夢とその続き
夢を見た。
それは、私が初めて罪を犯した日のことだ。
真島の坊ちゃんに唆されて、私は覆面をして他の生徒と体育倉庫にいた。
『おじさん、溜まってるっしょ?』
坊ちゃんにそう言われた。
いや、見抜かれた。
『見てよ、この写真。』
真島の当主と妻がホテルに入る写真。
妻は仕事と言い、あまり家に帰らなくなっていた。
『おじさんもさ、遊んじゃいなよ。未成年とかいいんじゃない?だからさ。』
魔が刺したのだ。
自分の娘のクラスメイトに、生徒に混じって、乱暴を働くなんて、、、
初犯は真島の坊ちゃんの手引きで犯人は分からずじまいだったからよかった。
ただ私は愚かだった。
それを気に娘ほど離れた女子学生に欲情し
理性を壊した。
娘ほど離れた女子学生を夜道で襲い自分の欲望を叩きつけた。
そんなことしていても捕まるだけなのに。
程なくして捕まった。
しかも、夜道で見えなかったからか娘の美咲に乱暴を働いた。
襲った日、珍しく妻が私をベッドに誘った。
程なくして
妻が私の罪を暴いた。
『あんたっ!なんてことを!!この人でなし!クズ!クズよぉぉぉ!!!』
美咲は私が襲ったことを知らない。
覆面をしていたから。
妻は私の罪をもみ消した。
しかし、どこでその事実が漏れたのか警察内では私の噂が広まり、余儀なく退職せざるを得なかった。
私は程なくして妻とは離婚した。
ただどういうわけか、真島の当主に口をきいてくれ、用務員の仕事にありついた。
美咲のそばに置いてはくれたものの、
接触したら罪を暴くという抑止力を行使はされた。
妻がお隣さんと一緒に私を襲うのも、
美咲に接触した罰か。
『お父さん。』
美咲の笑顔。
幼い頃の美咲。
『お父さん、小学校入ったら友達たくさんつくるんだ!』
ランドセルを背負った美咲。
『お父さん、またね、、、』
離婚の時に玄関で寂しそうに私を見送る美咲。
『お父さん、学校でお仕事始めたんだね!たまにお弁当作るね!』
用務員になっても、気にかけてくれた美咲。
『お父さん、なんで私に乱暴したの?』
目の前には産まれたままの姿の美咲・・・・
視界が開けた。
白い天井に、閉め切られた薄暗い部屋。
寝台の灯りだけが私と美咲の肢体を照らしていた。




