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説教好きな冒険者~全てに怒れる召喚されし者~  作者: アールエス
迷宮の秋
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砦の迷宮

「よお、遅かったな?」

シルドが砦の2階にある書斎の椅子に

座って待っていた。

暴威の盾メンバー達は各部屋を物色している。

「色々とあったんでな?

 で、そちらさんの成果はどうだ?」

「成果ね…今探し中だ。

 各入口から入ったのはいいが

 班によって出てきた魔物が違うから

 前回とは少し違うな」

ガデルがシルドの言葉に応えると

シルドが頭を掻きながら話す。

ヴァイスが書斎にある数冊の本の中から

1冊の本を手に取ると読んでいく。

「ガデルさん、この本前回も有りましたよ。

 確か先生のストレージに入ってた筈です」

「複写された物かもな…

 迷宮が同じ書物を複製するなんて

 聞いたこと無いぞ」

ガデルがヴァイスの持っていた本を見ると

本の中身として砦の作られた経緯が書かれていた。


「本が複製されてるとしたら…

 もしかして…ルティ!」

「キュイ!」

ルティがラックを背中に乗せて書斎の机にある

ランプを触る。

ルティがランプを触ると同時にヴァイスが

本棚から押せる本を押す。

すると本棚が横に動き隠し通路が現れる。

「おいおい…これって…」

「隠し通路ですね。

 以前にも有ったので同じ事してみたら

 出てきました」

「キュイ!」「クア!」

隠し通路が現れるとラックがルティの頭を撫でる。

シルドは椅子から立ち上がり通路の様子を見る。

「暗いが壁は煉瓦で作られてるな?

 ライトを使えば探索は出来そうだ」

「リーダー!今の音は…

 隠し通路ですか!?

 皆を呼んできますね!」

タムが現れると察して皆を呼びにいく。

「今回も一緒ならスプリガン達が居るかもですね」

「スプリガン?」

リファイがヴァイスの呟きを聞いて質問する。

「以前居たゴブリン達だけど

 変化してオーガやスプリガンになる魔物が居てね。

 そのゴブリン達が築き上げた物が凄すぎてね。

 多分ベアが居たら仲良くなれそうだなって…

 あれ?」

「なあヴァイス?もしかして

 そいつら居たら仲間にしてこいって

 トキ言いそうじゃないか?」

「僕も同じ事考えてました…」

ガデルの言葉に同感するヴァイス。


「さて…どうする?進むか他の洞窟を見るか

 ヴァイス達の考えを知りたいんだが…」

シルドが暴威の盾メンバー揃えて各自

何時でも行けるようにしている。

「僕としてはあのスプリガン達が居れば

 仲間にしたいと思ってますけど

 リポップしてるかどうか分からないですもんね…

 どうしましょうか…」

ヴァイスが腕組みながら考えてると

ルティがヴァイスのズボンの裾を掴む。

「どうしたの?…ってラックは!?」

ルティが隠し通路を指す。

ラックが待てなかったのか1人?で進んでいった。

「好奇心旺盛だな…全く。

 でヴァイスよ覚悟決めようか」

「ですね。

 シルドさん達暴威の盾メンバーは

 洞窟に向かって下さい。

 僕達はラックの後を追いかけます。

 ラックと合流次第僕達も洞窟へと進みますので

 よろしくお願いします!」

ヴァイス、ルティ、ガデル、リファイ達は

隠し通路へと入って行った。

ヴァイス達が入り終えると本棚が閉まり

通路が閉ざされた。

シルド達はヴァイスの言葉通りに砦から出て

洞窟へと向かっていった。

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cont_access.php?citi_cont_id=565217839&s お読みいただきありがとうございます。 評価や感想、ブックマーク等して 頂ければ励みになりますので よろしくお願いします。
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