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クラブのオーナー

永遠のゼロ

ユージがロイヤルルームで飲む1時間前


ピーポーピーポー

遠くの方からサイレンの後、地物警察がある建物も警戒するように周囲を巡回していた。しかし、警察車両は止まらず、そして車から誰一人降りようとも出ようともしなかった。なぜなら、時間稼ぎだったからである。通報を受け近づいたが明らかに、怪しいビルかねてより、黒いうわさが絶えないところであった。近くのショッピングセンターもしまりはじめ、歓楽街のようになっりつつある時間帯にどこからともなく人々が集まり、夜の街に消えていく。しかし、そこのビルだけは人とは違うような人間たちが集まるというビルだった。でも、今回の地元警察が通報を受けたのはそのビルの近くにあった。闇金屋だった。でも警察はすぐに駆けつけないのには理由があった。それは、関係者が警察に刺激するなという指示していたからである。警察は、巡回にみせかけ、何回も何回もビルの前の道を通るだけである。


 治安が悪いんだなと、道行く人は感じるだけであったが、たまたま、ユージはそのビルの前を通り過ぎようかとしていた。その時、男の悲痛な叫びがきこえてきた。

「警察に連絡したのは俺だ、女達は解放しろ。」

「うるさい。俺の仲間を殺しやがってお前だけはゆるさない。」


バンバンバン

という銃声が聞こえてきた。

ユージは思わずビルを見上げ2階で光った場所を確認した。そしてビルの入り口をぶち破り2階へ駆け上った。

「警察だ。何してるんだ。」

バンバン

「こっちには人質がいるんだぞ。殺されたくなければ逃走経路を用意しろ。」

ユージはクールにこういった。

「とりあえず、人質は一人にしろ。仲間もいないんだったら、他の怪我人や人質を解放しろ。足手まといになるだけだろう。間違ってもこれ以上被害を出すんだったら交渉しない。お前を殺す。」


「嘘をつくなよ。」

「お前もな。お前がうったそいつをまずは連れてくからな。」


とユージは打たれた男を背負ってビルから出た。

ビルの前の道路に通りかかった警察車両に怪我人を渡す。すると見たことある男がタクシーで止まっていた。ユージはそのタクシーに離れた場所に止めさせた。

「今大事なお客が来る。対応よろしく!」

「先ほどはどうも。いつもの事だから任せてくれ。」


ビルの目の前から大声で叫んだ。

「逃走用のタクシーがある。あれで逃走しろ。警察は怪我人を病院に運ばせたからあと5分で逃げろ。」


警察車両は応援を無線で呼び、救急車が遠くの方でサイレンをなりはじ始めたころ。

人質になっていた、闇金屋のお客たちが一斉にビルから飛び出した。


犯人と思われる男は夜にもかかわらず深く帽子をかぶり、サングラスをかけ、マスクをしていた。顔を見られないようにしていた。そして、ロングコートに銃を見せびらかすようにしながら、人質とともに少し離れた先ほどのタクシーに乗り込んだ。


バンバンバンと銃声をともにタクシーの中から閃光が!!


しばらくすると、タクシーの運転手がおりて、後ろドアを開けた。

人質を取っていた犯人をおろした。


ユージはタクシー運転手に近づき

「さすが交渉人カイトJrの相棒だな。ジュドー。」

「いつものことだよ。犯人と人質が入れ替わるなんて古典的なテクニックだよ。ショウがいたらビルから出た瞬間狙撃してたけどね。今日はユージがいたおかげで心配することはなったよ。」


「ジュドー聞いてくれ。この犯人に打たれたのはゼロかもしれないんだ。」

「ゼロなら大丈夫だよ。あいつは死なないよ。それより人質のこいつを自由にしてやろうぜ。ユージ。」

人質だった男のマスクをとるとビニールテープで口をふさがれていた。同じようにサングラスの下もガムテープで覆われていた。さらに銃を持っている手は拳を握った状態でぐるぐる巻きにされた上に銃を固定されていた。何とか両手のガムテープもはずし、人質を解放することができた。


