私は調べずにはいられない。
朝4時。
起きるにはかなり早い。
日雇いの仕事も5時くらいから並べばなんとかなる。
しかし、寝付きが良くなかった。
『鹿島ケイ。』
逃れられないのだろうか。
たしかに吊るしたのは真島の坊ちゃん。
だが、踏み台を蹴飛ばしたのは鹿島本人。
そのまま供述した。
それがつい半年前のこと。
なんで今更、鹿島の死体が出てきたのかわからない。古井戸にはなかった。
だったらどこに??
今更なぜ。
その当時の捜査線上に私が出てくるのは至極真っ当な流れであった。
鹿島の発見。それとほぼ同時に起きた鹿島ケイ本人名義の島での大量殺人。
いつもより早く寮を出て、コンビニで新聞を買った。
『載っている・・・・。』
鹿島の白骨死体が学校で木に吊るされた状態で見つかったようだ。
それと同時に起きた伊豆沖での大量殺人。
現場の状況からして、単独犯ではなくなんらかの
殺し合いが起きたのではないかというのが警察の見立てのようだ。
いた人物の共通点は鹿島ケイのクラスメイトという事だ。
同窓会か何かだったのではないかという。
遺族の家族の供述は揃っている。
『ケイちゃんの島に行ってくる。』
そう言いのこして島に出かけたとのことだった。
謎が多い。
誰が仕掛けた?
鹿島ケイはすでに死んでいる。
どうしたものだろうか。
気になる。
しかし、やっと生活が軌道に乗ったというのに。
ただ私は気になってしまった。
誰が仕掛けたのか。
なぜ今になって鹿島ケイの白骨死体が出てきたのか。
『・・・・・。なんだか気持ち悪いな。』
このまま臭いものに蓋をする気にはなれなかった。
持ってきた銀行通帳の残高を眺める。
『うん。しばらくはなんとかなるだろう。』
私はこの不可解な事件を自分なりに調べてみることにした。




