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ドラゴンリング  作者: 半纏ボク
第六章 ドラゴン
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ポートブリッジ統合軍海上部隊事務局

 セリア・ケイ少佐は、アルテア・アルテミス少尉に守られながら、基地への帰りに道に就いていた。途中、サイレンを鳴らした救急車が走るのを見ることができた。警察本部が解放されるとともに、暴徒によって破壊された商店には、警備の警察官がはりつき略奪から守られるようになっていた。するとトゥーロン市内の現状復帰に向けた動きは加速化し、サイレンを鳴らした消防車や救急車といった緊急車両が安全になった路上に走り始めるようになっていたのである。

 ケイ少佐が海上部隊事務局に無事にたどりつくと、今度こそ早く帰ろうと思っている彼女の元へ、息を切らしながらタチアナ・ベルテンス准尉が駆けてきた。彼女は無造作に引きずったマイクロフォンのコードをひきずったまま、ケイ少佐にメモを手渡した。

「ケイ少佐、大至急、防空戦闘指揮室〈DCC〉まで来てください。緊急事態です。数えきれない数のドラゴンが接近中です。DRINCSの責任者として、防空戦闘指揮室で待機するように命令が出ています」

 ケイ少佐は、やっと警察本部から出られたばかりなのに、再びトラブルに巻き込まれてしまった。


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