「ジュドー本当にゼロは大丈夫なのか。」

「ゼロは宇宙・異世界人犯罪対策課で長くやっているから大丈夫なんだよ。」

「でも、生身で血だらけだったせ。」

「あれ、アバターBODYなんだよ。奥さんが亡くなってからな。ああ見えて、結構年いってるんだぜ。」

「なんだ。とりあえず緊急回避できるってことなんだ。・・・・でも、今、仮想空間使えないっじゃなかったけ。ゼロの緊急回避先って知ってる?ジュドー!!」


「いや~ちょっと俺、急用思い出したんだ。じゃあなユージ。」


ジュドーはタクシーにあった死んだ犯人を道端にころがし飛び出していった。


「まさか、仮想空間じゃないよね。ゼロは・・・ハハハ。ゼロの娘に電話してみるかな。まだ、サラの研究所にいるといいけど。帰宅したかな。」


ユージはサラの研究所で働いてる娘のオリビアに連絡した。

「オリビア。今、大丈夫。」

「ユージ。大丈夫に決まってるじゃない。あなたからの電話はいつも待ってるんだから。今日はどうしたの。」


「たまたま、君の親父さんに出くわして・・・ていうより、親父さん!!仮想空間に緊急転送してないか。」


「したわよ。でもすぐに、サラ所長とララって新人がアマージェンシー用の仮想空間に来たお父さんを救出してくれたけど・・・やっぱり危険があったのかな。」

「良かったよ。俺も気づいたら親父さんだったから、少し焦ったよ。」

「そうなんだ。ありがとう。今度詳しく教えてね。今私もちょっと動揺してたところだったから。」

「また何かあれば、連絡するよ。オリビアもしてくれよな。またね。」


ユージは少しほっとしていた。誰にも話していない彼女との関係も存在についても隠していたこともあるが、まさか、親父さんの命のやり取りした事件をあんな感じで解決したなんて言えなかった。


ユージはほっとしながら、みんなと合流する店の前に行くと、クラブのオーナーが車から出てきた。

「あなたの雄志を遠目からですが拝見させていただきました。先ほどのジュドーさんともおしりあいとお見受けしましたが?」


「あなたこそなぜジュドーの事を知ってるんですか。いやいや、ジュドーさんのご友人のカイトJrさんと少しばかり知り合いでしてね。その関係で知ってるんですよ。でも当のジュドーさんは私を知りませんがね。」


 言い方が少し怪しかったが、ユージをクラブの最上級ロイヤルスペシャルルームに案内してくれた。そして、好きなだけお酒や葉巻はダダでいいと言ってきた。ユージもこの際、友人と待ち合わせしてるから、きたらこの部屋に連れてきていいか頼むと、オーナーは快く引き受けてくれた。そして、良ければ同席させてくれと逆に頼んできたのであった。どうしてか聞くと、衝撃的な答えがあった。


 オーナーはユージ達、SKIES-ANGELの存在を知っていた。地球連合国家の関係者と知り合いらしく、地球のヒーローと言われている存在だと聞かされていた。その通り、隣のビルは闇金屋を兼ねた、異世界との窓口銀行であり、異世界通貨と地球の通貨の為替業務をおこなっており、夜間のみの営業だった。それをしってか知らずか、金のニオイを感じた者が押し入った。そして、事件を解決するべき異世界犯罪対策課が対応したが、しかし、負傷する事態に陥った。でもたまたまとはいえ、ものの3分で片づけてしまったユージをみて、その腕前を見込んで相談に乗ってもらう腹積もりであったからこそ声をかけたらしい。


ユージは詳しくオーナーが抱える諸問題を聞くことにした。


「ユージさん。あなたの仕事のことは知ってます。時空のハザマから来る、異世界の魂を確保もするんですよね。」


「するよ。前ほど、時空のハザマは発生しなくなったけどね。」


「ユージさんこんな話を聞いたことはありませんか。地球の人間が不慮の事故で死ぬと、異世界に転生して生まれ変わるような話。」


「実際あるよ。異世界に召喚した魂が生まれ変わって勇者になって魔王を倒した話のことだろ。」

「逆に、異世界の人間や魔物の魂が地球で転生することもあるのは知ってますか。」


「オーナー。もしかして、地球に住む悪魔を倒しに異世界から来てるって話の事かな。」


「実は私は吸血鬼なんです。地球連合国家から保護されている存在です。しかし、保護されているとはいえ、まだまだ、狙われる存在で、たまたま、ある情報筋から、この地球の異世界人たちを討伐するものが召喚されていると小耳にはさんだところなので、一度、地球連合国家の関係者に話さないといけないと思っていたので。」


「オーナー、異世界からの召喚者は多いいのかね。」


「いやいや、だいたい、百年に一度ぐらいの割合で、もの凄く強い魔物ハンターみたいな輩が現れるですが、このところ、頻繁に魔物ハンターらしき影の話が出るもので・・・少し心配しております。」


「異世界からの転生者か・・・もしかしたら、異世界にいった人間が、また、この世界に戻ってきたりして。詳しく調査してみるよ。オーナー。」


「なんて心強い。まだまだ、話があるんですが、もうそろそろ、お連れ様がこちらに来られるようですが、しばしご友人と御くつろぎください。」


オーナーがそういうと、気合の入りまくりのSKIES-ANGELの仲間がロイヤルルームに入ってきた。


でも、ユージは今夜の飲み食い代すべて、オーナーのおごりというのはやめようと心に誓うのであった。

ぼちぼち更新します。

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