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アーマーレディ

シルバーウイークって混雑しまくり

 突然、研究室の一角に現れた、魔法少女たちに、驚きを隠せなかった。しかし、サラたちより驚いているのは魔法少女たちであった。驚いているというよりは怖がるかのように、ビクビクしていた。沈黙が続く空気に耐えられなくなったサラは、魔法少女たちに手を伸ばそうとしたとき、魔法少女は「ヒィッツ!」悲鳴を上げた。サラは怖がらないように優しく頭を撫でてあげた。

「大丈夫だよ。何もしないよ。ショウに何かされたのかい。されていたら、変わりに殺してあげるからね。」


「違うの。ショウ様に見つめられてからは、何か触れるだけで衝撃的な程の快楽が襲ってくるんですもの。でも、あなたに触られても大丈夫みたい・・・。」

「お姉さまのいう通りなの。あの耳元で囁かれるたびに、意識が吹っ飛びそうになる快楽に襲われるの・・・でも、今は大丈夫みたいだわ。・・・」


サラは何となくショウがこの研究所から持ち出したものがわかったが、それより、この魔法少女らしき者たちを連れてきた理由が知りたかった。ここで、サラはあえてショウに優しく話すことにした。

「ショウ。このかわいい少女たちをここに召還した理由を教えてくれ。もしかしたら、私に紹介するためなのかね。それとも、単に気を引くための手品を見せたかったのか?」


ショウは椅子に座り、コーヒーを飲み始めた。

「サラ。彼女たちは人狼たちに武器を売ろうとした武器商人たちに、新型の魔装具や魔導武器を供給しようとしてたんだぜ。それに、彼女たちは新進気鋭の魔導書クリエイターといってもいいがな。まーこれを見てみればうなづけると思うがな。」


ショウがそのようにいうと、ショウは掛け声とともに変身した。

「へーんたい。ショウ!間違えた。へーンシーンショウ!トウ!」


 なんとショウの体中にロボット戦士を思わせるような装甲に、空を飛べるような金属の4枚の板状の翼板、そして、左手にはバズーカでも耐えれそうなシールド、さらに、肩にはグレネードランチャを彷彿させるガンキャノン砲。右腕の手から肘にかけて装着したレザー状のソード。片足づつ、足を覆うような装甲の横にナイフや小型超電磁砲。腰には陸戦部隊のような手榴弾や弾倉を携帯していた。


サラはショウの姿を見て驚いたのではなく、この変身方法に驚いてしまった。


「ま!ま!まさか!そんなことは、ありえない!どういうことだーーー!」


SKIES-ANGELたちも動揺が隠せなかった。

クラウディアはショウの装甲もない部分を一突きかました。

「いってててて!、目が見えない!」


「どういうことだ。ショウ。この変身アイテムは我らSKIES-ANGELが研究所で頂いたものと同じではないか!」


ショウは言葉が出ないみたいだったが、指を魔法少女たちを刺した。魔法少女は床で転がりまわるショウをみながらおどおどしながら答えた。


「私たちは・・・武器商人に言われたように作ったの・・・でも、試作品で・・・威力はないの・・・でも魔法アイテムを付加すればそこそこまでの威力は出せるんだけど・・・・でもこの状態を維持するためには絶対的エネルギーが足りないの・・・・。」


サラの顔が少し強張りながら、魔法少女たちを椅子に座らせた。

「その武器商人たちはこの研究所の情報を盗んだのね。知ってることを話しなさい。」


少女たちは見つめあいながら大きく頷いて話し始めた。

「たぶんこの研究所の情報ではないと思うわ・・・だって・・・この装備は・・・かつてアーマーレディと言われていた特殊強化人間と言われる者が自らの思念を元に具現化した装備を、疑似的に魔法錬金で変身したものだから・・・昔からあるはず・・・」

