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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
迷宮の秋
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アースの変貌

「さて、全員終わったな」

トキは周りを見渡す。

目の前に倒れているリガン。

トキから離れた場所で

切り裂いた相手の両腕を再生治療しているヴァイスと

治療受けているベルン。

壁に激突したドルガの様子を見ているベアと

竜の姿から人型へと戻ったアース。

アースは全能感からか笑みを浮かべている。

トキは舌打ちをしてアースを見る。

…打ちのめさないと面倒かけるな…

アースは話を聞いてはいなかった。

自分の中の竜としての存在感が心の中にあり

今なら誰にでも勝てそうな程の高揚感があった。

「さて…今からテスト行うが大丈夫か?」

「テストですか?先生」

「あぁ…今のうちにしとかないとな?」

トキは息を吐き、息を吸うと…

隠し部屋全体にある魔力を集中させ

トキの仲間達に魔弾を放つ。

自身が弱体化効果の指輪を外してあるのを

確認した状態で2割程度の速度で放った魔弾は

各自の頭に当たり、

何人か若干だが頭が後ろに下がった。


「痛いじゃないですか先生…」

ヴァイスは頭を撫でながらトキに言う。

「まぁ、今ので元に戻れば良かったんだがな…」

「?先生何を…」

「何かしたかなトキ…」

アースは自身に溢れ出す魔力によって

魔弾は消失していた。

「なあ?アース…お前は今…」

「何をしたか聞いてるのはこっちだよ?トキ」

アースは金色の焔をトキに放つ。

トキは妖刀スパトールで焔を切り裂く。

「やっぱりか…お前は今飲み込まれてんな」

「先生…何を言ってるんですか?

 アースさんも先生に攻撃するなんて

 らしくないですよ?」

「ヴァイス、今話しても無駄だ。

 ここにいる職人ゴブリン達をガデルの所に

 運び込め!」

「先生?もしかして…」

ヴァイスは言葉を噤みトキの言う通り

職人ゴブリン達をガデルの所に運び込む。


相対するトキとアース。

「なあ?トキよ?お前に今なら勝てそうだよ」

「今戦う必要は無いんだけどな?

 アースお前は何者だ?」

「俺か?俺は…アースグランドル。

 スーサイドの森の王、竜の王だ!

 この俺様が王である俺様が何故、

 下等種である人間と馴れ合っていたのか…

 不明であるが今一度言おう。

 トキ…貴様に今なら勝てそうだ」

「そうか…お前は勝てるなんて勘違いしている。

 その王が1人の人間に倒されたら尊厳なんて

 無いようなもんだよな?」

ピキ…

怒ったアースがトキへと襲い掛かる。


「なあヴァイス?アースの雰囲気おかしくないか?」

「多分ですけど竜という存在を思い出した事で

 高揚感に溢れてるんだと思います」

ヴァイスはルティとベアと共にガデルの所に

職人ゴブリン達を連れてきた。

「ギャ…タスカッタ…ワコウドヨ」

「僕は別にお礼を言われることして無いですよ」

リガンに礼を言われて照れるヴァイス。

「しかし…アースがねぇ…」

「ウー?」

「ワゥ…」

シルとベアはガデルの言葉に共感して不思議に思う。

「まぁ、今の先生なら…」

ヴァイスがトキの事を信じて

ガデルと共に結界を張る。


アースは現在の存在意義を見せる為に

トキは元の力に溺れる前のアースに戻す為に

戦いを始めた…

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cont_access.php?citi_cont_id=565217839&s お読みいただきありがとうございます。 評価や感想、ブックマーク等して 頂ければ励みになりますので よろしくお願いします。
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