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第二十八話

大変遅くなり申し訳ありません。

一応ここからダンジョンデビュー後です!

 ある大陸の森にあるダンジョンにて……


 



「……………………おい、もう帰ろうぜ。」


男の震えた声が周りに聞こえるた。その男の発言に対して隣にいた赤毛の短髪で顔立ちの整った、いわゆるイケメンというやつだ。そのイケメンが震えた声を出した男に軽い調子で言い返す。


「タケシ、まさかお前ビビってんのか?ここのダンジョンはまだできたてのやつなんだ、そんな強いモンスターなんているかよ。どうせ雑魚のコボルトとかゴブリンがいっぱいいるくらいだろ?それに俺たちはこれでも二人でDランクバディなんだ、少しは自信をもっていこうぜ。」


先ほど震えた声を上げたタケシはその軽口を受けて少し恐怖が薄れたのか何も言い返さなかった。その様子を見たイケメンは先へ行こうぜ、といって二人は森の奥へ進んでいった。このとき、イケメンがタケシの言葉通りこのまま帰っていれば二人はこの後死ぬことはなかっただろうに……。








 二人のダンジョン探索はかなり順調だった。さすがはDランクバディの名の通り道中で襲ってくるゴブリンや、コボルト達を持ってきている剣で倒してどんどん先へ進んだ。先へ進んでいくごとに二人の会話も弾み、タケシもイケメンのいう通りできたてのダンジョンなんて大したことないな!とか軽口をたたく余裕までできていた。



 そんな時間が少し経った後、二人にコボルトやゴブリン達からの奇襲が増え始めた。初めは簡単に倒していた二人だったが、そんなことを数十回と繰り返しているとさすがにすこし疲れたのか二人は休憩するか、といって軽くポーションを飲んだりして体力を回復させようとしたが、そんな時にきまってコボルトとゴブリン達の連携奇襲が襲ってきたため全然回復ができなかった。




 イケメンやタケシからしたら雑魚モンスターに手間取っている自分たちにイラついていたが、それ以上に外のモンスターと違ってこのダンジョンのゴブリン達は自分たちのように連携して攻撃してきたりする知性が備わっていることに驚いていた。

 なぜなら、二人の知っているゴブリンは馬鹿みたいにこん棒をもって突っ込んでくるだけで、集団でいても囲んだりする程度でこんなタイミングを計ったような奇襲はしてこなかった。

 そういったゴブリンとコボルトの攻撃に二人は休むことがほとんどできず、疲労を蓄積させていった。だけど、イケメンとタケシは襲い掛かってくるコボルトやゴブリン達を次々と倒していた。

 そんなことが続いていくと、二人ともこのままじゃジリ貧と互いに感じ始めていたその時。タケシがイケメンにある提案をした。


「このままゴブリンやコボルトを倒し続けてもじり貧だ。こうなったら俺の唯一使える雷魔法でここら一帯を消し飛ばしてここらにいるゴブリン達を一掃して、他のゴブリン達がビビって襲撃をやめることに賭けよう。たぶん仲間が一気に倒されればさすがに敵も慎重にならざる負えないと思うんだ。」


 タケシの提案を聞いたイケメンは、確かにいくら知性があるとはいえ仲間が一撃で何体もやられてしまえばそのもっている知性をもって作戦を考えるかもしれない。イケメンはこのタケシの提案を了承した。

 タケシの雷魔法で多くの敵を倒すにはどうすればいいかと二人で考えた結果、


 敵は奇襲するような知性があるのだから、自分たちが少しでも優勢と分かれば一気に俺たちを倒しに来る。その時を狙って雷魔法で一掃するというかなり大雑把な作戦だ。

 作戦が決まるとタケシとイケメンは奇襲を受けてもわざと疲弊して苦戦しているように見せて、敵がどんどん集まってくるのを待った。


どんどん激しさを増す攻撃にいくらゴブリンやコボルトとはいえ少しずつだが防具のないところも切られたり、たたかれたりしてダメージを負っていたが、二人はずっと耐えていた。

 

 耐え忍んでいた二人に()きたる。タケシとイケメンの周りにかなりの数のコボルト達が集まってきたのだ。作戦通り、自分たちの優勢を感じたコボルトとゴブリン達は物量で押しつぶしにきた。その敵の数を見たイケメンがタケシに合図を出すとタケシは自身の持つ最強の雷魔法を放った。


「さっきまでは、だいぶ世話になったな。サンダーボルト!」


その名の通り周りを囲んでいたコボルトとゴブリン達に雷が落ちてきて体中からプスプスという音を立てて焼死した。その様子を見た二人はよっしゃ!とか手こずらせやがってと声を出して喜んだ。

 ようやく一帯から敵モンスターがいないのを確認したタケシとイケメンは休憩しながらこれからどうするか、という話をしていた。自分たちの思っていた以上にダンジョンという場所はレベルが高い。先ほど倒したゴブリン達が最たる例だろう。タケシが真面目に帰還したほうがいいというと、ダンジョンは言ってばかりのころとは違い、イケメンも確かに帰還したほうがいいかもしれない。死んだら元も子もないなということで二人とも意見が一致してダンジョンを脱出しようということになった。

 

 しかし、もう遅かったのだ……。サンダーボルトによって一帯のゴブリンとコボルトを倒して周りにモンスターがいないと思っていた二人をずっと仲間がやられているのを見てもまったく動かずその様子を観察していた数体のコボルト達がいたことに気づいていなかった。

二人のおおよその実力を見極め、仲間を殺されたことでこの階層主(ボスモンスター)が二人を消すため動き出した。






相変わらずの不定期更新で本当に申し訳ありません。

次話も必ず投稿しますので更新されてんじゃん!程度にお待ちください。

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