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魔女の弟子のまあまあ楽しい2度目の人生  作者: らな


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第17話 リーナとの再会

リーナ亡き後、クロードと再会し王城に戻ることになったが、その前にシスター・エリーに会いに行った。

リーナから自分が亡くなった後、シスターにウィルのことを頼んでいると聞いていたので、リーナが亡くなったこととウィルの世話は必要なくなったことを伝えておきたかったのだ。


クロードと相談して、母方の伯父に引き取られることになったと伝えるとエリーは自分のことのように喜んでくれた。

リーナが父親から受け継いだ財産は全て孤児院のために使って欲しいとお願いした。

シスター・エリーとはそれ以来会っていない。


「そうなんだ。あれから伯父のところに行って、幸せに暮らせてるよ。ここの管理は僕がやっているから時々来てるんだ。」

「ウィルが国から管理を委託されているの?」

「まあ、そんな感じかな。」

いきなり自分が国王などと言うと、せっかく昔のように気楽に話せているリーナが委縮してしまうような気がしてウィルはお茶を濁した。


「へえ、立派に仕事もしているのね。安心したわ。・・・もっと色々話したいけど、私、親に嘘をついてここに来てるから、もう帰らなきゃ。今日はウィルと会えて嬉しかったわ。」

リーナの言葉にウィルは慌てた。

「また会える?」

「そうねえ。シスター・エリーに協力してもらったら月に1回くらいなら来れるかもしれないけど・・・。」


ウィルは壁にかけたカレンダーを見た。

「来月の15日の日曜日のこの時間はどう?」

「たぶん大丈夫と思うわ。」


そう答え慌てて森を出て行ったリーナを見送り、ウィルは小屋の中で喜びを噛みしめていた。

かつてのリーナはウィルにとって祖母のような母のような姉のような存在だった。

両親を殺され、その地位を奪われ生きる気力を失いかけていた彼を励まし優しく包んで見守ってくれた。

リーナがいなければウィルは森の中で死んでいただろう。


思い出の詰まった部屋の中で、リーナとの穏やかな生活を思い返した。

しばらく幸せな気持ちにひたった後、ハッと気がついた。

「ヤバい。」

自分も仕事の休憩中だった。

「ルーファスに怒られるな・・・」

ウィルは渋い顔で王城に戻ったのだった。


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