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アルケミア  作者: ふなのり
終わりゆく世界
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12/15

第12話 完成

■ 第12話「完成」


 昼。街にはいつものように人々が行き交っていた。



---


葵「なんか最近平和だねー」


光「それ毎回言ってない?」


葵「だって本当に平和なんだもん!」


 ゼルヴァードが撃破されてから2週間、一度も怪人は姿を現さなかった。


凛「油断するな」


 凛が二人に言う。


凛「奴らは8年も身を潜めてたんだ、また身を潜めているだけかもしれない」


光「8年……」


凛「ああ」


光「8年前とか自分が何してたか覚えてない位前ですね……またそれくらい隠れられたら……」


葵「記憶力悪すぎでしょ」


 葵が言う。


凛「細かいことは忘れてもある程度は覚えてるでしょ……」


光「うーんそんなんですかね?」


 光達は雑談を続けていた。


 その時だった。


「助けてぇぇぇ!!」


凛「来たか!」


 三人は声のした方へ走り出す。そこには三体の怪人がいた。


怪人達「錬金術師達は消す」


光「錬金術師?なんのことだ……」 


 光がつぶやく。


凛「アルケミスシステムは錬金術で作られたものなんだ、俺達のは科学の力も使ってるけどね……」


光「錬金術…」


 光と凛の会話を無視するように怪人達は迫ってくる。


葵「来るよ!」


3人「発動!」


 《バランス》


 3人が姿を変化させた。

 

光「はぁぁ!!」


怪人「ぐはぁ!」


光「よし!」  

 

 光は最近自分が強くなってきていることを実感していた。


怪人「消えろ!」


 怪人がエネルギー弾を乱射する。


 「うわぁぁぁ!」


光「まさか…!」


 そう。逃げ遅れた人がいたのだ。はずれたエネルギー弾はビルに直撃しその瓦礫が人に向かい落ちていく。


光「はぁ!」

  

 《クロノアクセル》


 光はクロノアクセルになり加速し逃げくれた人の元へ向かう。 


 《ガーディアン》


光「はぁ!」


 光がバリアを展開し瓦礫から守られた。 


光「さぁにげて!」


 「あ、ありがとうございます!」


光「っ!」


 その時すでに怪人はすぐそこまで迫ってきていた。  


 《オンスロート》 

  

光「うぉぉぉぉぉ!!」


怪人「ぐへぇぇ!!」


 光はオンスロートになり怪人に向かい強烈なパンチを繰り出した。

   

光「一気に決める……!」


 《クロノアクセル》  


光「はぁ!」


怪人「ぐはっ!」  


 光はクロノアクセルの超スピードで怪人を翻弄する。   


光「はぁぁぁぁぁ……」  


 《クロノブレイク》


光「はぁぁ!!」  


怪人「ぐはっ……ゼルヴァードすまない……」


 怪人はそういい残し消滅した。  


光「ゼルヴァード……仇討ちに来たんだな……」


 光は怪人達の間にも人のような感情が存在しいることを知り複雑な気持ちになる。


葵「はぁぁ!」


怪人「ぐはぁ!」  


 葵が蹴飛ばした怪人がもう1人の怪人にぶつかる。 


怪人「なにぃ!ぐわっ!」  

 

葵「凛さん今!」


 《ゼロスラスト》


凛「はぁぁ!!」


怪人達「ぐはぁぁぁぁ!!」 


 怪人は消滅した。しかしこの2人は気づいていなかった。自分たちのすぐそこまで悪夢が近づいていることを……







 少し前、ヴァルゼインのアジトにて。

 

ヴァルゼイン「完成した…」


 ヴァルゼインのアルケミスシステムが完成してしまっていた……


■ 第12話「完成」完


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