表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンマスターは神様です  作者: ひつじかい
番外編:クリサンセマム皇国(17人) VS 聖剣使い(34人)
31/191

【美術館】

◇クリサンセマム皇国・ダンジョン【美術館】◇


 ダンジョンマスターに転生して、私の名は、彫石(ちょうこく)美絵(みえ)になった。

 イージーモードのクリサンセマム皇国にダンジョンエリアを与えられ、シルバー伯爵領にダンジョンを構えている。


 私のダンジョン【美術館】は、絵や彫刻等の美術品の他、写真・工芸品も展示している。

 展示物は、地球の物のコピーの他、皇国や他国の人々の作品である。

 絵画教室・陶芸教室等も開いている。

 他に、絵具等の画材を売る店・カメラを売る店等がある。



「展示物には触れないようにお願いします」


 美術館では、眷族がそうお願いしている。

 お客さんの多くはそれに従っているけれど、偶に触れようとする人が居た。

 まあ、見えない壁の向こう側に展示しているから大丈夫なんだけどね。


 今日も、触ろうとして壁に手をぶつけた人が居た。


「って~。近くで良く見ようとしただけなのに、何だよ!」

「展示物には触れないようにお願いした筈ですが」

「はあ? 良いじゃねえか! ちょっとぐらい!」

「もし、触る事で展示物が壊れるなどしたら、修繕費用を払えるのですか? まあ、払えるなら良いと言う訳でもありませんけれど」

「修繕費用……」


 金の話を持ち出すと、男は怖気付いた。


「あ、でも、壁が在って触れないんだから、そこまで近付いても良いよな?」

「……失礼ですが、もしかして、目が悪いのでは? 此方の眼鏡を使ってみてください」

「え~? 悪くねえと思うけど……。無料?」

「はい。館内無料レンタルです」


 男は試しに眼鏡をかけてみた。


「おお! よく見える! 俺、目が悪かったのか!」

「ダンジョン【病院】で検査して、眼鏡を作った方が良いですよ」

「でも、高いし……」

「では、拡大鏡を購入したらどうでしょうか?」

「拡大鏡か。買ってみるかな」


 因みに、近視なのに眼鏡を使わず無理して見ようとすると、近視は進行するらしい。

 後、眼鏡は近くを見る時には外さないと、やっぱり近視が進行するそうだ。

 コンタクトもね。



 美術館を出ると、先日手に入った奴隷達が、休憩時間らしくベンチに座ってサンドイッチを食べていた。


「あ。マスター」


 犬獣人が此方に気付いて声を上げた。


「仕事には慣れた?」


 彼等には、画材屋で働いて貰っている。

 奴隷の仕事にしては楽だけど、良いのかな? まあ、酷い扱いをしている訳じゃないし、良いよね?


「まあ、それなりに」

「そう。……あ、そうだ! 明日は、美術教室のヌードデッサンのモデルをして貰うから」


 伝えるべき事を思い出して、良かった。良かった。


「……ヌード?」

「そう。裸で。休憩挟んで三時間ぐらいかな?」

「男相手に?」

「女性も居るよ」


 そう言うと、三人の顔色が変わった。


「無理! 恥ずかしい!」

「しかも、三時間とか! 人形で良いだろう! ジッとして居られない!」

「痴女?! 痴女なのか?!」

「痴女ではありません。で、時間は……」


 私は拒否の言葉を無視して、時間と場所を告げる。


「報酬は、一人三万ね」

「任せてください!」

「頑張ります!」

「お前等……」


 コロッと態度を変えた二人に、残りの一人は頭が痛そうだった。




 深夜。日付が変わった頃。


『皆! 起きろ! 来たぞ!』


 遊戯(ゆうぎ)の強制コールが入ったので、吃驚して起きた。

 着替えてダンジョン内を映すモニターを見ると、二人の少女がガーゴイルと戦っていた。

 一人が手にする聖剣に必要以上の魔力を込めて、スパッと両断して行く。

 Lv40超えているのに、魔力の扱い、下手だなあ。


 彼女達は、扉を見れば手で開けようとせずに、聖剣で即壊して行く。

 絵を並び替えるだけで開けられる扉も、間違い探しに正解するだけで開けられる扉も、斬って捨てられた。

 ちょっとは魔力を温存すれば良いのに。



 そうして、彼女達は、地下四階への階段前の扉も壊して行った。


「あ~あ。折角、注意書きして置いたのに」


 まあ、読んでも先に進むだろうけどさ。



 流石に、Lv1の素手のオークは、ガーゴイルを倒せなかった。

 魔力を温存していたら、もう少し先の武器が在る場所まで行けたかもしれないけれど。


 あ、そうだ! コドクの為に、ユティの肖像画を用意しておかないと!

 私は、現・ユティ神女(しんにょ)の肖像画では無く、ユティ神の肖像画をDPで交換した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