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マンションの窓
僕は書きかけの原稿用紙に万年筆をいったん置くと、ボーっと頭を休めた。ああ、手詰まりだ。アイデアが出てこない。
ちょっと気分転換しよう、いい考えが出るかもしれない。窓を開けて、外の新鮮な空気でも吸うか?そう考えて、茶色のアームチェアから身を起こすと、近くの小窓に身を寄せる。ぶ厚い綿生地の緑色のカーテン。サッと引く。
窓の外。
ひとりの男のような黒い人影が映った。こちらに、片手を振っている。
驚いて、慌ててカーテンを締めてしまった。そして思った。確か、ここ、地上6階だったよな。
それからである。夜になると、窓のカーテンを開けられなくなったのは.....................。




