第6話 圧倒
■ 第6話「圧倒」
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アジト。
凛「あ……光くん言うの忘れてたんだけどさ……」
凛がつぶやく。
凛「君のバランスって力だけに必殺技を超えた必殺技があるんだけど身体の負担大きいし、アルケミスシステム自体が壊れるかもしれないから使わないでね」
光「え…そんなの知らなかった」
葵「そりゃそうでしょ、使い始めたばっかなんだから」
葵からツッコミが入る。
凛「あと君から使えるバランス、オンスロート、ガーディアンの他にメテオロジー、クロノアクセルって力もある」
光「へーそれはどんな能力が使えるんですか?」
凛「メテオロジーは風、クロノアクセルはときを操って超加速ができる、クロノアクセルは君のアルケミスシステム最強の力だよ」
光「最強……」
光はこれから怪人と戦っていくにあたりさらに強くなりたいと思ったのだった。そして葵が言う。
葵「親睦を深めるために明日ご飯でも行かなーい?もちろん凛さんのおごりで!」
光「おごり!?」
光と葵が目をキラキラさせ凛を見つめる。凛は気づいた、これは断れないと。
凛「……わかりました……」
葵「じゃあ明日アルゼリアで!」
この日はそのまま解散した。そして次の日……
光「葵ちゃんめっちゃ食うね……」
葵はハンバーグにスパゲッティ、パフェにアイス大量に食べていた。
凛「葵がたくさん食うから毎月の食費が……」
光「ふと思ったんですけど、凛さんって普段なんの仕事してるんですか?」
葵「え?ニート」
凛「違います」
凛は危うく葵のせいで光にニートだと思われるところだった。
凛「俺は普段は投資で稼いでるよ」
光「すげぇーなー」
葵「そう言う光さんは何してんのー?」
光「俺は行きつけのコンビニでバイトしてたけど、この前コンビニがぶっ壊れちゃって……」
凛&葵「………」
親睦を深めるはずが気まずい雰囲気が走る。実はニートは光の方だったのだ。
葵「まぁ……またいいバイト先見つかるよ……」
葵「あはは……」
光は微妙な表情を浮かべる。まさか仕事をしている凛ではなく女子高生の葵に慰められるとは思っていなかった。
3人は食事を終えアルゼリアから出た。このまま平和に解散するはずだった……
「きゃぁぁぁぁぁ!!怪物!!!」
3人「!」
3人は悲鳴が聞こえた方向に走り出す。
凛「まじか…」
そこには10体ほどの怪人がおり、3人を見つけた瞬間ほかの人間を無視し3人に向かってきた。
怪人「貴様らにやられた仲間のかたきを討つ」
光「かたき……」
凛「2人とも戦うぞ」
葵「オッケー」
3人「発動」
《バランス》
3人がバランスに姿を変えた。
光「はぁぁぁ!」
怪人「はぁぁぁぁ!」
光と怪人が激しく殴り合う。
光「ぐぅ……このままじゃ……なら!」
《ガーディアン》
怪人「なにっ!」
光は防御を固め怪人の攻撃を耐えきる。そして合図する。
光「凛さん!」
その時すでに凛は空中にいた。
《ゼロスラスト》
凛「はぁぁぁぁ!!」
怪人「ぐぁぁぁぁ!」
1体の怪人が消滅した。その時葵は……
怪人1「うぉぉぉ!!がはっ!」
怪人2「がはっ!ぐおっ!」
怪人3「なんだ…がはっ!」
3体の怪人を同時に相手取り圧倒していた。光は驚愕する。
光「まじかよ……」
葵「終わりだよ……」
葵の足にエネルギーが溜まる。
《ブラストインパクト》
葵「はぁぁぁぁ!」
葵の蹴りが3体に直撃し、3体の怪人は消滅した。その時凛はもう一体撃破していた。
光「俺も負けてられるか……」
《オンスロート》
光「はぁぁ!!」
怪人「がぁぁ!」
怪人の防御も意に返さずオンスロートのパワーで光は押し切る。その時凛と葵は……
葵「こっち来な!」
怪人達「逃げるでない!」
怪人達が葵を追いかけるが怪人達の後ろには凛がいた。
葵「凛さん!」
凛「あぁ!!」
怪人達「なにぃ!」
《ゼロスラスト》《ブラストインパクト》
怪人達「ぐぁぁぁぁ!!」
4体の怪人は凛、葵の必殺技に挟まれ消滅した。そして光と怪人の戦いにも終止符が打たれる。
光「これでおしまいだ!」
《レイジングブレイク》
光「はぁぁぁぁ!」
怪人「うぉぉぉぉぉぉ!」
光と怪人が激しく衝突する。
怪人「ぐぁぁぁぁ!!」
光が押し勝ち、怪人は消滅した。
光が聞く。
光「葵ちゃん……なんで君はそんなに強いんだ?」
葵「約束したから……」
光「え?」
葵がつぶやく。
葵「あの時みんなに、世界は私が守るって約束したの……だからずっと鍛えてきた……だから強くなれた…」
光「そっか……仲間を想う気持ちが君を強くしたんだね……」
葵「………」
言葉はなかったが光には葵が一瞬微笑んだように見えた。
第6話「圧倒」完




