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再びの惨劇へ

美咲に促されるまま、校門から学校に入る。

監視カメラがばっちりあるのに、警報がならない。


美咲は沈黙のまま私を校舎裏の私の職場である、用務員室に向かう。


私は生唾を飲み込む。


忌々しい死の匂いがする桜の木もまだ健在だ。

私を見下すように隆々と立っている。


『美咲、どこに行くんだ?』


美咲は桜の木の真下へ行く。



『お、おとう、さん。やるべき、ことがないかな。』


美咲は振り向く事なく、声を震わせながらぽつりぽつりと話す。


私は思わず握り拳を作る。



『なんのことだ?』


私は動揺を見せないように語尾をはっきりさせながら、美咲に返事する。




『ここ・・・まだ、跡が残っている、、ね。』



美咲が指を指す先には、木の表皮が剥がれていてちょうど紐がかかっていたように筒のようになっている。



『わ、たしのが、っこう。やだな、あんなこと。』


美咲はしゃがんで何かを拾う仕草をした後、

首飾りをかけるような仕草をする。


美咲は一歩一歩桜の木に近づく。


桜の木はちょうど真後ろが斜面になっている。


美咲は斜面を上りはじめる。


『みさ、、き?』


斜面から、その表皮が剥がれた部分、つまり

鹿島ケイが首を吊ったところまでは簡単にたどり着くことができる。



月明かりが美咲を照らす。

何か美咲の首元から反射する。




『ワイヤー・・・・。』


ワイヤーだ。

そのワイヤーの先は、ちょうど木の枝に、鹿島ケイが首を吊った枝に繋がっていた。

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