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かつて英雄が守った世界  作者: ヤメイ
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傲慢な少年



むかし、むかし世界には、いくつもの大地と様々な国があったとゆう

そこには、動物や人などが平和に暮らしてた

あるとき、魔族と呼ばれる化け物を率いた人形の魔族、魔人が現れ世界を破壊しつくし殆んどの国は海に沈んだ

そこに英雄が現れ世界を救うため、命と引き換えにする魔法を使って魔人を封印した

こうして世界に平和が訪れたが、魔人によって住処を壊された、黒龍が怒り狂い今も何処かで暴れているとゆう





そんな話を母から聞き俺はこの国エーデルワイスの他にも人が住んでいるのか、と聞くと「ここだけよ」とこたえる

他の陸地には恐ろしい怪物が蔓延っていて、人が暮らせる場所ではないそうだ


幼い頃から悪さをすると決まってこの話を聞かされた

そして最後は「悪さをすると黒龍がきちゃうよ」といいお尻を叩かれた


それにしたってこれはやり過ぎだろう、お尻がリンゴのようになっている



エーデルワイス王国、東の小さな村、カラキで産まれ

今年で10歳になる俺は今、人生最大の難問に向き合っている

何をかくそう明日は母さんの誕生日である

妹のレイナとプレゼントに何を渡そうか相談しているのだが

いかんせん妹は5才どんな物がいいか聞くと元気一杯に


「わかんにゃい、レインにぃは何がいいと思う―?」


まるいクリクリした目をこちらに向けてこう言われるのだ

そもそも最初はレイナがプレゼントを渡そうと言ってきたのにこれである


母さんが何かをほしいと言ったのを聞いた事がない

母さんに直接聞くのが早いが思春期の男子が母親に何かを贈るというのは非常にハードルが高い

それに、母さんの事だからそんな事を言えばからかってくるだろう


考えただけでゾっとする


しかたない、2人で考えていてもらちがあかない

覚悟を決めよう


「よし、決めた!メアリに聞きに行こう!」













レイナの手をひきカラキ村で1番大きな建物に向かう


庭に入ると赤毛の少女がこちらに手を振る



「あら、レインじゃない、珍しいしいわねここにくるなんて」


庭で騎士さながらに木剣を振るメアリに軽く手を振る


「それにレイナちゃんじゃない!!あ!そうだ!昨日ガラスの都市の親戚からとびっきり甘いお菓子をもらったの!一緒に食べましょ!!今日は我が家に泊まっていくでしょ!!お部屋を用意するわ!!」


俺を無視して勢いよくまくしたてる、尻尾がはえていたら千切れそうなくらいに振り回されているだろう


「やめろ、レイナが怯えてる」


ため息をつきレイナに抱き付こうとするメアリの手を掴む


レイナが俺に抱きつきブルブルと震えている


「なに?まだいたの?」


ゴミでも見るような目をやめろ


俺たち兄妹はこの村長の娘メアリが苦手である

俺より1つ年齢が上とゆうだけで威張り、騎士を目指しているからか力がつよい、それにレイナ見つければご覧の通りである、少し前にはレイナを連れていき誘拐未遂事件まであった

このとき発見したレイナはお菓子をどれほど食べたのか

お腹が風船のように膨らみ立つ事すらできない状態だった





「落ち着け、今日は聞きたい事があってきたんだ」


「なによ?」


「お前なら誕生日に貰うとしたらどんな物がいい?」


「レイナちゃん」


「しね」


コイツ即答しやがったレイナスキーにも程がある


「レイナもらわれるのー?」


泣きそうな顔をするなレイナはだれにもやらん、絶対だ


俺は優しくレイナの頭をなでる


「レイナ以外だ」


「えー、あんたのくすんだ金髪とちがってレイナちゃんはキレイな金髪だし目はまん丸でお人形さんみたいだしほっぺたはモチモチのスベスベなのにくれないの?」



帰ろうかな?




「まぁいいわ!真面目なほう?それともふざけたほう?」


これ以上ふざけた解答があるというのか


「もちろん真面目なほうだ」


努めて冷淡に言う


どうしたのだろう急にモジモジして

はっきり言って気持ち悪い


「お花・・・とかかな?」


「花かー、なるほど!ありがとな!!」


たしかすぐそこの森を東にずっといった所にキレイな花が咲いてると聞いた事がある


「よし!俺は森に花を探しに行くからレイナは家で待っててくれ!」


「レイナもいくー」


少ししゃがみ目線をあわせる


「ダメだ、森には狼が出るかもしれないしな」


「レインにぃもあぶないよー」



「大丈夫よ、レインは弓の腕と逃げ足だけが取り柄なんだから!」



「だけは余計だ」


弓を射つ俺を思いだしたのか納得してくれたようだ


「ま、森に行くのは明日にして今日はどの辺に咲いてるか知ってる人を探すよ」



「あたし知ってるわよ」


「マジで?」


「マジで」



レイナは暇になったのか地面に指で何かをかいている


「ほら、あそこ、あのときの・・・」


森でメアリと迷子になった時の事を思い出す


「あー、あのときは・・・」


可愛かったのにな、と言いかけてやめる

これを言えば手に持っている木剣で襲われる未来が見えたから



「わるかったな」


「え?あ、いや・・・そ、それより明日はちょっと早いんじゃない?」


「そうか?」


明日が母さんの誕生日なのだから明日採りに行くのわ当然ではないだろうか?


「レインにぃゆうがたー」


レイナが俺のズボンをひっぱる


「そろそろ帰るよ」


「う、うん」



森で迷子になったあの日から夕方には帰らないと

母さんが心配するのである



そういえば、来週はメアリの誕生日だったな

何かあげないとアイツ怒るからな

しかし何にしようか木剣かな?

まぁいい今度かんがえよう










「おーかーえーりっ!!」


ボフンと母さんに抱きつかれる


「ちょ!母さん!ぐるじぃ・・・」


なんて腕力してやがる息ができない


「心配したんだからー」


ふと俺の前立っていたはずのレイナが消えたいや、消えたのではない、2つのまるい凶器に埋もれているのだ


「ちょ!母さん!!レイナが!」


解放されたレイナが目を回している


「だ、誰がこんな事を・・・」



このやろう、実の娘をころすきか。


「レインにぃお父さんがみえうー」


「レイナ!気をしっかりもて!そっちにいっちゃだめだ!!」


「レイナちゃん!お父さんは死んだのよー!!」


母さんがレイナの肩を掴み激しく揺さぶる


「なにしてんの!?母さん!」


レイナから母さんを引き剥がす


「そう、お父さんは・・お父さんはー!!」


母さんがうわーんなどと言って泣き出す



もう、本当に・・・つかれた



このあと、たっぷり3時間目を覚ましたレイナと母さんをなぐさめた。


「それでーあなたたちメアリちゃんの所にいってたんでしょー」


「きょうもこわかったー」


「メアリはいつもの調子だったよ」


しまった、はぐらかすべきだった。母さんの目がすわってる


「そう、よかった。でも我が家のアイドルに手をだすなんて、お仕置きが必要のようね。」


フフフと笑う母さんをなだめる

今日はもう、つかれた、明日にそなえてもう寝よう


本当につかれた。


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