと判ったので、皆と同じようなダンジョンに変えた。

 例の扉は使っているけどね。


 先日来た紅星帝国人達も、その扉で詰まっていた。

 彼等は、ユティ教に雇われていたから奴隷になったけれど、奴隷的な仕事って思い付かなかったから、普通に植物の世話をさせている。


 植物の世話と言えば、コドクがじゃが芋を植えたそうだけど、上手く育っているかな?

 あ、魔法の【耕作】使うって言ってたから、上手く育つに決まっているね。

 是非、品種改良を頑張って、より美味しいじゃが芋を食べられるようになって欲しい。




 深夜。日付が変わった頃。


『皆! 起きろ! 来たぞ!』


 遊戯(ゆうぎ)の強制コールが入ったので、目を覚ました。

 着替えて、モニターを確認すると、二人の少女が扉を壊しながら先へと進んでいた。

 使える属性の扉は低レベルの魔法で開けた方が、魔力の消費を抑えられるのに。


 聖剣使い達は、マタンゴをバッサバッサと斬って行く。

 そして、ジャイアント・ホグウィード(日光に反応し、人体を炎症・壊死させる。数年続く可能性も)、ギンピ・ギンピ(棘が刺さると二年以上、下手をすれば二十年以上、激しい痛みが持続する)等が群生している地下三階へと到達した。

 【毒無効】・【解毒】を覚えていたり、万能薬等を持っていたら、突破出来るだろう。

 しかし、どうやら、どれも無かったらしい。



 私は、メニューの『回収』で地下三階のアイテムを回収・『吸収』で聖剣使い達の死体を吸収した。

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