「だめよ。お姉ちゃん。それは向こうの世界の知識だよ。これは、あくまで、連続魔法術式を機械にインプットした装備アイテム魔法だよ。」


エリーは魔法少女たちを優しく撫でた。すると、またも、大きな声で少女たちは力が抜けたように椅子から滑り落ちた。「イッや~~ん。らめ~~。」


「お姉ちゃんも妹ちゃんも正直にいったほうが!いったほうがいいよ。」

「いっちゃいまーす。」「まってーお姉ちゃん!私も~いくー!」


「あらあら!まだ、解けてなかったのね。嘘ついたり、隠し事があるとショウのおじさんの呪いが発動するみたいだわ。いやらしい。ショウたら。」


ミーナがエリーの後頭部にハリセンでひっぱたいた。

「あんたまで、どS になってどうすんのよ!早く、かかってる暗示を解いてあげなさい!」


「その前に、向こうの世界って何よ!聞いてからでも遅くないでしょ。」

と、シオリはすかさず突っ込みを入れた。


少女たちは、よだれを垂らし、床に座り込んだまま、うつろな状態で話し出した。

「私たちのいた世界の一部の者は、特殊能力で、思い描いた武器や装甲が具現化できるものがいたんです。ですが、その特殊能力のせいで・・・争いに使われていました。その者たちはアーマーヒューマンともいわれていました。」


「そんな人間がいっぱいいるの?」

クラウディアは少し悲しげに話す少女たちの表情を聞き取りながらも、使命感からか、深く情報を引き出そうとした。



少女たちは、この世界とは違う世界での出来事を話し始めた。


 一部の人間たちは争いの場を宇宙空間に移したおかげで、人が乗ったロボットたちが争い激化したんです。そして、ロボット技術も先進的に発達しました。それにともない・・・乗る人間たち変わっていきました。最初は超能力者。次に量産するために改造強化人間・・・そして、生まれてくる子供の遺伝子配列まで変えた、スペシャルデザインヒューマンと呼ばれる特殊スキル人間。しかし、あるときから事情が変わりました。人工知能を搭載したロボット兵団が台頭してきたんです。いつの間にか、ゲームの世界のような人間が乗らないロボット兵団との闘い・・・そして、ある時、人工知能搭載したロボットが氾濫を起こしました。それにより、すべてのロボットがロボット兵団にあやつられてしまう事態に陥ってしまった。それはロボット兵団と、特殊スキル人間との戦争が勃発したことを意味した。そのときから、アーマーヒューマンがロボットの代わりにロボット兵団との戦争に駆り出されました。そして、激闘の末、私たちも死んでしまったのですが、その後、別の異世界に魔法使いと錬金術師として記憶をもったまま、転生された。そして、私たちを育ててくれたのが、異世界とのパイプを持つ男と商人だった・・・


ショウは目を擦りながら立あがった。

「いててて!聞いての通り、こいつらの育ての親は武器商人と密入国・密召還・密転生を取り仕切る異世界人身売買の闇商会の奴らってわけさ。本当の親は知らんが、一人の魔法使いの闇商人はこの少女たちを保護するとき救急車で搬送されたんだよね。そして、事件のときもう一人いたんだけど、関係ないけど、この娘たちいわく、仲介人の加工鍛冶屋の魔法使いの隻眼ドワーフだったらしいのよね。最新ともいえる、新武器を加工できる魔法少女に対する嫉妬で武器商人と共に始末されそうになったんだけど、逆に引き入れた仲間に裏切られてボコボコされていたんで、救急車に乗せてやったんだぜ。そして魔法少女たちは事情を聞くために、このショウ様が保護してたわけよ。」



少女たちは嘘をつくと、無限快楽の渦にとらわれ過ぎたのか、嘘をつく勇気もすでになくなっていた。

「私たちは、異世界の神官といえる者に、魔王退治のために英雄として召喚されました。しかし、・・・5歳の時、育ての親は殺され、闇紹介の奴らに魔術師と錬金術師の夫婦に売られてしまいました・・・・育ての親はそれは優しくしてくれました。それも、異世界の知識を習熟させるために魔法と錬金術の英才教育を施してくれました。今回は、初仕事ということで、仲介屋の防具武器屋のオジサンに連れられて、大仕事だった大量武器の販売するところだったんです。しかし、あまりにも最新型の武器だったらしく、防具・武器屋のオジサンが横取りしようと画策して・・・・」



サラは少し落ち着いた少女たちに小声で囁いた。

「あんたたちは、転生する前は、その世界でアーマーヒューマンの研究者だったんでしょ。もしくは人工知能やロボットの研究者あたりかな?あんた達は、どうせ、そのロボットに殺されて転生したんでしょう。その世界は今はどうなってるか知ってるの?」


