狂いゆくいじめっ子
成島花梨の場合。
『ああー!痛いいいいいいいい!』
『ぐはっ、ぐは!溺れ、おぼれ、、、』
何人目だろうか。
私、成島花梨は確か、クラスメイトと体を重ねていたはず。
なのに、酔いが覚めた瞬間。
寝ていた男の腹に包丁をつきたてて、
跨がっていた男をコテージの風呂に沈めている。
『はははははははははは!!!死ね、死ね、
みんな死んじゃえええっ!!!』
風呂に顔を押し付けた男は死んだ。
かつてのクラスメイトだ。
きっかけはなんだろう。
全裸のまま部屋を彷徨く。
『ああ、これかあ。』
携帯に届いた天国からのメール。いや、地獄か?
『やっほー、お友達。缶ビールは崖上の倉庫に5人分くらいはあるみたいだよ。それ以外はないから仲良く分け合ってね。』
送信元は鹿島だ。
なんでこいつからメッセージが届くのだろうか。
いや、今はそんなこといい。
あの缶ビールは残り限られているのだろう。
だったら他のクラスメイトを殺してでも奪うしかない。
『ああああ!!!』
突き刺した包丁を抜く。
赤い液体がごぽごぽと流れ出る。
『ああ痛そう。』
包丁を片手にコテージを出る。
服なんて着る暇すらもったいない。
『早くしないとなくなっちゃうもんねえ?』
産まれたままの姿で私は島内の無駄に整備された道を駆け抜けていった。
ナルトの場合。
洞穴から出る。
散々と照らす太陽の下をふらつきながら歩く。
あたりはジャングルのように鬱蒼としているが、
道だけは整備されている。
『ああ、、女でも男でもなんでもいい!食いたい食いたい食いたい食いたい食いたい食いたい食いたい食いたい食いたい食いたい食いたい!!!』
神宮寺と交わった後より、ナルちゃんに洞穴で飲まされたビールが効いているのかもわからない。
性欲と食欲、そして殺したいという衝動が次々と頭の中を駆け巡る。
『あー。』
ふらふらと彷徨いているクラスメイトがいる。
今はーー
殺人衝動が優位だ。
『んー??』
近くに手頃なサイズの岩がある。
『あー、重いなあ。』
持ち上げて思い切り走り、振り上げる。
ゴキっ!!
クラスメイトの頭はスイカ割りのスイカのようにパッカリ割れた。
『わあ、きれいな赤だなあ・・・・。』
もっともっと見ないとなあ。
『ふふ・・・・ふふふふ。』
僕は岩を持ちながらふらふらと道なりに進んで行った。




