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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
迷宮の秋
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職人ゴブリン対トキ達2

ヴァイスが勝って戦いの幕が下り

ヴァイスが赤のベルンの治癒をしていた頃…

「お~いアース、ベア。

 ヴァイスが勝ったぞ」

カン…カンカン…カカカン…

鉄同士がぶつかり合う音が聞こえながら

トキがアース達に話しかける。

鉄同士がぶつかり合う音の発生源は

トキと黒のリガンの武器からだった。

「見たら分かるよ!

 こっちは忙しいんだけど!?」

「ウー」

「グアー!」

キュイーン…ガリ…ガリガリガリ…

ベアが青のドルガのノコギリでの攻撃に対して

電動ノコギリを使い捌いていく。

ベアがドルガのノコギリを捌いてる間に

アースがドルガの巨体を爪で切り裂く。

切り裂き流れる血がドルガの身体に付着すると

瞬く間に凍り出す。


ドルガの身体は氷点下の体温をしており

冷気が周囲に拡散し戦場では霜が降りる。

又地面はドルガが動く度に氷上へと変化している。

アースの爪も凍り出し、2、3回ドルガに触れる度に

割れる為、何度もアースは爪を再生していた。

直接攻撃が通ればと何度も攻撃するが

冷気が増していき自分達の温度も下がっていく。

戦場が氷上になりゆく中で

人間では無く魔物であるアースとベアは

寒さに慣れておらず悴む手を温めながら戦っている。

ベアは時折電動ノコギリのエンジン部分から

流れる温風に当たり温まっていた。

それを横目で見ながらアースは果敢に攻撃し

素早く動き回る事で身体を温めていく。


本来、−196℃の冷水に入れば

人間は凍ると言われている。

又、空気中の水蒸気が0℃以下に冷やされた

地面や植物の表面に付着し、

氷の結晶となる現象が霜である。

現在進行形で霜が出来ている戦場という事は

戦場の温度は氷点下以下だと言えるだろう。


ちなみに先程−196℃で人間が凍ると記したが

熱力学における理論上の最低温度で、

約-273.15℃とされているこの温度を絶対零度と呼ぶ。

この温度では物質を構成する分子や原子の動きが

最も低いエネルギー状態になる。

つまりは凍る。

早期に戦いを終わらせなければ

自分達自身も凍りつき息絶える事になるため

アース達はドルガとの戦闘を短期決戦で

行おうとしていたが思う通りにはいかなかった。


焦るアース達。

このままではガデル達まで冷気が行き、

凍えてしまう。

「アース〜?お前は何者だ〜?」

「トキ?いきなり何を!?」

「それが分かれば勝てるはずだぞ?」

アースは戦いながらトキの答えを考える。

俺は何者か…

俺は…アース…アースグランドル…

凍えながらも生きてるのは何故だ?

魔物…魔物でも俺は…俺は…

答えが出てハッとした顔をするアース。

「ウー?」

「大丈夫だベア!この戦い勝つぞ!」

「ウー!」

改めて自分の存在を思い出したアース。

アースは自信有りげにベアに告げると

身体を脱力して目を閉じる。


ドクン…


心臓の音が身体の内部から聞こえてくる。

アースは自分の在るべき姿を思い描く。

自身の長く伸ばした爪を収納すると

金色に体が光出す。

両腕が徐々に大きくなり金色の焔を纏うアース。

アースは四つん這いになり両脚も大きくなる。

顔も前へと突きだしていき口から牙が見え始める。

まるでトリケラトプスの様な姿へと変貌するアース。

金色の焔は銀色の世界へと変えていた地上を

溶かしていき、地面から花が咲き開く。

「グルァアア!!」

叫ぶアース。鋭い目付きでドルガを睨む。

アースは20m程の巨体の竜へと変貌した。

ドルガは自分よりも大きな竜を見て驚くが

自分の最大冷気まで冷やせば問題無いと

戦いを挑み身体を萎縮させ体温を下げていく。

体温が下がった頃を見計らって周囲に

冷気をばら撒く。

だが金色の竜から発されている焔によって

冷気は水蒸気となり水蒸気爆発を起こしてしまった。

爆風と共に飛ばされたドルガは壁に激突する。

ベアはアースに守られ金色の焔が身体に宿る。

「ウー!」

茶色の毛並みをしていたベアが金色に輝きだす。

ベアがドルガに向かっていくが壁に激突した

ドルガはその場で気絶してしまい

勝利を確認するベア。

ベアが突き上げた拳はまるで何処かの覇王を

思い出させる。

結果…アースが自分の存在を思い出し

変身した事でアース、ベア組の勝利となった。

そして…

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cont_access.php?citi_cont_id=565217839&s お読みいただきありがとうございます。 評価や感想、ブックマーク等して 頂ければ励みになりますので よろしくお願いします。
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