少女たちは首を振りながら黙り込んだ。サラは涙を流す少女たちをもう一度、椅子に座らせた。

「そのロボットたちの世界はある程度の予測がつくわ。1・人工知能の成長が止まり破滅の道をたどる。2・人工知能の成長が加速して、新たな知的創造物を作り共存・もしくは破滅の道をたどる。3・別の脅威から破滅の道をたどる。知恵を持っている生命体なんてそんなものよ。気にしないでいいわよ。それより記憶をもったまま転生された異世界は更なる脅威があったんでしょう。」


少女たちは手と手を取って話し始めた。

「死者が生者に戻れる世界っていったら信じてもらえますか?」


そこにいたものすべて者たちが息をするのを一瞬忘れてしまった。

少女たちはその世界の理を話し始めた。


 その世界で生まれたものは、魂が昇華されない限り輪廻転生が続く。しかし、ただ、輪廻転生するだけでなく、死んで正しく埋葬されないと、死人使いに操られる。また、魔物に襲われて死ぬと魔物として生まれ変わったりもする。その理を変えるために、我らがその異世界に転生前の記憶をもったまま生まれてきた。しかし、変えれたのは転生を続ける記憶をもった人間や魔物を増やすことしかできなかった。いつしか、その世界には、神と呼ばれる異世界の特別のスキルをもった住人たちが移り住み、この輪廻転生の理を打破しようとおしよせた。そして、あらゆる厄災と呼べる災害がその世界を襲った。しかし、この輪廻転生の理を打破できた者は少なかった。人間たちも神に頼りきらず、自らも、別世界の住人を転生させて、輪廻転生の理を打破する者を確実に増やそうともした。



サラは難しをそうな顔をして聞いた。

「まるで、神たちが、よってたかって、難しい問題を解こうとしているようじゃな。そして、その難問となる人間たちが自らも難問を解こうとして、より高次元の知識をもった存在を転生召喚したようじゃの~。どうじゃ、お前たちの世界がその答えをもとめるのなら、我々も協力してやるぞ。その代わりに、おぬしたちも我々に協力するのが前提じゃがな。」


二人の魔法少女たちは手に取り喜んだ。そしてもう一つ頼みごとをするのであった。

「あと、闇商会たちがこの世界からも転生するものを集めています。そして、我らがいた世界で起こる厄災を輪廻転生の実験として、この世界で起こそうとしています。」


SKIES-ANGELは身を乗り出した。

「闇商会がこの世界での神を演じようとするのか!どんな厄災を起こそうとするのか教えろ!」


クラウディアは座ってる魔法少女に向かって怒鳴りつけた。あまりにも、気迫と怒号のような怒鳴り声に委縮してしまった少女たちは口をパクパクした。

「はっきりしゃべろ!厄災は!なんだ!」


「ゾンビウイルスを蔓延させようと・・・・」

聞き取れるか聞き取れないかのような蚊の鳴くような声でしゃべった。


サラは血の気の引いた顔になった。

「そんなウイルスが流行れば・・・パンデミックで虐殺が起こるぞ!」

魔法少女はさらにつけたした。

「ゾンビになれば、死人使いに死霊使いが自由にゾンビたちを操り、思い通りに輪廻転生の理を犯す実験が執り行えます。しかし、我らのいた世界ではことごとく魔物や妖魔のような存在になり果てました・・・・この世界でそのようなことが起これば・・・・」


しかし、エリーは楽観的に言い放った。

「その娘たちの世界を、輪廻転生の理から解放すればいいだけでしょう。そうすれば、わざわざ、この世界で実験しなくても済むんでしょ。簡単じゃない。」


シオリはエリーが何を言ってるのか、わからなかった。

「あんたね!そう簡単にできるとおもってるの!」


「だって、死んだとき魂を回収して、記憶を消しちゃえばいいんじゃない。精霊神様にお願いすればいいのよ。」


「そんなにうまくいくの?」

「死神みたいのがいれば、魂を回収してくれるんだけど、死神がいないだけだから、死神をリクルートするか作っちゃえばいいんだよ!サラ!死神を造れないかな!」


サラは少し難しそうな顔をしていった。

「この地球とその世界が繋がるか、融合すれば、死神が現れるかもしれないが・・・死神って存在がいるのかな?天使がいるんだから死神もいるよね!ちょっと、その異世界に興味わいてきたわ!」


そして、彼らは、神々が実験をしているその異世界の秘密を解きはじめるのであった。

ぼちぼち更新します。

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