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告白

『それでー?あなたは何を見たんですか?』


薄暗い取り調べ室に何時間も拘束されました。


『言えません。』


『しかしですね、それだとあなたに嫌疑がかかってしまいますから。』


真島の坊ちゃんは実に巧妙でした。

証拠は一切残さない。

いや、あのロープだって。


いや、あれは私が処分した。

だから証拠品として出てこない。


真島の坊ちゃんには恩がある。

だから、この取り調べさえ乗り切れば真島の坊ちゃんの罪は永遠に葬りされるのだ。



『はあ。仕方ないですね。では、こうしましょう。あなたには、今年進学するお子さんがいる。それもあの高校から。有名な〇〇大学へ。

あなたが容疑者になれば名前も出てしまいます。それだと何かと不便じゃないですかね?』



『け、警察が脅すのかっ!!』


『事実です。だってそうでしょう。死体遺棄の現場からあなたの指紋が検出されたんですから。』


『・・・・。』 


そう。

真島の坊ちゃんはやはり、あの鹿島という少年を殺害し古井戸に捨てたのだ。


その古井戸からは私の指紋だけが検出された。

だから、今この薄暗い取り調べ室にいる。



『あなたはたびたびこの少年と接触していたようですね。』


『だったらなんだ!昼休みに彼から用務員室の隣に来たのだ!!』


『あなたは過去、性犯罪で捕まっている。その時は少年に対しての性暴力でしたかな??』


『・・・・。』


『辻褄があってしまうんですよ。自分に靡かない少年を誤って殺して、古井戸に投げ込んだ。動機はそれで充分でしょう。』


『狂ってる。』



『そうでないなら何か知ってることをお話しください。あなたもお子さんのことを考えるならね。』


・・・・。



どうしたものだろうか。


真島の坊ちゃんやそのお友達が手を下したのは知っている。しかし、証拠がない。



『知ってることを教えていただけないでしょうか。あなたが知ってることを。』



教えたら私はもう、あの学校で働けなくなる。

しかし。


我が子の進学を天秤にかけるならば。。



『わかりました・・・・。』



私が見たことを伝えることにした。

恐ろしい惨劇を。

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