ボクと私
『真島くん。』
『なんだい?ナルちゃん?』
私は真島くんを放課後呼んでいた。
『最近、いじめられてるんだけども、なんでか知ってる?』
『・・・・・。』
真島は訝しむように見てくる。
少し天井を見上げたと思うとこちらを見てくる。
『心配なのか?不安なのか?』
『そりゃ、そうだよ。真島くん。』
『まあ、そのくらい思ってるってことかい。』
『だったらなんだと言うの。』
『いやいや、別に。』
『欲しいんじゃないのか?』
『・・・・。』
『ふん、やはりそういうことか。』
あれ?なんで、真島がいる?
ボクは、なんでこいつと?
『真島くん、順調かな?鹿島を孤立させる件。』
真島は訝しむように見てくる。
『ああ、順調だが有島さんを巻きこむにはどうしたらいいかちょっと考えあぐねてる。有島さんは、清純派だからな。』
『だったら、焚き付けなよ、鹿島を。』
『俺に手を汚せと?』
『うん。だからさ・・・・』
『ふーん、あいつを?またなんで。』
『アンタも強欲だな。そうまでして手に入れたいかよ。』
『・・・・。』
真島に金を握らせる。
かなりの大金だ。教師になってから貯金の一部だ。
真島はニタニタ笑う。
『まあ、金はもらったしな。後押しすりゃいいのか?』
『・・・・。』
『本当に鬼だな。』
『なんとでも言いなよ。』
『まあ、鹿島に執着するナルちゃんも悪くねえよ。』
ニタニタしながら、真島は部屋を出ていった。
ああ、不安だ。
どうして何があっていじめが始まったのだろうか。
私は戦わねばならない。
机の手鏡を見る。
うつっているのは、ナルちゃんだ。
なんでだろう??




