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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
迷宮の秋
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スフィアの誕生祭

半刻の正座を終えたスーサ、フィル。

改めてスフィアの誕生祭を行うスーサ達。

場所は…

「頼む、トキ君。場所を貸してくれないか?」

「ここでやるのか?」

スーサは孤児院で行う事を提案した。

「パレードなんてしないのかよ?」

「パレードなんてのは王族がやるものさ。

 辺境伯は辺境伯らしく貴族としての

 誕生祭を行うだけだよ」

「で…貴族らしくもない場所を使う理由は?」

「変な貴族が来なくて良いだろ?」

「まぁ、孤児院に貴族がそうそう来ないからな…」

…スーサ達が特別なんだろうな…

トキは考えるとまぁ良いかと思う。

「既に街の皆には伝えてあるし大丈夫だろう」

「だから屋台や冒険者ギルドでは

 スフィアの誕生祭の事を知ってたんですね」

ヴァイスがスーサの言葉に反応する。

「そうだよ。知らなかったのはヴァイスと

 暴威の盾くらいかな?」

スーサが応えると納得するヴァイス。

「だから冒険者ギルドでの雰囲気が

 いつもと違っていたんですね」


「まぁ、何かあればルティの愛護部屋や

 フィルの相談室の客が大声出すだろう。

 良いだろう。貸してやるよ」

「本当かい?ありがとう!」

「んじゃ、今から必要な書類渡すから

 押印してくれ」

トキは書類をストレージから出すと

朱肉も渡す。

「これは?」

「朱肉ってものでハンコが無い時に

 親指に付けて使うものだよ」

トキが例として朱肉に親指を押して

インクが付いた状態で書類に親指を押し当てる。

「なるほど…こうかな?」

スーサも真似して書類に親指を押し当てる。

「これで契約完了だ…だが、

 書類はちゃんと見ないといけないぞ?」

「ん?これは!?」

契約した書類には孤児院の増設及び

土地の開拓する旨が記されていた。

「トキ君…これは良い書類じゃないか」

「まぁ、悪そうに言ったが

 書類はちゃんと見ないと駄目だぞ?

 じゃないとサミンみたいに騙される恐れが

 あるからな」

「ここでなぜサミン王子が?」

「簡単に言えば国への依頼書として

 作製した書類に判を押してもらったんだ。

 同じやり方でな?

 そしたらすっかり騙されてね」

トキがクックックッと笑って教える。

「今頃は後悔して寝てる頃だろうさ。

 さてと、書類に判を押してもらったし

 孤児院の庭に立派な机等用意しようかね」


トキが庭にいる孤児院の子らを集めると

机等を準備させる。

そして…

トキが「あなたが主役」と書いた襷を掛けさせて

スフィアは嬉しそうにする。

「では、これよりスフィアの誕生祭を開祭する!」

トキが大声で発表すると

昼間の空に向かって魔物や魔法使い達が

花火に似た魔法をくり出した。

スフィアはキラキラ光る魔法を見て喜ぶ。

机には屋台の料理や貴族のコックが作った料理が

並び全員で食べ始める。

余興としてベラムでは有名になったサーカス団員の

東達を呼び出してパフォーマンスさせた。

咄嗟の事ながらも時間は過ぎていき

夕方になるとスフィアが眠くなってきた。

全員が静かになり移動式ベッドの上で

寝始めるスフィア。

スーサとメルナはお礼をしてから自宅へと

帰っていった。

リガン達が移動式ベッドを押しながら…。

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cont_access.php?citi_cont_id=565217839&s お読みいただきありがとうございます。 評価や感想、ブックマーク等して 頂ければ励みになりますので よろしくお願いします。
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