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レイドデータ

極秘バックアップデータ

 あまりにもあっけなく決着がついたかと思いきや、やはりとんでもない事態を引き起こす結果となった。

大量な魂を回収した結果、仮想ネットワークを利用した魂の捕獲にサーバダウン寸前であった。そこに、安易にも想定してない魂を含め維持するのも限界に近い状態に陥っていた。時間をかければ済んだ可能性もあるが、サラはサーバー内に意図して混入した魂を解放しようとしたのがいけなかった。あっという間にk総空内の安全装置が制御できない状態に陥り、ありえない反応がおこってしまった。


魂同士の結合及び誘爆に似た連鎖反応が次々仮想空間内で生じた。


 あまりにも突然で予想外のことでサラはパニックに陥ってしまった。サラは急遽オーマに助けを求めるのであった。SKIES-ANGELたちが何気なく言った一言で現状の変わりように、戸惑いを隠せなかったが、冷静にエリーが状況を把握したため彼らは更なる緊急事態に対応するべく、行動をすることになった。


「サラ、大丈夫だよ。こういう時の為にわたしたちがいるんじゃないの。」

「エリーありがとう。でもどうすればいいのかわからないよ。オーマおじ様は連れてきた女神と話し合って、異世界に向かってしまったのよ。」


ユージはボロボロの体で立つのもやっとな感じだが、サラにやさしく声かけた。

「サラ俺たちは地球連合国家に恩もある。この体がぼろぼろになっても、支えてくれる仲間もいる。今迅速に動けるのは俺たちなんだぞ。」


クラウディアはエリーと小声で話し始めたが、

「熱い男は嫌いじゃないけど、まずは結果を出しましょ。みんな来て!みんなアバターBODYの数を最大にして。今から月面のハイパーコンピュータサーバがある月面ステーションに向かうわよ。いい!転送魔法を発動するわよ。」


「クラウディアそのあと、どうするんだ。」


「めんどくさいわね。男は黙って先頭走ってなさい。」

というとSKIES-ANGELたちは月面ステーションに転送魔法で向かった。ステーションにつくと、ミーナとシオリは地球にあるハイパーコンピュータ数機とネットバイパスを構築しバックアップをとりはじめた。

「ミーナ見て、バックアップのデータはサラがサーバをいじる前のレイドデータがあるから、これをハイパーコンピュータにレイドを構築しバックアップを移そうよ。」


「でも情報が2分化するってことは不味くない?」

「あくまでもバックアップしたレイドデータだから、復旧や再構築しない限り増えないわよ。でも増えることがあれば・・・・なんとかなるでしょ。もし何なら、上書きしちゃえばいいのよ。」


「魂の上書きってできるのかな???でもとんでもなかったら、消去してしまえばいいよ。」


そんなやり取りを見かねたエリーは、思わず話にのっかってしまった。

「そうそう。フィルターなんかを使って、もとの魂と差異がないようにすればいいのよ。そうしよう。そうしよう。っておい!そんなこと、できるの?」


クラウディアは携帯端末を操作しながら指示を出した。

「エリー私たちは、ここにある月面ハイパーコンピュータの処理速度が落ちた原因を探るわよ。ユージは外敵の痕跡があるかもしれないから確認して。あと、電源異常や熱冷却器の異常などのシステムハード装置類も確認よろしく。」


「クラウディアその前に、月面フィールドにも地球でもやった衛星ネットワーク経由で全月面で魂捕獲してもいいかな?バックアップは地球のハイパーコンピュータサーバで研究所にあるやつに送るわ。月面上には理論的に魂はないはずだからブランクを測定できるはず。」


「そうね、いきなりこの装置を実践してしまったのが原因かもしれないわね。確認する必要があるかも。それなら、別次元の月面でも装置を稼働したほうがいいかもね。ブランクの信用性を高めるためにもね。」


「クラウディア、ここのハイパーコンピュータサーバをよろしく。私は月面でブランクを測定できたら、別次元の月面に行き、ブランクを測定してくる。ユージもこっちが終わったら私のアシストとよろしく。」


「エリー・・・別次元にも月面ステーションあるのかな?」

「無いほうがブランクとるだけだから楽勝だね。まあ、衛星は飛ばしてあるから、問題はないわよ。」


「だったら、俺一人でいくよ。君はここでクラウディア達と作業。よろしく。じゃ!」


あっという間に、転送魔法でユージが行ってしまった。エリーは信じられないようにぽかんとしてしまった。クラウディアはエリーのお尻を叩き、ユージが放りだした電源異常や熱冷却器の異常などのシステムハード装置類も確認をエリーに頼んだ。


「ユージの分よろしくね。エリー!」


「もう、ユージったら。危険なことがあっても知らないんだから。」


ユージは別次元の月面に来ていた。しかし、月面ステーションはあったがおいそれと別次元の人間が入館できないことにこの時気づいた。それはそうだと感じた時にはもう遅く、戦闘状態になっていた。


「エリーは知ってたのかよ。まったく。俺で良かったよ。このアバターbody軍団を月面に展開してブランクをとって退散したほうがいいな。」


ユージ軍団は携帯端末を操作して月面に転移魔法を利用して配置についた。時間を設定せずとも、もとは一つの魂であるからこそ、一斉に月面上にあるやもしれない魂を衛星ネットワークを介し魂を回収した。


「これで魂があったらびっくりだよな。早く終わらせよっと。」


ユージは別次元の月面からの攻撃を回避するかのように移動しながら魂の回収に終始した。おかげで被害もなく、別次元の月面ステーションでは監視装置の誤作動だったごとく、ユージが帰還すると同時に攻撃をやめてしまった。


こちらの月面に戻ったユージは、得意げにブランク測定終了といきまいた。

「こっちはなんかあった。別次元では攻撃対象になりかけたよ。っていうか、なっちゃったよ。まいった参った。ハハハ。エリー?」


「ユージ遅いわよ。こっちの作戦は上手くいったわよ。後は地球で何とかしてくれるわ。取り合えず。地球に戻るわよ。」


SKIES-ANGELたちは、地球のサラのいる研究所に向かった。しかし、研究所につくとサラが地球各地のハイパーコンピュータサーバに移したバックアップ・レイドデータの保守警備を依頼してきた。バックアップデータを盗む輩の存在を危惧したからこその対応だったが、これほど、人類史上、最も危険な情報をはらむデータなのは間違いなかった。

ぼちぼち更新します。

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