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アルケミア  作者: ふなのり
終わりゆく世界
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14/15

第14話 背負う

■ 第14話「背負う」



---


 《クロノアクセル》


光「うぉぉぉぉ!!」


 超加速した光がヴァルゼインへ突撃する。


ヴァルゼイン「……」


光「はぁぁ!!」


 しかし。


ヴァルゼイン「俺には効かない……」


 ドォン!


光「ぐはっ!!」


 一撃で吹き飛ばされる。


光「そんな……この力でも……」


ヴァルゼイン「なぜあの時の力を使わない……いや使えないのか…?」


光「あの時……?何を言っているんだ!」


 ヴァルゼインは光を見つめる。


ヴァルゼイン(まさか……記憶を失っているのか…?)


 ヴァルゼインが光に近づく。


光 「ぐっ!」


 光は再び加速した。


光「絶対に倒す!」


光「はぁぁぁぁぁ!」


 光はヴァルゼインに超スピードでの猛攻をしかける。


ヴァルゼイン「はぁぁぁ!」


 しかしヴァルゼインはそのスピードを見切り、全ての攻撃をさばいた。


光「なんでだよ……!」


ヴァルゼイン「今のお前では俺に勝つことはできない」


 しかし光は諦めない。


光「それでも、引き下がるわけにはいかない!」


 光はエネルギーを溜める。


光「はぁぁぁぁ!!」


 《クロノブレイク》


 光がヴァルゼインめがけて必殺技を放った。


光「消えろ!!」


ヴァルゼイン「はぁ!」


 《オルドエンド》


 ヴァルゼインは必殺技を手加減して放ちクロノブレイクを相殺した。


光「くそっ!」


 ヴァルゼインが言う。


ヴァルゼイン「再び俺の元に戻れ、光」


光「……は?」


 光の思考が停止する。


凛「な、なにを……」


葵「どういうこと……」


光「何言ってんだお前は!」


 光は再び加速しヴァルゼインに襲いかかる。


ヴァルゼイン「言葉のとおりだ……」


 ヴァルゼインは攻撃を受け止めながら言う。


ヴァルゼイン「やはり記憶を失っているようだな…」


光「なにを…ぐはぁ!」


 《アウト》


 ヴァルゼインは光を無力化した。


ヴァルゼイン「ならば教えてやろう…光、貴様の真実を!」


凛「真実……?」


 ヴァルゼインがつづける。


ヴァルゼイン「貴様は8年以上前、湊と共に俺の理想を求める男だった………そして俺の息子だ……」


光「な、何を言ってるんだ……」


 光が激しく動揺する。


ヴァルゼイン「しかしお前と湊、そして他の戦士たちは8年前、俺がアルケミア機関を滅ぼした直後に裏切り、俺を襲った……」


凛「8年前……」


ヴァルゼイン「お前と湊は生き残ったが、他の戦士達は死んだ……そしてお前と湊は俺を追い詰めたが、倒しきれずに落下した……」


葵「うそ……」


 光が叫ぶ。


光「嘘だ…そんなわけない!」


ヴァルゼイン「これが真実だ!」


 光が震える。


光「そんな……」


 その時光のアルケミスシステムが黒く光る。


光「はぁ…はぁ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


 その時光は黒いひかりに覆われた。


 《ニグルド・アルケミス》


 黒いひかりから姿を現した時、光は黒色に染まっていた。 


ヴァルゼイン「その姿は……」


葵「なにっ!?」

 

凛「あんな力はアルケミスシステムにないはずだ!」


 ヴァルゼインが言う。


ヴァルゼイン「知らないのも当然だ……これは俺がアルケミスシステムに仕込んだ力だからな…」


 ニグルド・アルケミス、ヴァルゼインが盗んだアルケミスシステムにヴァルゼイン自身が仕込んだ破壊の力。


光「ヴァルゼイン……お前を……殺す……!」


凛「光くん……」


 この破壊の力により運命はさらに歪むことになる……


■ 第14話「背負う」完



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